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27/DEC/2014 from Rio Grande to Punta Arenas

リオグランデのガソリンスタンドで目覚めた朝。

今日も寒い。

きっこは寒すぎてほとんで眠れなかったみたい。
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ここからのヒッチハイクは今いるアルゼンチンからチリへと国境を越えるルート。

僕たちを乗せたらイミグレでの出入国で余分に時間がかかるので、乗せてくれる人が少なそう。

うまくヒッチハイクできるか心配です。
 


寝ていたガソリンスタンドは町の中心にあったので、国境まで行く車が多そうな街の外れまで歩きます。

すると、突然後ろからクラクションが。

ん?なんだろう?

振り返ってみると車が止まってる。

よくみると乗っていけというジェスチャー。

え??

近くまで行って話しかけてみると、「街も外れまで乗せていってあげるよ。」と言っています。

え?!なんで???

何もしてないのに止まってくれた!!

なんで乗せてほしいって分かったんだろう??

とにかく、街の外れの何もないところまで乗せていってくれるみたいなので車に乗り込みます。
 


乗せてくれたのはマルセロ。

街の外れの建設現場で働くおじさんです。

今から仕事場に行く所なので、そこの前で降ろしてくれるみたい。
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何で僕たちがヒッチハイクしてるって分かったのかが不思議で何度か聞いてみたけど、スペイン語力不足で結局分かりませんでした。

仕事で急いでいるのに乗せてくれたみたいでホントに助かりました。

ありがとう。
 


 

マルセロが連れて行ってくれたのは、街の中心から30分ぐらい走った所。

当たりを見渡してみても本当に何にもない。

車も全然走ってない。

でも、何とかしてここから北へ向かう車に乗せてもらわないとチリへは行けません。

今日も頑張ってヒッチハイク開始です!!
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今は昼間なので日差しがあってそんなに寒くないけど風がやっぱり強い。

日が暮れたらすごく寒くなりそう。

それに泊まる所もご飯を食べる所もトイレも風をよけられる場所もない。

ここで野宿は嫌だなぁ…。
 

 

でも待っても待っても車は一向にやってきません。

たまに来たと思ったら猛スピードで走り去っていく。

直線の道路だし場所が悪いのかなぁ…。

かといって移動するにしても、この暴風の中、何kmもザックを背負って歩くのは難しいし…。

食料はある程度買ってあるので、今日はここで野宿するのを覚悟して頑張ります。
 


 

それから待つ事3時間ぐらい…。

ようやく1台の車が止まってくれました!!!

あー助かった…。
 

乗せてくれたのはセサルおじさん。

ぱっと見は50歳ぐらいなのに実年齢は60歳。

40歳の彼女がいるそうです。

若い!!笑
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セサルおじさんは何度か離婚を経験していて、今の彼女と結婚したいんだって。

これまでヒッチハイクで乗せてくれた人たちもそうだったけど、アルゼンチンは離婚した事ある人がすごく多いなぁ。

セサルおじさんも「アルゼンチンでは普通だよ。」と言っていました。
 


そんな話をしているうちにアルゼンチンとチリの国境に到着。

「ここで降りて。」と言われたので、セサルおじさんの車からザックを降ろして出国手続きをします。

別れ際にセサルおじさんが「チャオ!」と言っていたのでここでお別れみたい。

アルゼンチンのイミグレは空いていたので3分ぐらいですんなりスタンプをもらえました。
 

 

さて、ここから再びヒッチハイク。

頑張ろう!!と思って、「Punta Arenas」と大きく書いた段ボールを掲げていると、後ろから声をかけられました。
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「おい。何してるんだ??」

後ろにいたのはセシルおじさん。

「出発するから早く車に乗れ。」

あれ??

ここでお別れだったんじゃあ…。

チャオって言ってたからここで降ろされたんだと思った。笑
 


その後しばらく走った所にはチリのイミグレ。

ここで降ろされるのかなと思ったけど、ここでもセサルおじさんは僕たちの入国手続きが終わるまで待っていてくれました。
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無事チリに入国した後に確認してみると、セサルおじさんは僕たちがブエノスアイレスから南下して来たときに通ったアルゼンチンのリオガシェゴスへ行くそうです。

僕たちが今目指しているのはチリのプンタアレナス。

アルゼンチンにある大西洋側の街とチリにある太平洋側の街。

途中に大きな分岐があるので、そこまで乗せていってくれるそうです。
 


セサルおじさんはアルゼンチンタンゴが大好き。

おじさんの車の上質なスピーカーからはずっとタンゴが流れています。

セサルおじさんはタンゴのピアノもできるし、歌も歌うし、ギターも弾けて多才。

きっこがビオラを弾くという話をすると凄く嬉しそうでした。
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しばらく走ると道が海の所で途切れました。

「今から海を渡るからしばらくここで船を待とう。」

そう言って、セサルおじさんはマテを淹れ始めました。
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僕たちが走って来た道はそのまま海の底へ向かって続いていました。

裸足で海に入ってみると氷水みたいにめちゃくちゃ冷たい。

今からこのクジラやイルカやペンギンがたくさん生息しているパタゴニアの海を、セシルおじさんの車に乗って渡ります。
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港でしばらく待っていると車やトラックの大行列が出来てきました。
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そして船が到着。

セサルおじさんの車で船に乗り込みます。
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船は30分ぐらいで対岸へ到着し、再び車は走り出します。
 

セサルおじさんに「君たちは何歳?」と聞かれたので答えると、セサルおじさんの子供達と同世代だったみたいで喜んでいました。

スピーカーから流れるアルゼンチンタンゴ。

セサルおじさんのチョイスした音楽はどれもびっくりするほど素晴らしい!

二人ともタンゴなんてこれまでちゃんと聞いた事がなかったんだけど、セサルおじさんとのドライブですっかりアルゼンチンタンゴの虜に。

”もうアルゼンチンを出てしまったけど、絶対タンゴを聞きに戻ろうね”と二人で約束しました。
 

セサルおじさんの車に響くハイレベルなアルゼンチンタンゴ。

僕たちがスペイン語で ”ヘニアル!! (genial!!、凄い!!)” と言うと、おじさんは凄く嬉しそう。

「日本語でgenialは何というんだ?」と聞かれたので、”ヘニアルの日本語は[すごい]だよ。”と教えてあげると、「すごい!!」を連発するセサルおじさん。

曲が終わる度に、素晴らしいソロが演奏される度に、車内では ”ヘニアル!”、”すごい!”、”ヘニアル!!” と大騒ぎ。笑

気付いたら、車はあっと言う間にリオガシェゴスとプンタアレナスの分岐点へ到着していました。

セサルおじさんとはここでお別れです。
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何もない荒野で野宿を覚悟していた僕たちを乗せてくれて、国境ではずっと僕たちを待ってくれて、最高のタンゴを聞かせてくれたセサルおじさん。

おじさんとタンゴに会うために、きっとまたアルゼンチンに帰ってくるよ。

ありがとう。


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