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29/AUG/2015 from Lanzhou to Jiuzhaigou

翌朝。
眠い目をこすりながら朝6時前に起きる。
昨日眠りについたのは2時だったか3時だったか…。

本当なら蘭州にもう一泊してゆっくりしたところだけど、私たちは帰国日を決めているのでこのまま強行スケジュールで移動します。
 

昨日お世話になった学生たちが寝息を立てている中。
まだ夜も明けてないうちに宿を出発。
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昨日は暗くてよくわからなかったけど、こんな高層マンション群の中の一室に泊まってたんだ。
これは何も知らずに来たら絶対宿って分からないだろうな。
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まずは、昨日宿のスタッフに教えてもらったバス停まで行ってみました。
しばらく待ってみたけど、朝早すぎてバスがやってこない。

仕方ないので、タクシーに乗りました。

タクシー代は22元(430円)。昨日も今日もタクシーだ…。出費がかさむ。。
バスだったら二人で2元で行けるのに。

でも今日九寨溝に行けなかったらこれからの予定がきつくなってしまう。
バスのチケットを取るためにも、急いでバスターミナルに向かわなければ。

また黄河を渡ります。
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蘭州から九寨溝に向かうバスは、蘭州駅(兰州站)のすぐ向かいの「兰州客运中心」から乗れます。
毎朝7:30発。一人231元(4500円)。高いです。中国の交通費半端じゃないです。

九寨溝行きのバスチケットは残り座席がわずかだったので、無事買えたことに安堵。
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バスの発車時刻まで時間がまだ少し残っていたので、食料の買い出しに出かけます。
これは人の形をした梨。プラスチックの型に入れて作るそうです。ちょっと不気味です。
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朝、徐々に人が増えてきました。
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蘭州は本当はラーメンがすごく有名なので、ラーメン屋さんに入りたかったけど、
バスの出発時刻までの時間が迫っていたのでラーメンは断念。残念です。
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他の食べ物を探してうろうろしていると、小腹を満たすのに丁度いいものを発見!肉まんです。
中国語で包子(バオズ)と言います。1皿7個で8元(約150円)です。
まだ朝の7時ぐらいなのに、がんばってるなぁ。
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ダーパオ(打包)と言うと、テイクアウトできます。
と言っても、ビニール袋にガサッと入れられるだけですが。
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肉まんを抱えてバスに乗り込みます。味は美味しい!
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バスは予定通り発車。
バスに乗って町並みを眺めます。ここもやっぱり大都会だなぁ。中国の中では地方都市なんだろうけど。
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丘の上にお寺のようなものが見えました。ウルムチと似てるな。
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これは?
小さなトラクターみたいなのを10台も乗せた車!
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乗ってしばらくすると、お寺や仏塔のようものの上に月のマークがついてる建物がたくさん。
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家はポツポツと少ないのに、家の数と同じぐらいあるんじゃないかと思うほどたくさんあった。
月のマークということは、これはイスラム教のモスクだろうな。
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もう中国のど真ん中ぐらいまで来てるのに、こんな風にモスクがある。
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時折、本当のお寺と塔もあったけど、モスクと比べて月のマークがあるかないかだけの違いしかない。
この辺りのモスクが仏教の影響を受けているからか、元々仏教の建物だったものを立て直したからか。
興味深いです。
 


さらにしばらく行くと、チベット人が暮らすエリアにやってきました。
どこを見てチベット語が目に入ります。
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チベット族が住んでいるっていうことは、このカラフルな布を見ても分かります。
この布は、タルチョと呼ばれていて、仏教のお経が書いてあります。
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タルチョはネパールでもたくさん目にしました。
地理的にもネパールと近いし、祈り方も似ているんだろうな。
 

農業を営むのどかな景色が続きます。
ハチの巣箱でハチミツを集めています。
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ヤクがたくさん。暮らしている人の服装も独特です。
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美しい景色。
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集落には必ず白い仏塔がある。
この仏塔の周りをぐるぐる回ってお祈りするのがチベット仏教。
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チベットらしい色合いの建物も増えてきました。
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途中、タルチョで覆い尽くされた家と、中国の国旗が立つ家のどちらもある集落があった。
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お互い主張しあってることが分かります。
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でも、中国の国旗の家の方が明らかに裕福そうで、村の中心にあって立地も良かった。
チベット人はどんどん生きにくくなってきてる感じがひしひしと伝わってきました。
 


途中、一度だけお昼ごはん休憩がありました。
一皿25元(約450円)。休憩所だけあって、街中と比べたらかなり高い!
なんか、中国に出張していた時に食べていた工場のごはんと同じだ。
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昼食のごはんは盛り放題。
ごはんにツヤがなくて、なんか変な匂いがするところも、工場のごはんを思い起こさせます。
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そして、いよいよ九寨溝が近づいた頃、派手派手なライトアップをされたテーマパークみたいなところを通り過ぎました。

なんじゃこのどぎつさ!!人がたくさんうろうろしていて、賑わっていました。
九寨溝は世界に誇る一大観光地。こうやってどんどん発展させていってるんだ。
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九寨溝の派手派手な歓楽街を通り過ぎてしばらくすると、九寨溝のバスターミナルに到着しました。

12時間ぐらいかかったかな。辺りは真っ暗。
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目星をつけていたユースホステルに行こうと思っていたけど、バスを降りると客引きがやってきました。

二人1部屋で100元と言っていたけど、値切ったらあっさり80元(約1500円)にしてくれました。
ホステルでも二人で90元の予定だったから、Wi-Fi付き、ホットシャワー付き、ダブルルームでこの値段だったらかなりお得です。
 

バスターミナルから車で10分ぐらい。

たどり着いた宿はこんなところ。
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中に入ると…

めっちゃきれい!!それに広々!!
二人で泊まるのにベッドが3つもある!!
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バスルームもきれいしお湯もちゃんと出る!!
まさか中国でこんなに設備のしっかりした宿に泊まるとは思わなかった。
めちゃくちゃ良い宿でびっくり!!
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明日行く予定だった黄龍までも、往復一人100元で車を手配してくれると言います。
バスで行っても片道45元で、しかもバスは時間が限られていてゆっくり見られないと聞いていたので、チャーターしてもらってその値段だったらめちゃくちゃお得。

ちなみに、この写真の下の名刺が私たちが泊まった宿。
九寨溝からは離れているけど、毎日宿のお父さんが無料で送迎してくれます。
上の名刺は黄龍までチャーターしたタクシーのドライバーの名刺です。4人集まれば一人100元で行けます。
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ここは家族経営のとってもいい宿だったのでオススメです。
でも、中国語しか通じないので、中国語が全く喋れない人には厳しいかも。
指さし会話帳とか持っていたら行けると思います。

今日の夕食はラーメン!
ウルムチでよく食べていたような手打ち麺じゃなく、ぶちぶちの柔らかい麺だったのが残念だけど、スープが四川風のピリ辛でいい味してた!美味しかった!!
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今日はお腹も満たされて快適な宿でぐっすり寝れて大満足!
明日は世界的にも有名な中国随一のあの観光スポットへ行ってみます!!

つづく



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