無免許運転の車をヒッチハイクしてアウトドアブランドが激安のあの街へ！

27~29/DEC/2015 in Punta Arenas

楽しくて賑やかだったセサルおじさんと別れ、またしても何もない荒野にぽつんと降ろされます。

降ろされたところをよく見ると、すぐそこにニャンドゥがいました！

”でた！！ニャンドゥ！！”

何もない荒野に降ろされた不安をよそに、はしゃぎまくる私たち。笑

ニャンドゥはパタゴニアに生息するちっちゃいダチョウみたいな鳥です。

 

間近でニャンドゥを見て満足した後に再びヒッチハイクを始めると、すぐに一台の車が止まってくれました！

チリ人の親子の車で、今からプンタアレナスに行くところだそう。

降りてすぐにヒッチハイクで次の目的地へ行く車が見つかるなんて奇跡！！

車通りが少ないから心配してたのに。

バスより乗り継ぎがスムーズです！笑

 

乗せてくれた親子は、お父さんのボリスと、息子さんのルーカスとガスパール。
ルーカスは大学生、ガスパールは高校生です。

お父さんのボリスはプンタアレナスでホテルを経営しています。
昔は受付や案内をしていたそうで英語が上手でした。
 

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長男のルーカスはブエノスアイレスの大学に通っていて、帰省するところ。

ルーカスとだいごろは音楽の趣味がぴったりで、ルーカスが車でかけていたドイツやアルゼンチンのアンビエントミュージックで盛り上がる二人なのでした。

よく見たら二人ともひげ面なのも同じです。笑

 

乗せてもらってからしばらく走ったところで突然ボリスが車を止めました。

どうしたの？と聞いてみると、この後はルーカスとガスパールに運転を任せるみたい。

でも実は２人とも無免許。笑

「２人とも上手でしょ？ここは人が少ないからわざわざ警察が捕まえにくることなんてないしね。」とお父さんのボリス。

確かに、二人とも免許持ってるだいごろよりもよっぽど上手でした。笑
 

 

だいごろとルーカスが音楽の話で盛り上がっていると、あっという間にプンタアレナスに到着。

街で一番安い宿で降ろしてくれました。

お父さんはホテルのオーナーだけあって、プンタアレナスの宿事情は熟知しているようです。さすが！

別れ際に「すぐそこに見えているホテルにいるから、困った事があったらいつでもおいで。」と言ってくれました。

３人ともどうもありがとう！
 

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プンタアレナスはマゼラン海峡にある港町。

この街にはヒッチハイクの休憩も兼ねて数日間滞在する予定です。

宿にチェックインして荷物をおいたら、食材の買い出しがてら街をぶらぶらしてみました。
 

歩いていてまず目に入ったのが津波の看板。

チリは日本と同じで津波の被害に何度も合っている国です。

この後に訪れた海沿いの街にも必ずこの看板がありました。

 

プンタアレナスの街は綺麗に整備されているし、車通りも激しくないのですごく歩きやすい。

気持ちいい並木通りを歩いていると、芝生の上に集まって何かをしている人たちがいました。

気になったので近づいてみると、なんと囲碁！

奥のサングラスをかけた人が先生をしている青空囲碁教室です。

「日本人だよね？囲碁できる？」と聞かれたけど、残念ながら二人ともできない。。。

日本人なんだけどなぁ…。

ルールぐらいは勉強しておけばよかった…。
 

サングラスの先生はチリ囲碁協会のお偉いさんで、今はプンタアレナスで囲碁を広めようと頑張っているそうです。

 

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その後、街に有名な墓地があるそうなので行ってみました。

さっきのヒッチハイクで乗せてもらった親子が教えてくれた場所です。

大きな墓地に入ってみると、中には変な形の木がもこもこ生えていました！

もこもこ！

そして変わった形をした大きなお墓！

お金持ちのお墓だそうだけど、墓地とは思えないすごく不思議な空間でした。
 

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そして貧乏バックパッカーにとってこの街の最大の魅力がここ！

免税店が集まったソナフランカ！

ここで、この先のパタゴニア旅に向けて防寒具や雨具を買います！

 

ここではパタゴニアやノースフェイスなど、世界の名だたるアウトドアブランド用品が格安で売られています。
（パタゴニアのダウンジャケットが２万円弱で日本のほぼ半額でした！！）

その他にもガスバーナーやテントなどのアウトドア用品が、他の国の半額以下で手に入るという夢のような場所。

 

そんな中、私たちはブランド品の誘惑を断ち切り、1000円で上下セットのだいごろインナーと100円のだいごろ手袋、70円のきっこ手袋、600円のだいごろ防寒靴下、2000円のレインパンツ二着を購入。

ブランド品を一つも買う事なくすっかり満足してしまいました。

我ながらなんて安上がりなカップル。笑
 

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買い物をしているとお腹が減ったので、ソナフランカの中でお昼ごはんにSushiを食べました。

巻き寿司の中身は、チーズ、鳥肉、アボカド、ヤングコーン、とサーモンがちょこっと。

それをビネガーが入ったマイルドな醤油に付けて食べます。

これはこれで好きだけど、日本の寿司とは全く別物。

しかもこの量で2500ペソ（500円ぐらい）もしました…。

チリの物価は日本並みかそれ以上でかなりキツい事が分かったので、これからは全部自炊してチリ滞在を乗り切ろう！
 

 

そんな感じで無事にチリ最初の街プンタアレナスに到着した私たち。

明日はパタゴニアのペンギンを見に行くぞ！！

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