ルクソールへ電車でGO!!のはずが。。。
09/AUG/2014 in Luxor
今日は長らくお世話になったカイロの街を出て南のルクソールへ向かう日。
夜行列車に乗って行く予定だったので、まるさんにもらった袋麺をありがたく頂いてからパッキングを開始する。
そしていざ出発!!
のはずが、宿のオーナーのイスラムから思いがけない一言が。
「今日は鉄道会社がストライキしたので電車は無くなりました。いつ再開するか分かりません。」
え?
それは困る。
もうカイロは十分満喫したし、これ以上ゆっくりしている余裕もない。
というか、これ以上ゆっくりしたら本当に沈没しそうだ。
何とかならないかとイスラムに聞いてみると、夜行バスならあるらしい。
所要時間は7時間ぐらい。
なんだ。
7時間なんてすぐだし、それならバスでも問題なさそう。
鉄道の旅を楽しみにはしていたのですが、今日ルクソールに向けて移動できるに超した事はないので早速バスターミナルへ。
ちなみにチケットはサファリホテルのスタッフに頼んで予約してもらいました。
電車ストライキのせいで需要が増えて値上がりしていたのと、宿の手数料をがっつり取られて高かった。。
ほんとは90ポンドのところ、140ポンド払いました。。
バスターミナルに着いて近くの売店でおやつを買って待っていると、インド人の女の子と欧米人の男性に出会いました。
聞くところによると彼女たちはルクソールとアスワンを往復するナイル川クルーズに行くそうで、同じバスでルクソールへ向かうとの事。
しかもチケットを見ると前後の座席だったので一緒に待つ事に。
しかし、予想通りバスは時間になっても到着せず。
結局、予定よりも1時間遅れてカイロを出発する事になりました。
バスはこれまで乗り馴れていた南米のバスに比べるとかなり狭いし、トイレもない。
しかもエジプト人たちはシートを倒さない文化らしく、座席にはリクライニング機能が付いているのに倒せないという不条理。
インド人の女の子は「何故シートを倒さないの?」「こんな垂直のシートじゃ寝られないわ」「全員寝るんだから、全員が同じように倒せば狭くはならないでしょ」と正論を並べ立てていたが誰にも理解されず、あえなく撤退していました。
という事で、何故か全員が背もたれを全く倒さないままで7時間のバス移動をする事となりました。
午前4時過ぎ。
バスは予定通り7時間でルクソールへ到着。
わずか7時間のバス移動でしたが、実はきっこに引き続き僕もお腹を壊して下痢下痢だったので、トイレ無しで背もたれを倒せない移動少しキツかった。
ブラジル、ベネズエラでの24時間越えのバスでもそうだったけど、長距離移動の時に限ってお腹を壊す不思議。。。
もう大分慣れて来たから10時間程度の移動なら普通に乗り切れるようになってきたけど、でもやっぱりお腹は時と場所を選んで壊したい物です(苦笑)
バスを降りるとまずは宿探し。
ルクソール鉄道駅から少し歩くと”Bob Marley Peace Hotel”の看板が見えた。
聞いた事のある名前だったのでそこへ向かいチェックイン。
ホテルまでは看板がそこらじゅうにあるので、それをたどって行けば人に聞かなくても大丈夫です。
というか、うかつに人に聞くと騙されて変なホテルに連れて行かれる可能性が高いです。
部屋はまあまあ綺麗。でもエアコン無しバスルーム別のダブルで60ポンド(約900円)とちょっと高め。
朝5時。
部屋に荷物を置いてラウンジへ降りると、ケンブリッジ大学在学中の中国人”ケニー”とフランス人の女の子”クレハ”がいて、一緒にカルナック神殿に行く事になりました。
全員朝食がまだだったので、宿の朝食を10ポンド払って食べる。食事は高いだけあって充実の内容でした。
そして、暑くなる前に4人でミニバスに乗ってカルナック神殿へ。
一人1ポンド(約15円)。
まだ朝8時なのにすでに暑い!!
ケニーとクレハはかなり予習して来たようで、カルナック神殿のマニアックな話で盛り上がる。
私たちは何も調べずに来たけど、ふむふむと聞いているだけで神殿の事が分かるので楽チンだった。
しかしカルナック神殿は想像していたより遥かにでかい!
神殿への入口にはびっくりするほど大きな門が。
とにかくでかい!!
入口の両脇には羊顔の彫像。
神殿内部には巨大な支柱と像が並びます。
また、支柱や壁の至る所にヒエログリフで当時の権力者の名前や物語が彫られています。
壁一面に彫られたイラストからは当時の生活が伺えます。
この大きな支柱。かつてはこの支柱の上を覆いつくす屋根があったそうです。
支柱の底面に描かれてヒエログリフには当時のカラーリングが残っていました。
このスカラベの彫刻の回りを反時計回りに7周回ると願いが叶うとか。
でもクレハのフランス語のガイドブックには時計回りに10周と書いてあったりして、人によって回る方向も回数も違うのがなんだか滑稽でした。
そして、マニアックなケニーとクレハに連れられて神殿を隅々まで見て回っていると、いつの間にかお昼前。
さすがに暑すぎてへばって来たので一旦宿に戻る事に。
昼食を食べて外が涼しくなったらルクソールの街をゆっくり歩いてみよう。
▶︎次回:ウザすぎて疲れるルクソールの街。
daigoro
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