本気で死にかけた!世界一周中に罹った病気ランキング【ベスト5】
今日お送りするのは「世界一周中に罹った病気ランキング」。
旅をする上で病気のリスクマネジメントは重要なポイント。
みなさんの旅のご参考になればと、恐ろしい出来事の数々を思い出してみました。笑
実は僕たち二人はスリや強盗などのトラブルには無縁で旅を終えることができたのですが、いかんせん病気に何度も苦しめられてきました。
二人ともが結構な回数病院に行きました。ちなみにその大半がアフリカです。
中には命の危険もあった強力な感染症にも罹患してしまい大変な事にもなりました…。
今日はそんな僕たちならでは(笑)のランキングということで「世界の病気ランキング」をやってみます!
それでは、まず第5位から!!
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第5位 世界各地で高山病
世界を旅すると、日本の外には標高の高い場所がたくさんあることに驚きます。
そして、高所を旅する旅行者の大敵が高山病。
高山病
高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2400メートル以上の高山に登り酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。 主な症状は、頭痛、吐き気、嘔吐、眠気(めまい)である。重症の場合は高地脳浮腫を起こし、死に至ることもある。
wikipedia(https://ja.wikipedia.org)
体質にもよりますが、標高が3000mを超えてくると何かしらの症状を示す人がほとんど。
そんな高山病に最も苦しめられたのが、ペルーのクスコにいた時。
宿に泊まって朝起きると、ひどい吐き気と頭痛。立ち上がるのも辛く、宿の中の階段の上り下りすらおぼつかない状態でした。
睡眠中は呼吸が浅くなるので、寝ている間に高山病の症状が悪化してしまい易いのです。
その日は朝ごはんも食べられずかなり苦しい状態でしたが、マチュピチュまでのグネグネの山道を小型のバンで7時間かけて移動しなければならない日でした。
容赦なく急な加速と減速を繰り返す車はまさに地獄。
しかも、必死の思いで7時間の移動を耐えた先には、3時間の徒歩移動問いうさらなる試練が待っていたのですが…
●高山病で瀕死のだいごろ。果たしてマチュピチュまで辿り着けるのか…。
その他に僕たちの旅の中で高山病の兆候が出たのは、「キリマンジャロ登山」、「ボリビア各地の街中」、「キルギスのカラコルでトレッキングした時」、「中国、九寨溝と黄竜の観光中」などです。
ちなみにきっこは高所に強い体質らしく、一度も高山病になることはありませんでした。
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次は第4位の発表!!
4位は・・・・
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第4位 咳がとまらない病で吐血!
スーダンに入った頃に咳が出始め、首都のハルツームに着いた頃には咳が止まらなくなって、横になって寝るのも辛い状態に。
しまいには咳をしすぎて喉から血が出てくるほど悪化…。
すぐに病院に行きましたが薬をもらっても全く治らず、ハルツームでお世話になっていたJICAのあかおさんの家に10日間近く滞在しながら通院していました。
あかおさん!その節はお世話になりました!
この謎の咳がとまらない病は、湿度が高く空気もきれいなエチオピアに入った途端に治りました。
スーダンは砂漠の国。おそらく空気中に浮遊する細かい砂にやられたのかな、と後から考えたのでした。
そして、実はこの「咳が止まらない病」にきっこもかかってしまいました!
発症したのは埃と排気ガスが酷いウガンダの首都カンパラに入ったころ。
それからルワンダの病院で薬をもらっても治らず。
そしてちょうどキリマンジャロ登山の直前に症状が悪化し、またしても一週間に及び療養生活が始まったのでした。。
療養中の様子はこちらの記事をご覧ください。
●エボラ!エボラ!と言われ続けてもう我慢の限界です。
●”世界ぽろり旅” キリマンジャロ登頂への道。
タンザニアの病院でも検査したけど、原因は不明。
きっこの場合も原因は排気ガスが充満した街の空気だったみたいで、空気のきれいな山奥に移動したおかげでだいぶ良くなりました。
いつまでも療養している訳にはいかなかったので、完治する前にキリマンジャロにアタックしましたが無事登頂。
症状はタンザニアを出てから数週間で良くなりました◎
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次は第3位の発表!!
3位は・・・・
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第3位 アメーバ赤痢&細菌性赤痢に同時感染!
スーダンのカッサラと言う街に到着した夜。
突然きっこの体調がおかしくなりました。
一睡もせずに吐き気と下痢に苦しみまくったきっこ。
しかも泊まっていたのは、蚊だらけの超おんぼろ宿。
蚊に刺されまくりながら、真っ暗で汚いボットントイレで吐きつづけて本当にかわいそうだった。
次の日の朝、僕たちは助けを求めて昨日知り合った、カッサラで働いているゆうきとたなかさんに助けを求めたのでした。
病院に行ってみると、診断結果は「アメーバ赤痢」と「細菌性赤痢」に同時に感染しているとのこと。
日本では馴染みのない病気なので調べてみると…
アメーバ赤痢
世界各地でみられ、特に熱帯、亜熱帯での発生が多い。
感染源は回復期患者、サル、ネズミ、シストに汚染された飲食物などであり、感染経路はシストの経口感染。ハエ、ゴキブリによる機械的伝播も起こる。大腸・直腸・肝臓に潰瘍を生じ、いちごゼリー状の粘液血便を一日数回-数十回する。
常は発症しても軽症であるが、衰弱により死亡することもある。原虫が門脈を経由し肝臓に達し腸外アメーバ症を発症する。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%90%E8%B5%A4%E7%97%A2
細菌性赤痢
患者や健康保菌者の糞便および汚染された手指、食品、器物、水、ハエが主な感染源となります。
潜伏期は1~5日ですが、なかには12時間で発症することもあります。
発熱、腹痛、下痢、ときにおう吐などを伴って急激に発症、重症例ではテネスムス(しぶり腹)という症状を呈し、頻回の便意をともなう膿粘血便を排泄する典型的赤痢症状を示します。
http://www.forth.go.jp/keneki/kanku/disease/dis03_01shi.html
病院でお尻にでかい注射を打った後、ゆうきとたなかさんの家で数日間休んで回復を待ちました。
二人の話ではこの地域ではありふれた病気らしく、「みんな一回はなってるよ。」と言っていたので、皆さんもお気をつけて。
当時の様子について、詳しくはこの記事を読んでみてください。
●きっこ、アメーバ赤痢&細菌性赤痢にダブル感染で倒れる!!
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次は第2位の発表!!
2位は・・・・
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第2位 アナフィラキシーショックで全身麻痺!
皆さんはアナフィラキシーショックという言葉をご存知でしょうか?
ウィキペディアによるとこんな説明がされています。
アナフィラキシーショック
アナフィラキシーショックはアレルギー反応の一つである。
ハチ毒(Bee venom)・食物・薬物等が原因となることが多い。
アナフィラキシーの症状としては全身性の蕁麻疹と以下のABCD(喉頭浮腫、喘鳴、ショック、下痢、腹痛)のうちどれかがある。
要するに虫に刺されたり、食べ物を食べた時に強いアレルギー反応が出てショック症状を起こすというもの。
このアナフィラキシーショックを、世界ぽろり旅の最初のハイライトであるガラパゴス諸島で発症してしまいました。
やられたのはきっこ。
ショック症状の原因は、なんとクラゲでした。
初めは足が痺れ始め歩けなくなり、倒れこんでから強い腹痛になり、今度は胸が苦しくなり呼吸困難に。
街から歩いて一時間のビーチ。車も入れない場所。
この時ばかりは本気でヤバいと思いました。。。
幸いなんとか街までたどり着き、アンチヒスタミンを注射したら症状は治まってくれました。
ああ、恐かった…。
当時の詳しい様子はこちら
●きっこ、アナフィラキシー・ショックで倒れる!!
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次は第1位の発表!!
1位は・・・・
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第1位 熱帯性マラリア&腸チフスに同時感染!!!
第1位は堂々の熱帯性マラリア&腸チフスに同時感染して死にかけた話。
これは本気で危なかった…。
書くのも怖いくらいですが、もうここまできたら書きます。笑
まずはご存知ない方のために、熱帯性マラリアと腸チフスの基礎知識を少しだけ。
熱帯性マラリア
マラリア(Malaria)は亜熱帯・熱帯地域の住民における重要度の高い疾患である。
マラリア原虫は、媒介動物であるハマダラカの唾液腺に集積している。
マラリアのなかでも「熱帯熱マラリア」は迅速かつ適切な対処をしないと、短期間で重症化あるいは死亡に至る危険性がある。
腸チフス
感染したヒトの便や尿に汚染された水、氷、食べものを取ることによって移り、ごく少量の菌によって感染することもある。
感染して1~3週間は症状がなく、その後、高熱、頭痛、全身のだるさ、高熱時に数時間現れる胸や背中、腹の淡いピンク色の発疹、便秘などの症状が現れる。
重大な症状として、腸から出血したり、腸に穴が開いたりすることがある。
あー恐ろしい。
読んでるだけでゾッとします。
どっちも恐ろしい病気です。
しかしなんと、僕はこの二つの病気に同時感染しました…!!!
しかも発症したのがエチオピア南部のジンカという街。
動物の皮や布切れ一枚を体にまとった少数民族が暮らしているような僻地です…。
突然高熱が出たのでヤバいと思い病院へ行きましたが、採血の途中に意識がなくなりました。
きっこは「だいごろが死んだ。」と思ったそうです。。。
もうこれ以上は恐くて書けない…。
気になる方は旅行中に書いたこっちの記事をご覧ください。
●だいごろ、熱帯性マラリア&腸チフスで倒れる!
こんな感じで、やたらと病気と縁があった世界ぽろり旅。
僕は6年前ぐらいにアフリカに行った時もマラリアに感染してしまったので、実はこれで人生二回目。
様々な病気を経験した僕たちが言えるのは、とにかく発熱したらすぐに病院に行くこと!
血液検査で見つかる病気もたくさんあるし、現地でよく見られる病気は現地のドクターに診てもらうのが一番です。
そして、予防接種をきっちりしておくこと。
僕たちも髄膜炎を含めて可能な予防接種はほぼ全て受けてから出発しました。
(運の悪いことに、唯一受けれなかった腸チフスに感染してしまいましたが…)
そして、マラリアはきっちり予防薬を飲む、もしくは治療薬を常時携帯しておくこと。
今回マラリアに感染した時は治療薬のコアルテムを飲みましたが、たちどころに症状が回復しました。
以上、「世界一周中にかかった世界の病気ランキング」でした!
これから旅に出られる方はくれぐれもお気をつけて!!
daigoro
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