イグアスの滝で世界最大級の滝壺に呑まれる。
21〜22/MAR/2015 in Iguazu Falls
今日は懐かしい日本の空気を感じたイグアス移住地を後にして、シウダー・デル・エステというブラジル国境の街へと向かいます。
昨日ヒッチハイクは危ないと言われたので、今日はちゃんと(?)バスで向かいます。
バス停で待っていると10分ぐらいでバスが来ました。
シウダー・デル・エステはパラグアイとブラジルの国境の街。ここからブラジルを目指します。
小腹が空いたので、屋台でエンパナーダを買って食べました。
エンパナーダは南米のいろんな国で食べられていますが、ここで食べたのはいまいち。
やっぱりアルゼンチンが一番美味しかったな。
それからブラジル側の国境の街フォス・ド・イグアス行きのバスに乗ったけど、国境に架かっている橋が工事中で車線規制されてたから大渋滞。
仕方なくバスを降りて歩いて国境を渡ります。
パラグアイはブラジルよりも物価が安いので、ブラジルから国境を渡って買物に来ている人がたくさん。
国境へと続く道には店がずらりと並んでいます。
こんな大型の免税店もたくさんありました。
週末のショッピングでごった返す人をかき分けて歩きます。
世界最大のあの場所を目指してブラジルへ!
そして歩く事15分。
まずはパラグアイ側のイミグレに到着。
周りを歩いている人たちはみんな大量の買物袋をぶら下げています。
よく見てみると、買物袋の中身はほとんどがマテのお茶っ葉でした。
物価も安くて、マテ文化が盛んなパラグアイに足を運んでいるんですね。
イミグレで出国手続きをして、さらに歩きます。
ここにはバイクタクシーがわんさかいました。
ブラジルからの買い物客の足となっているようです。
交通規制中の橋では、信号が変わった瞬間にレースみたいにバイタクが一斉にスタートします。
その瞬間だけまるでベトナムに来たかのようなバイク率の高さ!!
完全に渋滞につかまって全然やって来ないバスを尻目に、橋を渡ります。
この橋の先はブラジルです。
この旅3回目の入国となるブラジル。楽しかった思い出たちが蘇ってきます。
ブラジルに入国したら、さっき降りたバスと同じ会社のバスが走っていたので事情を説明して乗せてもらいました。
そして、フォス・ド・イグアスのバスターミナルでバスを降りたら、ローカルバスを乗り継いでとある場所へ向かいます。
ローカルバスを降りると、今度はこんなツーリスティックな2階建てバスに乗り込み、
木々の香りのする気持ちいい風を浴びながらジャングルを抜けると、ついて見えてきました。
やってきたのはここ!イグアスの滝!!
言わずと知れた世界三大瀑布のひとつです。
この世界最大級の滝はアルゼンチンとブラジルの2国にまたがっているので、そのどちら側からも見ることができます。
国立公園はアルゼンチンとブラジルで別になっていてそれぞれに入場料がかかるのですが、せっかくなので両側から見ることにしました。
という事でまずはブラジル側。
遊歩道が滝と滝の間に張り巡らされているので、その迫力を間近で体感する事が出来ます。
もちろんものすごい水しぶきで全身ずぶ濡れ。
遊歩道を歩いた後は、シャワーを浴びた直後ぐらいびしょびしょになります。
でも今の季節は昼間だとそこそこ気温が上がるから気持ちいい。
遊歩道から見下ろした滝。
遊歩道の上側の滝には虹がかかっていました。
多様な昆虫や植物が生息している事でも知られているイグアスの滝。
国立公園内を歩いてみると、色んな動物がいました。
変な模様のちょうちょ。
見た目の通り、“88”をそのままスペイン語にした、“オチェンタ・イ・オーチョ” という名前です。
トカゲ。
ハナグマ!
初めて見たけど鼻の長いたぬきみたいな動物。
かわいいですが、観光客の食料を狙っているので要注意です。
私たちが食料を入れてぶら下げていた袋にもこっそり忍び寄っていました。
危うく貴重な食料を食べられるところでした!
その後向かったのはアルゼンチン。
イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンにまたがっていますが、国立公園が別々になっていて繋がっていないので、反対側から見ようと思ったらバスに乗って国境を越えないといけません。
という事で、ブラジルのイグアス国立公園を出てそこに停まっていたアルゼンチン行きのバスに乗り込みました。向かう先はアルゼンチン側の街、プエルト・イグアスです。
バスは30分ぐらいでプエルト・イグアスに到着。
今日はこの街のバックパッカーズに一泊する事にしました。
そしてアルゼンチンと言えばもちろん美味しいビーフとワイン。
懐かしいアルゼンチンの街の雰囲気にもちょっと感動です。
これで長かったアルゼンチンもこれで本当に終わり。
アルゼンチンではヒッチハイクをしたりトレッキングをしたり色んな人の家に泊めてもらったり。
楽しかったなぁ。
美味しいお肉を食べながらこの旅最後のアルゼンチンの夜を楽しみました。
滝壺に突っ込め!アルゼンチン側から楽しむイグアスの滝。
次の日の朝。
今日はアルゼンチン側からイグアスの滝を見に行ってみます。
プエルトイグアスの街からバスに乗って国立公園の入口に付くと、そこにはこんな大行列。
どうもこの国立公園は人件費を削減しているようで、チケットを販売したり行列を整備するスタッフが異常に少ない。そのせいで行列ができているみたい。
入園料が高い(260ペソ、約2600円)んだからそこら辺はちゃんとして欲しいなぁ。
アルゼンチン側のイグアス国立公園はブラジル側とは違ってかなり広く、普通に歩き回るだけでも軽く4時間はかかります。
今日もイグアスならではの珍しい動物や植物を見ながらお散歩です。
これは滝の奥にある巣に向かってダイブを繰り返す鳥たち。
もの凄い勢いで滝に向かって突っ込んでいく姿がかっこいい!
命がけです!
そして、アルゼンチン側のイグアスの滝のお楽しみと言えばこれ!
なんとスピードボートで滝に突っ込む事が出来るんです!
(入園料とは別に270ペソ(約2700円)。要予約。)
予約した時間が来たらいよいよライフジャケットを来てボートに乗り込みます。
そして加速したスピードボートは滝壺に向かって一直線。
えげつない水量の滝の中で、じゃぶじゃぶと水を浴びます。
水量がすごすぎて全く目を開けられないし、真下を向かないと息も出来ない!
20分ちょっとで時間の割に高いけど、巨大な滝を浴びれるのは楽しかった!
溺れそうでちょっと怖かったけど…。
滝の水でずぶ濡れになった後は、日が暮れるまで公園内を散歩。
ちょうど外が暑くなってきた所だったから濡れてるのが涼しくて気持ちよかったなぁ。
そんな感じで2日間かけて大自然を満喫したイグアスの滝。
私たちはここに来る前にアフリカにあるビクトリアの滝に何故か2回も行っていたので滝の迫力にはそれほど驚かなかったけど、滝から落ちて来る水を浴びたり、動物や植物を見られるのが面白かった!
もしイグアスの滝に来たけど時間がないという人がいたらアルゼンチン側に行く事をオススメします。
色んな角度から滝を眺められるしスピードボートで滝を感じる事が出来るから十分楽しめると思います◎
kicco
最新記事 by kicco (全て見る)
- 旅の日記 国別一覧 - -2023/01/16
- 出演したハリウッド映画がAmazon Primeで配信中です! - -2023/01/16
- 世界の国で血圧測定サービス実施中! - -2023/01/16