そういえばピラミッドに行ってきました。
08/AUG/2014 in Cairo
エジプトと言えば、ピラミッド。
もちろん、私たちも行ってきました。
暑いので、朝一に向かいます。
ピラミッド行きのバス乗り場は考古学博物館の北側のバスターミナルからもう少し北西に行ったところ。
まるさんから借りた地球の歩き方の地図を参照するもバス停らしい感じはなく、うーん、この辺かな?
周りの人に聞きながら何となく人が集まってるところで待っていたら、バスではなくマイクロバスがやってきました。
マイクロバスは一人2.5ポンド。
思ってたところと違うところで降ろされたけど、ピラミッドまで20分ぐらいで歩ける距離のところだった。
バスを降りるなり、ピラミッドはこっちだ!と案内したがりの明らかにチップ目当ての人が群がってくる。
適当にあしらってピラミッドまで歩く。
カイロはいつも空気が悪いけど、今日はとびきり空気が悪い。
そろそろピラミッドが見えてもおかしくない距離なんだけどな。
ん?
あれ?
あそこに見えているのはもしや?
ピラミッド!でっか!
遠くに、しかし大きく見えるピラミッドを眺めながら歩き、入口に着いたのは朝8時。
思ったより早く着いてしまい、まだ開いていなくて30分ほど待機する事になりました。
ところでピラミッドは、悪徳商売人が集まるところで、悪い噂が後をたちません。
例えば…
⚫︎ピラミッドまで連れて行った後に多額のチップを要求された。
⚫︎入口はこっちだよ、とラクダと馬車乗り場に無理矢理連れて行かれた。
⚫︎安い値段でラクダに乗せた後、降ろしてくれなくて法外な値段を要求された。
⚫︎馬車に乗らないとピラミッドまで行けないよ、と嘘をつかれた。
ご存知のとおり、カイロはアラブの春以降治安悪化により観光客が激減。
仕事が減ってしまった商売人たちはあの手この手で勧誘してきます。
だいごろは、「ピラミッドで話しかけられたら全部無視するで!」と気合十分。
朝一だったし観光客が少ない時期でもあるので、お客さんは地元の人たち十数人だけ。
歩いてピラミッドへ向かいます。
ラクダ使いと馬車使いとお土産屋さんを次々にかわしながらまずたどり着いたのは、クフ王のピラミッド。
一番大きなピラミッドです。
ほんとに大きい。
クフ王のピラミッドは内部に入ることができますが、入場料は200ポンド(約3000円)と少し前は100ポンドだったのに大幅値上げ。
ピラミッドエリアへの入場料だけでも80ポンド(約1200円)も払ってるのでとてもじゃないけど入れない。
でもせっかくなので、入口まで登って中をちらっとのぞいてみることに。
すると内部への入口のチケットもぎりのおじさんが、こっそり「一人100ポンドで入れてあげるよ」と囁いた。
…着服する気まんまんやん!笑
いい商売してるなぁ。笑
でも100ポンドでも高いのでお断りしました。
ところで、ピラミッドは高台にあるのでカイロの町並みを見渡せます。
空気わっるー!!
砂埃とPM2.5と光化学スモッグが充満してる。たぶん。
カイロ在住のKさんが、「こっちに来てから鼻が痛いんだよね」と言っていた通りのことが、自分の身にも起こっていることに気付きました。
話はピラミッドに戻って、写真の右側に見えているのがカフラー王のピラミッド、左側がメンカウラー王のピラミッドです。
カフラー王のピラミッドには天辺に唯一化粧石が残っていますが、ここにあるピラミッド群はもともとは全て化粧石で覆われていたと言われています。
今は階段状の外観だけど、元々はなだらかな三角錐だったそう。
想像してみたけど、きっと凄く綺麗だったんだろうなぁ。
そういえばカフラー王のピラミッドに向かう途中、「あなたはエジプト人みたいな顔をしている(褒め言葉なのかな?)から、このターバンをプレゼントするよ。」と、とあるお土産屋さんから言われ、ターバンを押し付けられました。
要らないけど無料ならいっか、と受け取りそうになったところをだいごろが制止。強引にお土産屋さんに突き返しました。
お土産屋さんがただの良い人だったら、冷たい対応をして可哀想なことをしちゃったのかな、と思ったりしましたが、「無料でお土産をプレゼントする、と言われて受け取った後に、泥棒されたと難癖つけられ警察に連れて行かれた。」という被害例を後で見て、だいごろの判断は正しかったな、と自分の行動を反省。
無料でも、要らないものは要らないと断った方がいい。
そしてしばらく歩くとスフィンクスが見えてきました!
元々はあごひげがあったそうですが、今は大英博物館にあるそうです。
なんか間抜けな顔に見えるのはあごひげがないせいなのかな?
スフィンクスの近くにはちょっとした神殿みたいなものがあって、1ミリの隙間もないほど正確に石が積み上げられていました。
帰りはスフィンクス側の出入口から出ました。
この出入口の真正面にはケンタッキーが。
このケンタッキーの入口の方向からスフィンクスが一直線に見えるそうです。
「なんか小学生ぐらいの時に『世界ふしぎ発見』で、このケンタッキーが紹介されてたの覚えてる!これがあのケンタッキーかー!」と、だいごろ大喜び。
スフィンクスに見送られながら、ピラミッドを後にしたのでした。
kicco
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