ついにロケに合流!!僕たちが参加するのはこんな映画です。
24/JUN/2015 in Serbia
*撮影地では写真撮影が禁止の為、ここから先はしばらく文章のみでお届けします。
メルセデスの白いバンから降ろされた山奥の倉庫街。
あまりに殺風景で、ほんとにこんな所で撮影なんてやってるんだろうか?と疑ってしまいます。
降ろされた場所でしばらく待っていると、撮影スタッフでこれまでずっと連絡を取り合っていたネマニャがやってきました。
「だい、きっこ、久しぶり!元気だった?!」
”久しぶりネマニャ。ロケに合流できて嬉しいよ。”
ネマニャとは一ヶ月前にヒッチをしていた時以来の再開です。
「前に会った時にちらっと話したけど、君たちが出るのはナタリーが主演のホラー映画。日本の森が舞台の作品なんだ。」
そう言って、ネマニャは今回僕たちが出演する映画の説明を事細かにしてくれました。
僕たちが撮影に参加したのはこんな映画!!
という事で、今回僕たちが撮影に参加した映画を紹介します。
作品のタイトルは『The forest』。
2016年の1月に全米、ヨーロッパ、アジアで公開予定のハリウッド映画です!
そして、現在公開されてる作品のプロットはこれだけ。
The forest(2016)
Set in the Aokigahara Forest, a real-life place in Japan where people go to end their lives.
Against this backdrop, a young American woman comes in search of her twin sister, who has mysteriously disappeared.
Despite everyone’s warnings not to “stray from the path,” Sara (Natalie Dormer) dares to enter the forest to discover the truth about her sister’s fate, only to be confronted by the angry and tormented souls of the dead who now prey on anyone who crosses their paths.
要約すると、舞台は日本にある自殺の名所『青木ヶ原樹海』。
米国人女性(サラ)の双子の妹が謎の失踪を遂げ、妹を探す為にサラは樹海へ。
周りの制止を振り切って森の奥へと足を踏み入れたサラを待っていたのは、死者の魂だった。
うーん、情報がこれだけだと正直どんな映画になるのか全く想像がつきません…。笑
そして注目のキャストですが、主演女優にキャスティングされているのはナタリー・ドーマー。
出典:http://www.jinclude.com/party/11313.html
今世界中で大人気のドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演しているので知っている人も多いのではないでしょうか。
その他にも、映画『キャプテンアメリカ』、さらには今年公開の映画『ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス』、『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』など、大物作品にも多数出演しています。
そしてテイラー・キニー。
映画『ゼロ・ダーク・サーティ』やドラマ『ファッションハウス』へ出演している男優さんで、以前の記事でも書きましたがレディー・ガガのフィアンセとしても有名です。
出典:www.drillspin.com
そしてそして、この映画を語る上で欠かせないのが、我らが日本を代表する小澤征悦さん。
この後の記事でも詳しく書きますが、今作でハリウッドデビューとなる小澤さんは、難関オーディションをくぐり抜けて今回の役をゲットしたそうです。
主な出演作品は大河ドラマ『義経』、『坂の上の雲』、映画『犯人に告ぐ』、『剣岳 点の記』などなど、多数。
出典:http://mayb.xyz/?p=1749
そしてこの映画で注目すべきポイントは、原案を手がけたのがあのデヴィッド・S・ゴイヤーだと言うこと!!
『ダークナイト』原案者による青木ヶ原樹海が舞台の映画、本格的に始動!
映画『ダークナイト』シリーズの原案などでおなじみのデヴィッド・S・ゴイヤーが原案を手掛けた日本の青木ヶ原樹海を舞台にした映画『ザ・フォレスト(原題) / The Forest』の北米配給がフォーカス・フィーチャーズに決定し、本格的な始動がThe Hollywood Reporterほか複数のメディアで報じられた。
デヴィッド・S・ゴイヤー原案『ダークナイト』写真ギャラリー
本作は、映画『グリーン・デスティニー』『天国の口、終わりの楽園。』のデヴィッド・リンドの製作会社ラヴァ・ベア・フィルムズと、デヴィッド・S・ゴイヤー、さらに製作会社ファントム・フォー・フィルムズが共同で製作する予定。
脚本の原案はゴイヤーが執筆したものをサラ・コーンウェルが改稿し、コマーシャルやミュージック・ビデオを手掛けてきたジェイソン・ザダがメガホンを取るようだ。
自殺の多い青木ヶ原樹海で行方不明となったアメリカ人の双子の姉を捜すために妹が日本を訪れて真相を探るが、死者の魂に邪魔をされるというストーリー。
ガス・ヴァン・サントも新作映画『シー・オブ・ツリーズ(原題) / Sea of Trees』で富士の樹海を舞台にしているが、同作がドラマ性の強い作品になるのに対し、『ザ・フォレスト(原題)』は超自然的要素を強調した作品になるようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
ここまで聞いただけでも、どんな作品になるのかすごく楽しみになってきました!!
出演作品の説明が終わると、「あ、ちょっと待って。」と言って無線で現場からの指示を受けるネマニャ。
ものすごく忙しそうです。
しばするとネマニャが戻ってきて、さっきの話の続き。
「きっこは『ゆり』の役だから。
だいはポリスマンの役。」
”ゆり??ゆりってなんだろう?”
”ていうかだいごろはポリスマン?!ははは。”
意外な配役に二人して笑ってしまいました。
「明日から撮影があるからすぐにあっちのメイクルームに行ってくれ。衣装合わせがあるから。じゃあ、後で!」
そう言って、ネマニャは倉庫街へと走って行きました。
生まれて初めての衣装合わせ。
ネマニャに教えてもらった場所にはトレーラーの荷台がたくさん並んでいて、その荷台が控室や、トイレや、食堂や、衣装室、メイクルームになっていました。すごい!!
そして控え室の扉には役名が書いてあったのですが、その中に”Yurei”と書かれている部屋が。
”もしかしてきっこの役ってこれ?!”
”『ゆり』じゃなくて『幽霊』やん!!笑”
どうやらきっこはお化けの役。
そして僕がポリスマン。
なんだか可笑しくて笑いが止まりませんでした。
ネマニャに言われた通りにメイクルームに行くと、メイクさんに「あなたたちはメイクなしだから衣装室に行って。」と言われました。
衣装室に行くとすぐに衣装合わせ。
部屋の中には両側に衣装や小道具がずらっと並んでいて、衣装さんたちがせわしなく動いていました。
僕の役はポリスマン。
服を脱いでパンツ一丁になると、警視庁と書かれた制服に、無線や警棒、拳銃とかの小道具をつけられました。
拳銃はモデルガンだったからめちゃくちゃ軽かった。
衣装を全部着たら写真を撮るのでしばし待機。
ドレッサーの鏡で自分のポリスマン姿を見ると笑えてくる。
こんな華奢でヒゲがもじゃもじゃなポリスマンなんていないと思うけどなぁ。
きっこの衣装は汚れて土がついたボロボロのパーカーとよれよれズボン。
現代風の幽霊みたいです。
…まあ、普段着てる服と大して変わりないですね。笑
そしてこの衣装合わせの後、これが正真正銘のハリウッド映画の撮影だという事を確信させる出来事が待っていたのでした!!
つづく
daigoro
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