LINEで送る
Pocket

22~23/JUL/2015 in Sal Agha Seyed

遊牧民のテントに泊めてもらって、次に向かうのはサルアガセイエッドという名前の小さな村。
元々そこへ行きたくてエスファハーンを出発したのに、いつの間にか寄り道をしてしまっていました。

バスに乗り込むとバスの中はぎゅうぎゅう詰め。
何とかスペースを見つけて乗り込みます。
だいごろは通路に山積みになった荷物の上。写真を撮るのもやっとでした。
P7232891

バスは山道をのろのろと進み、乗客たちは途中で乗り降りをしていますが、辺りには何も見当たらない。
きっとアスカルの所みたいなテントが谷や尾根に隠れているんだろうな。
P7232899

途中で乗って来たのはピアノみたいな民族衣装を着たおじさん。
だいごろがアスカルのテントで着せてもらったのと同じです。
P7232904

山道をぐいぐい進みむバス。オフロードだしまともに座席に座ってないから結構キツい。
訪れた人がみんな口を揃えて「いいところ!」って言っていたサルアガセイエッド。どんなところなんだろう。
P7232910
 

ついにサルアガセイエッドに到着!

バスに乗ること1時間。
どうやらサルアガセイエッドに到着したようです。
P7232988

バスを降りると目の前に広がっていたのはこんな光景!
P7233002

段々に折り重なる不思議な家々。
家の屋根が、1段上の家の通路になっています。
こんな村見たことない!
P7233008
 

初めて見る景色に見とれていると突然夕立が降ってきたので、売店の軒先で雨宿り。
するとお茶屋さんのおじさんが「中に入って。」と言ってくれました。

「チャイを飲むか?」と聞かれたので、お願いしました。
P7232993

そう言えばまだブログで紹介していませんでしたが、イランのチャイの飲み方はちょっと特徴的です。
砂糖の塊を舌の上にのせて、それからチャイを口に含ませる。
ちょっとずつ砂糖を溶かしながら飲んでいく。
1杯で何個も砂糖の塊を食べる人もいました。糖分摂りすぎなんじゃ…。
 


ここサルアガセイエッドはホテルなんてない小さな村。
でも、情報ノートによると「『ホテル』と言いながら村人が自分の家に連れて行ってくれる」って書いてありました。
そんなことあるのかなぁ、って思いながらチャイを飲んでたら、店の中に少年たちが集まってきて『ホテル、ホテル』って本当に言い始めました。笑

少年たちが家に連れて行ってくれるみたいなので店のおじさんにチャイのお金を払おうとすると、「要らないよ」って笑顔で応えてくれました。

途中の道々にはポーズとる子供たち。
みんな写真を撮って欲しいみたい。
P7233031

女の子も写真が好き。
P7233039

悪い顔やなぁ。笑
P7233032
 

家に向かう途中に見えるのはミルフィーユみたいに段々になった家々。
P7232995

近くで見てみると、家は土と木で出来てるみたい。
P7243365

屋根の上でくつろいでいる人もたくさんいました。
P7243135

屋根の上が地面でその上にまた屋根があって。
本当に不思議な所です。
 


「こっちこっち!」

子供たちに手を引っ張られながらちょっと歩きにくい屋根の上の道を通ると、とある家に辿り着きました。
P7233048

この家の前には涼むためのテントが張ってあります。ここも誰かの家の屋根の上です。
P7233046

家の中に入ると家の人がチャイを振る舞ってくれました。
P7233044

しばらくすると、来るわ来るわ。
P7233109

私たちが来たという噂を聞きつけたのか、人がどんどん押し寄せてきました。
P7233062

みんな全然英語が喋れないけど、誰かが持っていた辞書を頼りにコミュニケーション。
「誰それという日本人が来たことがあるよ」
「僕は教師をしているんだよ」とか、次々と話してくれました。

部屋の隅っこではお母さんが何やらごそごそ。
しばらくするとトマトを煮込んだ料理とパンが出てきました。
トマトパスタのソースみたいな感じの味で美味しかった。
P7233114

それから、カエルの折り紙を作って遊んだり。
P7243120

「俺もカエル作れるぜ!」
と言って、1人の男性がイラン流カエルを作ってくれました。

上のカエルがイラン流。下がだいごろが作ったカエルです。
どっちの方が高く、遠く飛べるか競ったら、だいごろのカエルが勝利!やったね!笑
P7243118
 

こんなの初めて見た!サルアガセイエッドの絶景。

そして夕方。

バスを降りた所の反対側から村を眺めたいと言ってみると、子供たちが案内してくれることになりました。
P7243147

歩きにくい道を通ってずんずん進みます。
P7243152

 

谷を越え、川をいくつか越えたら、だんだん村が見えてきました。
P7243181

折り重なる家々。
P7243191

村にはひとつだけモスクもありました。
こんなに小さな村でもモスクが欠かせない。ムスリムの国だけのことはあります。
P7243229
P7243228

屋根の上で当たり前のように生活する人たち。
P7243212
P7243225

なんでこんな形になったんだろう?
P7243196

これが一番この場所に適しているのかなぁ。
P7243208

2日かけてやって来たサルアガセイエッドは、見たこともない不思議な景色に驚くばかり。
この村には1泊だけの予定だけど、今日はさっきの家に泊めてもらえるみたいだしゆっくりできそうです。



Facebookで最新の更新情報をお届けしています。
「いいね!」ボタンを押してフォローしてね◎