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8/AUG/2015 in Darvaza

ダルヴァザのチャイハナを出発して、宿の人が教えてくれた東の方角を向いてひたすら進みます。
この砂漠の中に絶景スポットがあるのです。
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出発してすぐに、野良ラクダがゴミをあさっているのに遭遇。
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線路を越えると
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だんだんと砂が多い砂漠に変わってきました。

長い長い坂を上ります。
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砂に足を取られながらもひたすら前へ。
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大きな砂丘を越えると視界が開けました。
見渡す限りつづく平らな砂漠。
トゲのある植物が足に何度も刺さったけど、歩き続きます。
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よく考えたら今の時間の太陽は西、そして僕たちの目的地は東。
自分たちの影の伸びる方向を目指してぐんぐん進みます。もうこれで迷わないぞ!
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もうすぐ夕暮れ。
日が沈むまでに辿り着かないと迷子になってしまう。
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草原を突き進むと。またしても砂丘が見えてきました。
頑張って上ります。
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そして、砂丘を越えると見えて来たのはこんな景色…
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”見えた!あそこだ!”

砂漠の中にぽっかりと空いたクレーター。
「地獄の門」と呼ばれるこの場所が今日の目的地です!
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砂丘を下り切った所にバックパックを放り投げて、近くに行ってクレーターを覗いてみます。

”おおー!すげー!!”
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直径100メートルもある巨大なクレーター。かつてここは天然ガスに満ちた洞窟でした。
でも採掘調査の途中で落盤事故が起きてしまい、有毒ガスの放出を食い止めるために火がつけられたそう。

それ以来ずっと消える事無くメラメラと燃え続ける炎。
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クレーターの周りに冊はないので、近づこうと思えばどこまででも近づく事が出来ます。
僕たちは怖くてやらなかったけど、モンゴルラリーに参加している欧米人のグループは、クレーターの縁に座ってセルフィーを撮ったりしていました。
 

クレーターに近づいただけでも、その熱風で火傷しそうなほど。
もし足を滑らせて落ちたらひとたまりもありません。
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まさに「地獄の門」の名にふさわしい場所です。
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あまりの迫力にはしゃぎまわっていると、時刻はもう夜の8時。
暗くなってしまう前に急いでテントを張りました。
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辺りが真っ暗になると、真っ黒な世界の中に空いた地獄への入り口が一層際立ちます。
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クレーターに縁に立つと、全身に吹き付けてくる熱風が暖かい。
クレーターの中でゆらゆらと燃える炎を見ていると、まるで夢でも見て要るんじゃないかと思うほどに現実味のない光景。
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テントからも地獄の門が見えるので、寝袋に包まってぼんやりと赤い光を眺めます。
砂漠の夜は冷えるけど、ここにいるとなんだか暖かい。
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僕たちは疲れていたのでそのままコロッと寝てしまったけど。
欧米人の元気な若者たちは、明け方近くまで地獄の門を囲んで楽しんでいたみたいでした。
 


 

次の日の朝。
テントから出ると、空が明るくなり始めていました。
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小高い丘に昇っていると、今日も変わらずに燃え続けるガスクレーター。
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上を見上げると空にはまだ月が出ています。
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夜の冷気で冷えた体。二人でクレーターに近づいて暖を取ります。
クレーターから吹き出る熱風がすごく暖かくて、まるで巨大なガスストーブみたい。

しばらくすると太陽が昇りました。
空気が澄んでいるからなのか、昇り始めてからずっと眩い光が差している。
こんなに綺麗な黄金色の朝日を見たのは初めてかもしれない。
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赤く染まっていく空と眼下で燃え続ける巨大なガスクレーター。
こんな絶景は久々に見たなぁ。
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二人とも大興奮の地獄の門。
噂によると大統領が消火命令を出したそうなので、気になった方はお早めにトルクメニスタンへ!笑
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