お祭り真っ只中!世界遺産の街サンルイス。
27〜30/JUN/2014 in São Luís
サンルイス。
ここは旅の計画をじっくり練るはずだった場所。
でも、今サンルイスはお祭り真っ只中。
6月頭から末にかけて行われている「BUMBA MEU BOI(ブンバ・メウ・ボイ)」というお祭りがクライマックスを迎えようとしていました。
これは楽しまない訳にはいかないでしょうという事になり、お祭りとW杯観戦と旅行の計画とで大忙しとなったサンルイス。
なかなか次の計画に集中できない日々となってしまい、あとで痛い目を見ることになりましたが。
それはまた先のお話。
タイルで装飾された世界遺産の街並み。
サンルイスの街はブラジルの中でフランスが建設した唯一の植民地で、タイルが張られた建物の美しい街並が世界遺産にも登録されています。
滞在期間中は何度もサンルイスのセントロを訪れ、その街並みを楽しみました。
宿にいた美人の猫。
椅子をかじるのが大好きな女の子。
教会。
通りを示す看板もタイル造り。
馬車で警備にあたるポリスたち。
まだ朝でしたが、お祭りに向けて着々と準備が進められていました。
BUMBA MEU BOI(ブンバ・メウ・ボイ)
「ブンバ・メウ・ボイ」はお祭りの名前。
6月始めから終わりまでの一ヶ月間、毎日開催されています。
同じホステルにいたブラジル人に、お祭りの背景を教えてもらいました。
ブンバ・メウ・ボイの「ボイ」は牛の意味。
牛タンが妊婦さんの身体にいいとされていて、村人が牛を捕まえようと追いかけ回します。
そして、牛の舌を切って殺してしまいました。
そのとき、インディアンの女の子たちが蘇生を祈って踊り、牛が息を吹き替えしたそう。
そのお話を語り継ぐお祭りです。
お祭りが始まるのは夜19時頃から。
でも本格的に盛り上がるのは22時を過ぎてからで、
毎晩夜中三時ごろまで盛り上がります。
ステージがセントロを中心にいたるところに用意されていて、
いろんな地域から集まった団体が一時間交代で踊ったり歌ったりします。
これだけの規模のお祭りを一ヶ月間続けるってものすごいエネルギー!
———
まず最初に祭りに参加したのは、宿の近くのラグーンの広場。
宿はセントロから遠いし宿の回りは閑散としていましたが、お祭りが行われているラグーンまで歩いて10分ぐらいだったのでラッキーでした。
ただし、ホステルの近くで強盗に襲われて負傷した日本人にも会ったので、気は抜かないようにして出かけました…。
でも、私たちが行ったときは伝統的な踊りは全くしていなくて、よく分からないアーティストが歌っていて、周りの人もみんなただ呑んでるだけ。
ただのパーティーやん。
がっかりして戻りました。
———
次の日、宿の人に確認したら、私たちが行った時間が早すぎたみたい。
ボイ(牛)が出てくるのは22時以降だということが分かりました。
リベンジ!
今度は伝統的なダンスを見ることができました!
みんな大声で歌ったり、踊り子と同じステップを踏んだりしていて大盛り上がり!
すっかりお祭りムードで楽しい!!
一番最後の曲では、お客さんもステージに上がって踊っていました。
丑三つ時に丑が集まる
6月の最後の日曜日がお祭りの最終日ですが、面白いのがその次の日。
深夜3時ごろ、お祭りが最高潮に達した後、町中の牛たちが一箇所に集まってきます。
場所はジョン・パウロという、セントロから少し外れた所。
同じ日にホステルにいた人の中には、前日の夜19時から出かけて、深夜3時に牛を追いかけてジョン・パウロへ行き、そのまま朝8時までずっと踊っていた人もいました。
私たちは旅の計画が全然進んでいなかったのでこの日はじっとしていましたが、オールしてた人たちが帰ってきて「ジョン・パウロでは夕方までお祭りしてるよ」と教えてくれ、バスのチケット取るついでに行ってみることにしました。
ジョン・パウロの中心部に近づくと、スピーカーから流れる爆音が…。
牛、ダンサー、歌を歌う人、盛り上げる人、これらのショーの団体に加えて、木を打ちならして踊る一般人。
子供たちは疲れ果てた表情。
そりゃあ昨日の夜から一晩中踊って昼も踊ってたら疲れる。
あと数時間、がんばれ。
だいごろとボイ。
短い滞在でしたが、ブラジルのお祭りを堪能できた!
ものすごい盛り上がりで楽しかったー!
kicco
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