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23/MAR/2015 from Puerto Iguazu to Rio de Janeiro

滝壺にスピードボートで突っ込んでイグアスの滝を満喫した日の夕方。
今日はここアルゼンチンのプエルト・イグアスからブラジルのリオデジャネイロを目指して移動を開始します。

プエルトイグアスからリオデジャネイロまでの直行バスもあるんだけど、パラグアイのシウダーデルエステに行ってからリオ行きに乗った方が料金が安かったので、面倒くさいけどまずはシウダーデルエステに向かいます。
 

アルゼンチンのプエルト・イグアスから出たバスは、ブラジルの領土を抜けてパラグアイのシウダーデルエステへ。ブラジルの領土内では停まらないバスなので、ブラジルの入国も出国も全部スルーして、一気にパラグアイのイミグレに向かいます。

アルゼンチンやパラグアイの人はイミグレでの手続きが不要らしく、ここで僕たちを含む外国人だけ降ろされました。
そしてなんとバスは私たちを置いて走り去っていきました。えっ!待っててくれるんじゃ…。
ここから街まではまだ5キロぐらいある。10分ぐらい待ってくれればいいだけなのに。ひどい…。
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タクシーに乗ったら高いし、どうしようもなかったので、しばらく街に向かって歩きましたがギブアップ。
もう日も暮れて外は真っ暗だし、朝から丸一日イグアスの滝を歩き回ったから体力も残ってない。
近くにいたスイス人とペルー人のカップルと泊まる予定の宿がたまたま同じだったので、タクシーをシェアして宿までむかいました。
 

目指せリオ!そして、そこで待っていたのは…。

そして一夜明けた次の日。

今日はパラグアイのシウダーデルエステから一気にブラジルのリオデジャネイロへ向かいます。

バスはたっぷり1時間遅れて出発しました。
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バスはすぐにブラジルに入り、途中休憩で食べた夕食は2人で52レアル(2000円ぐらい)もしました。
(写真のが二人分です!!!ちょっとしか取ってないのに…。)
去年のワールドカップでブラジルにいた時の恐ろしいぐらいの物価高に苦しめられた記憶が蘇ります…。
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この食事休憩は30分だよ!と言われていたのに、フタを開けてみたら丸1時間以上経っていました。
理由を聞いてみるとドライバーがゆっくりしたかっただけっぽい。
こういう所は車内で食事が出てノンストップのペルーやチリのバスの方が効率がいいなぁ。

今日はカウチサーフィンのホストに泊めてもらう予定だから、ちゃんと予定通りに着いてほしい。
お昼12時に着くと言われたけど、どうなることやら。
 

結局バスが街に付いたのは夕方4時過ぎ。
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ホストとの待ち合わせが6時なので、大急ぎでローカルバスに乗り換えて、待ち合わせ場所へ向かいます。
 


待ち合わせ場所の駅前に到着したのは約束の10分前。なんとか間に合った…。
公園のベンチに座ってホストがやって来るのを待ちます。
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駅についてから2時間経過。
なかなかホストの男性はやってきません。
外はもう真っ暗です。リオはそんなに治安が良くないと聞いたからちょっと心配です。
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そして待つ事2時間半。
空腹で死にそうだったので近くのファーストフード店でキャンペーン中のハンバーガーを1個だけ買って二人で分けます。

「まだかなぁ?」とつぶやきながらむしゃむしゃしていると、いつの間にか目の前にホストの男性が立っていました。
ハンバーガーに夢中で全然気付かなかった…。笑
 

今日のお宿はブラジルで一番高級なホテル!!……の向かい!!

今回のカウチサーフィンのホストは僕たちよりちょっと年上のジェルマーノという男性。

「さあ、家に行こうか。」

そう言って彼に連れて行ってもらったのは、なんとブラジルで一番高級な超有名ホテル!!
その名も「コパカバーナ・パレス」!!
一番安いベッドだけのシングルルームでも一泊20万円以上するそうです!!
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そしてジェルマーノは、

「僕の家はこのホテルの向かいなんだ。」

そう言って彼の住むアパートの一室に連れて行ってくれました。笑
 

 

家に連れて行ってもらって荷物を置くと、「散歩に行かないか?」と誘われたので夜のリオの街へ。
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そして家を出てみると驚き!!
なんと家のすぐ横の通りがかの有名なコパカバーナだったのです!!
世界を代表するビーチと言えばまずここを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
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夜遅いのにビーチサッカーやビーチバレーをする若者がたくさん!!
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仕事終わりに夜の涼しい潮風を浴び、波の音を聞きながら散歩。
ジェルマーノは毎朝このビーチでランニングやスイミングをしてから仕事に行くそうです。
しかも職業は法律家なんだとか。

スタイリッシュなライフスタイルがかっこいいなぁ。
(ちなみにジェルマーノは元々は大学で物理学を教えていたけど、知り合いに誘われて法律家になって、ついでにカメラマンとしての仕事もしているそうです!多才過ぎる!)
 

そして、毎朝トレーニングをしているのはウルトラマラソンに出るためなのだとか。
「100キロもよく走れるね!」と僕たちが言うと、彼はこう答えました。

100キロ走るって考えたら出来なくなる。
だからとにかく走り始める。
そしたら1キロ、2キロって増えて行く。
だんだん考えなくても良くなってきて、100キロになった所でやめればいい。そしたらできる。
人生も同じ。
考えずに、ただやる。
それが大事なんだ。

なるほど。
言うだけじゃなく実際に行動に移している人の言葉は身にしみるなぁ。
 


散歩を終えて家に帰ると、ジェルマーノが夕食にササッとパスタを作ってくれました。
トマトとココナッツミルクのシンプルなパスタ。
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おいしいご飯に話も弾みます。

ジェルマーノも僕たちと同じく旅好きらしく、南米各地を旅しているそう。
5年後には自転車で世界を巡る計画を立てているんだとか。

そんなジェルマーノがアルゼンチンに旅行したときの話。

車で旅行していると何度も何度も検問で警察に止められたそう。
警察「ほう、ブラジルから来たのか。」
ジェルマーノ「そうだよ」
警察「じゃあ、金をくれ」
ジェルマーノ「なぜ?」
警察「金をくれなかったら、違反で捕まえるぞ。これ以上旅できなくなるぞ」

そんな事が度々あったそうです。
アルゼンチンとチリもそうだけど、やっぱり隣の国同士は仲が悪くなりやすいのかなぁ。
 

他にもこんな話をしました。

最近コパカバーナで大規模なデモがあったというニュースを見たので、その時の事をジェルマーノに聞いてみると、なんでもペトロブラスと政府の汚職が原因だったそう。

「ブラジルでは汚職が溢れていて全然ダメだ。
こんなブラジルのジョークを知ってるかい?

神は世界を作った後に、各地に災いを作りました。
アメリカにはハリケーン、日本には津波、アフリカには飢餓、チリには地震。
でもブラジルにはどういう訳か美しい自然しかありませんでした。
そこである人が聞きました、”神様、ブラジルにはどんな悪いものを創造するんですか?”と。
すると神はこう答えました。
”おいおい、ブラジルにはちゃんと人間を作っておいただろ。”

こうして、知的な笑いとともにコパカバーナの夜が更けていったのでした。笑


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〜移動情報〜
出発地:シウダデルエステ (Ciudad del Este)
目的地:リオデジャネイロ (Rio de Janeiro)
移動日:2015/3/23
バス会社:SOL del Paraguay社
運賃:300,000グアラニー(7400円)
発車時刻:14:20 (の予定でしたが、たっぷり1時間遅れ。)
所要時間:22時間
メモ:
ブラジルのフォス・ド・イグアスでは255レアル(9600円)、アルゼンチンのプエルトイグアスでは1620ペソ(18000円)とだったので、わざわざパラグアイのシウダー・デル・エステまで戻ることにしました。


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