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28/AUG/2015 from Hami to Lanzhou

寝台バスで哈密の街にやってきて、乗り込んだのは蘭州行きの特急列車。
8時間の移動です。

中に入ってみると車内は綺麗で、快適な列車の旅を楽しめそう。
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通路を挟んで私たちの隣の席には、一歳ぐらいの子供が乗っていました。
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お母さんに抱っこされて微笑ましい光景…
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と、思って見ていたら、あることに気づいてしまいました。

この子…お尻のところにぱっくり穴があいたズボンを履いてる!お尻が丸見えだ。
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前もばっちり開いている。おちんちんも丸見え。(一応モザイクしました。笑)
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中国では股に穴の空いたズボンをはかせるって噂には聞いていたけど、実際に見てみるとこう思わずにはいられなかった。
 

なぜ!!!?
 

突然トイレに行きたくなったらどうするつもり?
この年の子供が「トイレに行きたい」って言えるとは到底思えない。

オムツを履いているべき年頃の一歳児が、敢えてぱっくり穴があいたズボンを履いているなんて…。
もはや恐怖でしかない。汗
 

 

気になって見ていると、ごはんをどんどん食べさせて、ミルクをどんどん飲ませていくお母さん。

そんなに食べさせたら出ちゃうんじゃあ…。

不安はどんどん募っていきます。。。
 

そして案の定…
ふと気付いたらお母さんが座席をティッシュで拭いていました。おしっこだ…。

おしっこで座席が濡れた。信じられない…
お母さんは悪びれる様子は全くない。

濡れたのはお母さんが座っていた隣の席。
そこには男性が座っていたけど、今はたまたま席を外していた。

しばらくすると隣の男性が帰ってきて、おしっこをしてしまったことに気づいた。

だけど、男性は何事もなかったかのように椅子に紙を敷いて座った。

か…寛大過ぎる!!

この男性、家族でもなんでもないのに。
 


 

そして数時間後。
男の子はまたしてもおしっこ。

今度は床にしてしまった。
びちゃびちゃびちゃーっと…

それを見た母親はどうするのかなと思っていたら、慣れた手つきで息子を抱え込み、全部出してしまいなさいと、わざと床に放尿させ始めました!

そして、びちゃびちゃになった床はそのまま放置。

いやいやいや、おかしいやろ。

おなかもいっぱいでおしっこもたくさん出して元気になった子供は、通路をうろうろ。
ぱっくり空いたお尻が時折近づいてくる。

や、やめてー!
こっちにお尻をむけないで!

心の中で叫びながら内心冷や汗ものです。
 


だいぶしばらくすると、モップを持った掃除の人がやってきました。

「ここ、おしっこだから拭いて」と、掃除の人に告げるお母さん。
掃除の人はおしっこをモップで拭き、そのままそのモップで廊下をびゃーっと拭いていった。

いやいやそれ、おしっこを広げてるだけやん!!
 

お値段の張る特急列車でもこんなことがまかり通るのか…。

衝撃の中国文化に空いた口がふさがらない私たち。

これで、もしうんちでもしようもんなら…

悲劇だ。。
 


 

私たちがとったチケットは1枚は座席番号指定あり、もう1枚は無座と呼ばれる番号なしのチケット。
旅程の半分を過ぎた頃から電車が混んできて座る席がなくなったので、私とだいごろは交代交代に座ることにしました。

隣の席では相も変わらずごはんとミルクを子供に与え続けるお母さん。

あんなに食べさせて大丈夫かなぁ…。
 

 

そして、電車に揺られること6時間。

ついに恐れていた事態が起こってしまいました。
 

その時、私は通路に立っていました。

男の子はそのすぐ横をうろうろしています。

そして…、

 

ぶりぶりぶり!!
 

男の子の下痢うんちが床にぶちまけられた!!!
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通路に立っていた私は…

間一髪で下痢攻撃をかわしました。

あ、、、、あっぶな!!

危うく男の子の下痢を足に浴びせられるところだった…。
 

ていうか信じられん!!

そりゃそうなるよーー!!

お尻丸出しやもん!!

でも、お母さんはそんな状況に全く動揺する様子もなく、さらなる衝撃の行動に出ました!
 

なんと、男の子を抱きかかえて、「全部出してしまいなさい。」と、うんちの続きをさせ始めたのです!!!
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(ちなみにこうやって母親が子供を抱いて排泄させる姿をこの後の中国旅行で何度も目にすることになります。)
 

なんで!!

信じられん!
 

おしっこの時は放置だったけど、さすがに今回はお母さんは持っていたティッシュで床を拭いた。

…臭い。

めっちゃ臭いよ。

すぐ前の席でお弁当を食べてる人もいるのに。

大迷惑。
 

この出来事にはだいごろも私も衝撃を受けました。

オムツはかせようよ!まじで!
こうなることぐらい分かるやん!

私たちは、ズボンに穴の空いた子供爆弾の恐怖を思い知ったのでした。
 


 

しばらくしてもモヤモヤして、釈然としない私とだいごろ。

なんで?!

そうか、ここはオムツの文化がない国なんだ!
もうそういう文化の国だと思って諦めよう!

二人でそう納得し、気持ちを入れ替えようとしたその時、

うんちを漏らしたことよりも衝撃的な出来事が起こった…。
 

男の子のうんちを拭き終わったお母さんは、何やらカバンの中をごそごそ。

そして中から出てきたのは…
 

紙オムツ。
 

も、も、も、持ってるんかい!!

ていうか違うやん!!それ出る前に使うやつやん!!

使うタイミング絶対間違ってるやん!!!怒
 

そしてお母さんは紙オムツをはかせた上から、やっぱりお尻にぱっくり穴があいたズボンをはかせました。
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まだ何とも言えない臭いが充満した車内。
うんちが終わってスッキリした子供は、新しいミルクをもらってご機嫌そのものです。。
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何でオムツを持ってるのに、うんちを漏らす前に履かせてないんだろう…。

何で?

気になりすぎて夜も眠れなくなりそうだったので、後で調べてみました。
 

調べによると、この穴の空いたズボンは最近は減ってきているみたいだけど、中国の地方都市ではまだまだ健在。

なぜ、このズボンが使われているかというと、「オムツをはかせなくて済むから。」
穴開きズボンだったらそのまま排泄させられるから、おむつ代の節約になる、布おむつの洗濯の手間が省ける。お母さんはとても助かる。

そして、子供はいたるところで排泄をする。それが当たり前。
道路の真ん中、病院の通路、公園のベンチ、バスの中。
そして、この電車でトイレすることも…当たり前なんだ。

つまりお母さんは紙おむつ代を節約するために電車内でわざと排泄させた。
掃除する人や周りの人のことは考えないのかな。。。

正直理解できない感覚です。
 

出発してから8時間。
時刻はもう夜の10時半。

中国の信じられない文化に放心状態の私たちは、抜け殻となって深夜の蘭州にたどり着いたのでした。
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つづく



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