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04/FEB/2015 from Cusco to Aguas Calientes

大学院の卒業旅行でだいごろと二人で行く予定だった場所。

今日、ついに5年越しのマチュピチュに行きます!
 

マチュピチュに行くには、まずはクスコからマチュピチュの麓にある”アグアスカリエンテス”という街まで移動しないといけません。

行き方は色々あるみたいだけど、私たちが選んだのはほとんどのバックパッカーが使う一番安い方法。

それはクスコから乗り合いのバンで7時間かけて山奥の水力発電所駅へ向かい、そこから徒歩で2〜3時間歩いてアグアスカリエンテスまで向かう方法です。
 

でもマチュピチへ行く日、朝からだいごろの様子が何かおかしい。

”どうしたん?”と聞いてみると、

”頭痛い。あとお腹がめっちゃ気持ち悪い…。”

どうやらだいごろは寝ている間に高山病になってしまったようです。

寝ている間は呼吸が浅くなりがちなので、朝に高山病になるケースはよくあるそうです。
なんせクスコの標高は富士山と同じぐらいだからなぁ。

”おえっ。吐きそう…。”

だいごろは宿の中の階段の上り下りすらおぼつかないみたい。

今から7時間の山道を車で移動して、そこから3時間も歩かないといけないのに…。大丈夫かなぁ。
 

だいごろ、地獄の移動。

クスコの広場で乗り合いバンを待つ私たち。

だいごろは高山病がひどくて、座っているだけなのに嘔吐しそうになるくらい。
だいごろは”ヤバそうな予感がする”っと言って、普段は飲まない酔い止めを書いてある分量より多めに飲んでいました。
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そしてバンがやってきて出発。

まだ走り出して10分も経ってないのに既に瀕死のだいごろ…。
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バスはどんどん山を登っていきます。
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そこから7時間。
えげつないぐねぐね山道をひたすら走ります。
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山道は舗装されているので、ドライバーはビュンビュン飛ばします。
カーブを曲がる時は座っていてもどこかにつかまっていないと座席から振り落とされるほど。

そして追い打ちをかけるように標高もどんどん上がっていきます。
iPhoneで確認したら4200mをこえていました。
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途中に休憩が一回あったけど、だいごろは完全にダウン。
他の乗客たちがのんびり外の空気を吸っているのに、座席から一ミリも動けませんでした…。
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再び車が走り出した後も激しいぐねぐね道。

頭痛と吐き気を必死にこらえるだいごろ。

そしてクスコ出発から7時間後。

水力発電所の前でバンから降りただいごろは、そのまま地面に倒れ込んでしまったのでした…。
 

 

スタンドバイミーを歌いながら、線路の上を歩いてマチュピチュへ!

この水力発電所からマチュピチュの麓のアグアスカリエンテスまでは徒歩で3時間の道のりです。

だいごろにバナナをあげたりしてしばらく休ませていると、”歩ける気がしてきた” と言ったので出発する事に。

ここからアグアスカリエンテスまでは線路沿いにひたすら進みます。
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”スタンドバイミーみたいやな!”

さっきまで死にかけてたくせにわざわざ線路の上を歩くだいごろ。
体調が悪くても気分が優先する性格です。
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険しい山々の間を流れる川。その川に沿って作られた線路の上を歩く。
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この線路を歩いた先にマチュピチュがあるって考えるとワクワクしてくる。

二人でスタンドバイミーを歌いながらのんびり歩きます。
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遠くから汽笛が聞こえたと思ったら電車でした。
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途中ずっと着いて来てた犬。
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そして歩く事3時間。

ついにアグアスカリエンテスの街が見えてきました!!

アグアスカリエンテスって”温かい水”っていう意味なんだけど、川沿いに宿が点々と建っている感じが日本の温泉街みたい。実際この街には温泉もあります。
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観光客で賑わうアグアスカリエンテスの街。
一人15ソル(600円ぐらい)の安宿が見つかったので、今日はご飯を食べてゆっくり寝ます。
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泊まったのはEl Miradorという宿。

だいごろは部屋に入るなりベッドに倒れ込みました。
吐き気がひどかったから今日食べたのはバナナ1本だけです。
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車から降りた時は完全にダウンしてたのによく3時間も歩けたなぁ。

よく頑張りました。笑


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