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10/AUG/2014 in Luxor

カルナック神殿から帰って来て宿の近くの安食堂で食事を済ませ、外が涼しくなるのを待つ我々。

まだ半日しか歩いていないけど、ルクソールはなかなかにウザい街です。

住んでる人の大半が観光で収入を得ている上に、情勢が不安定なエジプトは観光客が減ってるから、たまに見かける観光客への集中攻撃がめちゃくちゃ強い。
 

例えば馬車。

観光客がわんさか来ていた時期はそれなりに儲かっていたと思いますが、今のルクソールには数える程しか観光客がいません。
なのに馬車の数は軽く100台を超えている。
なので、50m歩けば1台は馬車に出会う事になるのですが、この馬車の客引きが相当にしつこい。

こっちが無視しようが断ろうがお構い無し。
向こうは馬車なのでどこまでもどこまでも着いてきます。
正直ルクソールの街の観光は歩いても十分に回れるしミニバスもわんさか走っているので、馬車に乗る事自体が目的でない限り全く存在価値がありません。
しかし、彼らも生活がかかっていて必死なので、こっちの都合を気にせずに私たちに声を掛け続けます。
それが1台や2台ならどうということはないのですが、ルクソールの滞在中に朝も夜も関係なくひたすらからまれ続けたのでかなり疲れました。
しかもそこら中ウンコだらけで街全体が臭いし。。
 

その他にも、ナイル川に浮かんでいるファルーカと呼ばれる帆船。
これも同じくナイル川沿いを歩けばたちまち数人に搦まれて鬱陶しいことこの上ない状況になります。

例えばこんな調子。
「おい、ファルーカ乗らない?」
「ううん、乗らない。ありがとう。」
「なんで?」
「興味がないから。」
「なんで興味がないの?ファルーカから夕日を見たらすごく綺麗なのに。」
「でも、ここ(川岸)からゆっくり見たいから。ありがとう。」
「いいから、一回俺の船を見てみろよ。すぐそこだから。」
「いや、ここから夕日を見てるから大丈夫。」
「なんで来ないんだ?たった50ポンドだぜ。」
「いや、ほんとに興味がないから。ごめん、ほんとにもう着いてこないで。」
「おい、なんで俺のハートを傷つけるんだ?!」
「そんなつもりはないけど、2人でゆっくりしたいから。」
「俺は傷心だ。なんでなんだ。ちゃんと理由を説明しろ。」

と、まあこんな風に延々と話し続ける。

一人振り切れば、また新しい客引きが現れてもう一度同じことを繰り返す。
なかなか骨の折れる街です。笑

 

そんな感じで、ルクソールでは暑いしウザいしで歩くだけで疲労困憊。
それでも、ルクソールに来てから数日経った頃には客引きが何を言おうが車の騒音ぐらいにしか感じなくなっていたので、人間の環境適応能力はやっぱりすごいと思う。
 

日が暮れて涼しくなって来たので、宿から歩いて10分ぐらいのところにあるルクソール神殿へ。

しかし行ってみて知ったのですが、ルクソール神殿は入場料を払って入らなくても外から丸見え!
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カルナック神殿のスフィンクスの頭は羊だったけど、ルクソール神殿のはライオン。

ライトアップされた神殿は外から見ただけでもなかなかの迫力です。
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門前にあるオベリスクもよく見えます。
sP8110319

門をくぐると(くぐってないけど)その先には巨大な列柱がたくさん並んでいました。
sP8110337
という事で、入場料も高かったし外からだけ見て満足してしまったルクソール神殿。

次の日の昼にもちらっと見かけましたが、外から見るなら夜に見た方が綺麗なので夕暮れをナイル川で見てから行く事をオススメします◎
 

ちなみにウザい尽くしのルクソールでしたが、いくつか良い事もありました。

例えば、ルクソール神殿から少し細い路地に入った所にある売店のおじさんは、ぼったくるどころか適正価格よりも安く売ってくれたり、ルクソール神殿の絵はがきを無料でくれたりと、凄くいい人でした。
なので、滞在中は毎日そこの売店を利用する事にしていました。
 

それと、散歩している時にこのウザいルクソールを離れたくなくなるほど素晴らしい物を見つけました!

それは僕に取ってはエジプト滞在中の一番の発見なので次の記事で詳しく書こうと思います。

ああ、考えただけでもヨダレが。。。

 

▶︎次回:エジプトで一番美味しいマンゴージュース。



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