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31/MAR/2015 from Sao Paulo to Johanesburg

ついに6ヶ月半を過ごした南米を去る日がやってきました。

サンパウロの空港でこれまでの楽しかった日々に別れを告げ、アフリカへと向かう飛行機に乗り込みました。
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ここは僕たちの庭。

南米から飛行機に乗ってやってきたのは南アフリカのヨハネスブルグ。
空港に着いたのは昼過ぎでしたが、宿代を節約する為に今日は空港泊をする事にしました。

実は僕たち二人がこの空港へ来るのはこれで6回目。
何度も空港泊をした事があるので、空港内の事は隅から隅まで熟知しています。
なので、「ロングフライトで疲れたしとりあえず今日は空港に泊まって休憩しようか。」と、まるで宿に泊まるかのように空港に滞在する事にしました。笑
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飛行機を降りると真っすぐに向かったのは出発側のフロアにあるいつものベンチ。
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ここでブログを書いたり本を読んだりしながら過ごします。
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そして夜になると行きつけのインド料理屋でカレーを食べてから、いつも寝床にしているベンチへと向かいます。

って、あれ?!
ベンチがない!!

ここに人目につかなくて横になれるベンチが向かい合わせに2セット並んでたはずなのに!!
僕たちが南米に行っている間によく分からない白いプレハブが建てられていました…。
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当てにしていた寝床を失ってガッカリする僕たち。
仕方ないのでチェックインカウンターの前にある騒々しいベンチで眠る事にしました。
といっても、二人とも眠るのは得意なので普通に熟睡できました。
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でもこれまでに泊まったときとは違って夜のチェックインをしなくなったようで、深夜になると人が全くいなくてちょっと物騒な感じでした。
エチオピアで出会ったケンくんもこの空港から一歩出た瞬間に強盗にあって荷物を全部取られたそうなのでちょっと不安な夜を過ごしました。
 

ついにヨハネスブルグの街へ。

ヨハネスブルク。
言わずと知れた世界最恐都市。
実際に襲われた人の話を一番よく聞くのはやっぱりこの街です。

ヨハネスブルグの恐ろしさを物語る都市伝説はたくさん。
・中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。(一度襲われてまた襲われる確率が50%の意味)
・ヨハネスブルグにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人が外国人旅行者。
・女性の1/3がレイプ被害者。
・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた。

などなど…。

これまでにトランジットを含めて5回も来ておきながら恐ろしくて一歩も外に出られなかったヨハネスブルク。
でも、乗り継ぎで丸二日以上ここで過ごさないといけなくなったので、6回目にしてついに街に繰り出すことにしました。
 


空港泊をした次の日の朝。
昨日ネット予約しておいた宿に電話して迎えにきてもらいます。

ヨハネスブルグの宿は大抵が送迎付き。
この街ではタクシーなんてもちろん信用できないし、空港からバスターミナルまでの数十メートルを歩いただけでも襲われるという恐ろしい街。
 

でも迎えがなかなかやってこない。
念のため昨日の夜にも電話して朝7時に来てとお願いしたら「オッケーオッケー」と言ってたのに。
何度電話しても「後30分でいくから!」と言われ、待ち続ける事2時間。
ようやく車がやってきました。

電話対応したスタッフも遅れてやってきたドライバーからもお詫びの一言もなし!
さすがにイラッとしました。

でもここはヨハネスブルグ。
ドライバーに文句を言いすぎて面倒くさい事になったら大変なので、軽く嫌みを言っておいてから迎えに来た車を注意深く確認し、問題なさそうだったので乗り込みました。
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やっぱりここにも中国人。

僕たちが泊まった宿があるのは空港から車で20分ぐらいの所にある物静かな住宅街。

宿のスタッフによると昼間ならこの辺りの治安は問題ないそうなので、宿に荷物を置いて少し歩いてみる事にしました。
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しばらく歩くと道端に漢字が描かれた壁がちらほら。
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「この辺は中国人が住んでいるのかな?」と話しながら歩いていると、見えて来たのはこんな大きな門!!
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そしてその先にはなんと中華街がありました!
旅をしてるといつも驚くのですが、どこの国に行っても必ず中華街があります。
世界に中華街がない国なんてないんじゃないかと思うほど。

ほんとにどこにでもいる中国人。彼らの環境適応能力にはいつも驚かされます。
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中華街にはアジアの野菜や食材を扱う店やレストランが軒を並べ、散髪屋さんもたくさんありました。
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最近はタイ人も少し移住して来ているらしく、タイ料理のレストランが賑わっていました。
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その後、中華街の周辺で買物をしながら小一時間ほど散歩して宿に戻りました。
 

マフィアの邸宅に泊まる。

ヨハネスブルグで僕たちが泊まった宿は”Brown Sugar Backpackers”というところ。
少し前まではマフィアの邸宅だったものを買い取って改装した建物です。
(ちなみに”Brown sugar”はアヘンや麻薬という意味の俗語だそう。)
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宿はひろびろ。
マフィアってこんなところに住んでたのか!!
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プールがあったり、広々したリビングや夜景が見渡せるバルコニーがあったり。
なかなか素敵なところでした。
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あと自動で開く観音開きの門がマフィアっぽかったな。笑
 

さて、そんなこんなで来訪6回目にしてようやく空港の外へ出る事に成功(?)したヨハネスブルグの街。
明日はそんなヨハネスブルグにあるスラム街に行ってみます。
ただでさえ世界最恐の治安を誇るヨハネスブルグのスラム街。ドキドキです。



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