だいごろがダウン。スーダンで病院通い生活。
22〜28/AUG/2014 in Khartoum
最近だいごろの調子がよろしくない。
カリマからハルツームまで行くバスに乗っていた時に砂埃のせいで喉をやられてからと言うもの、咳がかなり出るようになり、酷いときは痰に血が混じるほど咳をしていました。
さらにそれほど高くはないものの熱も出てきて、鼻もぐじゅぐじゅ苦しむ日々が続きました。
空気が悪いせいで風邪をひくことなんてあるのかな?
砂埃を喉がウイルスと間違えて退治しようとしてるのかな?
家にいるときはこんな状態。
ともかく、なかなかのこじれ具合なので病院に向かうことに。
向かったのはJICA関係者御用達の”Doctor’s Clinic”。
外はぼろいですが、中はちゃんとしたクリニックでした。
最初に行ったときは薬だけもらって帰りました。
咳止めと、のど飴と、解熱剤。
ちなみに、スーダンの薬局のマークはこれ。
エジプトは「蛇とグラス」のマークでしたが、スーダンは「蛇と翼」のマーク。
数日後、薬を飲み切っても治らなかったので、もう一度病院へ足を運びました。
思いのほか長引いているので今回は採血して血液検査。
注射器はちゃんと新しい針を使っていました。
検査結果は、マラリアでもその他の感染病でもなく「普通の風邪」
もう一度薬をもらってしばらく様子を見る事になりました。
病院から出ると、2軒ほど隣にあったのが偶然にもこのお店。
エジプトのカイロでお世話になっていたエジプト料理チェーン店です!
ここで私たちが買ったのは、だいごろ大好きコシャリ&コフタ(牛肉をちくわの形で焼いたもの)とチキン。
エジプトで食べ納めと思っていたコシャリにまさかの再会!
でも、だいごろは鼻水が酷すぎて全く味がしないと言って悲しそうにしていました。
その後はだいごろの風邪が良くなるように、というか私が食べたかったから(笑)、市場で果物を調達。
露店のおじさんに値段交渉して買います。
美味しかったのがマンゴー。見るからに美味しそうでしょ!
ぷるんぷるんのゼリーみたい!!
暑いときのマンゴーは最高!
あとは、グレープフルーツ!
見た目は悪いけど甘くて絶品でした!!右上のピンクと緑のやつです。
でも、だいごろは鼻水が酷すぎて全く味がしないと言って悲しそうにしていました。
そしてその日の夜。
あかおさんが夕食後にブルーチーズとワインを振る舞ってくれました。
“ワイン”って聞いて、「あれ?」って思う人はどれくらいいるかな?
スーダンは厳格なイスラム教の国なのでお酒は持ち込めません。
持ち込みが見つかればムチで打たれるという噂もあるほど!お店でも全く売っていない。
エジプトにはキリスト教徒も何割かいるし、イスラム教徒でもお酒を飲む人もいる(厳しそうに思えるイスラム教徒でも、禁止されている酒を嗜んだり、お祈りや断食をしない人も中にはいる)から、普通にお酒屋さんが道端に並んでいて誰に対してもお酒を売ってくれるけど、スーダンははるかに厳しい。
なので、お酒は要人の接待のときにしか手に入らないほど貴重な物と言っても過言ではありません。
でも、この禁酒の世界にも実は裏技があるのです。
それが、ワインを自分で作っちゃうこと!
ブドウジュースに専用のイースト菌を入れてしばらく寝かせると、ワインができるんです。
今日は、あかおさんが数週間かけて寝かせたワインを特別に振る舞ってくれたのでした。
多分アルコール7%ぐらいはあったんじゃないかな?
普通のワインよりはちょっとアルコールが低いけど、十分ワインの味^^
チーズ好きの私はブルーチーズがめちゃくちゃ美味しくて、手が止まらなくなるほどでした!
でも、だいごろは鼻水が酷すぎて全く味がしないと言って悲しそうにしていました。
あー、かわいそうなだいごろ。
その後もだいごろは毎日ちゃんと薬を飲んでいたのですがあまり回復しませんでした。
結局だいごろの咳が治ったのは2週間もあと。
スーダンを出てエチオピアに入ってからようやく咳がおさまりました。
エチオピアは雨季真っ只中だったからあまり砂が舞ってなかったのです。
やっぱりスーダンの砂埃と空気の悪さが原因だったみたい。
おわり
kicco
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