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30/AUG/2015 in HuangLong

今日は中国を代表する観光名所、黄龍に向かいます。
なんでも色とりどりの湖が段々に連なっていて、なんとも風光明媚な場所だそう。

宿の人にお願いして、一人100元(約1,900円)で車をチャーターして出かけます。

乗り込んだのは、私たち二人と、同じ宿に泊まっていた男性一人。
と、ここでトラブル発生。

乗り込んでみると、一人130元だと言い張るドライバー。
どうやら、4人乗せるつもりだったのに3人しか集まらなかったみたい。
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130元だったら予算オーバーだ…。

”130元かかるんだったら、私たちは今日は黄龍に行くのはやめて、明日行くことにする。”

と言うと、同乗者の男性がドライバーと何やらお話して結局一人100元で行くことになりました。

どういう話になったのかあまり分からなかったけど、同乗者の男性が一人で200元払ってくれたっぽかったです。
 


黄龍へ向かう道にはヤクがたくさん。
ヤクはほとんど黒だけど、たまに白いヤクがいるので、ついつい探してしまいます。
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途中、ヤク肉のお土産屋さんで休憩。
「牛」辺に「毛」と書いてヤク。ヤクは毛が長いからだ。分かりやすい!
ヤク肉のジャーキーとか、いろいろ売ってる。
同乗者の男性はたくさんお土産を買っていました。
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途中でモスクも通りました。
チベット仏教が中心のエリアなのに、モスクもあるんだ。
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そして宿を出てから車で2〜3時間で、黄龍の入り口に到着しました。
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入場料200元(約3,800円)、ロープウェイ上り80元(約1,500円)、保険10元(約190円、この保険は払わなくてよかったのかも…)で、かなりの出費になります。この値段でもたくさんの観光客が訪れているんだからすごい。

ほとんどが中国人の観光客です。
 

ロープウェイは時期によっては並ぶこともあるみたいだけど、私たちが行ったときは全く並ばずに乗れました。
ロープウェイは上りが80元、下りが40元だけど、迷わず上りを選びました。

なぜなら、黄龍の標高は高いところで3600mにもなるから。
まともに歩いて登ったら高山病になってしまうかもしれない。
タクシードライバーとの待ち合わせ時間もあるし、せっかく来たからにはゆっくり見て回りたい。
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ロープウェイを降りると、しばらく遊歩道を歩きます。
ちゃんと道が整備されていて歩きやすい。道を外れて自然を壊さないようにもなっています。
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水洗ではないけど整備されたトイレもたくさんあって安心です。
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辺りは深い山奥の大自然。
こんなところに段々の湖があるのかな?
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と思っていると、あった!
木々の合間から青色が見えてる!すごい綺麗!!!
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一刻も早くその場所にたどり着きたくて、自然と早足になります。
 

ここは富士山並みに標高が高いだけあって、途中の売店で酸素ボンベを見つけました。
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それからここは酸素バー。
1元(約20円)のストローを買えば、自由に酸素を吸えます。
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でも、こうやって酸素を取り入れても一時的なもの。

高濃度の酸素を吸って、再び低酸素の環境に急激に戻ると逆に高山病の症状が重くなるという説もあります。
結局のところ、自分の体が慣れるしかないのかな。
私たちは幸い高山病になることはなかったのでお世話になることはありませんでした。
 


遊歩道をどんどん歩きます。
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そしてついに!!

見えました!すごい!!!段々湖!!色とりどり!!
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黄色だったり青色だったり。
見る角度によって、様々な表情を見せてくれます。
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なんでこんないろんな色になるんだろう。
思わず息を飲んでしまう。
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中にはこんな不思議なところも。
写真では分かりにくいけど、この黄色い岩肌にずっと水が流れています。
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だいぶおなかも減ってきたので、景色の綺麗なこの辺りでお昼ごはん休憩することにしました。
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持ってきたのはこれ!
昨日の夜、スーパーで見つけたお弁当です。1個15元(約300円)。
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黄龍の中でも同じお弁当を買えるけど値段が倍ぐらいしていたので、買ってきておいて正解。
競合メーカーが他にもあるけど、このパッケージのシリーズがごはんもちゃんと柔らかくなるし、おかずの味付けも良くてよかったです。
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イラスト通りに、カイロみたいなやつに付属の水をかけて、ごはんとおかずをセットしてしばらく待ちます。
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そしたらホカホカごはんのできあがり!!
これが期待した以上に美味しかった。当たり外れはいろいろあるけど。
書いてある通り、きちんと8分待つのがコツです。
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こんな景色を眺めながらお昼ごはんなんて、最高のひとときです。
本当に、どうしてこんな色になるんだろう。
天然の色だとは信じられないほどの鮮やかさ。
”入浴剤を入れたんちゃうかな?” って思わず冗談を言い合ってしまいます。
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ご飯を食べて黄龍の頂上付近まで登ると、チベット仏教のお寺がありました。
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とってもいい雰囲気のお寺です。
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これはマニ車といって、右回りに一回まわすとお経を1回唱えたことになるというものです。チベット仏教の寺院には必ずあります。
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この辺りは元々チベット人が住んでいた場所。
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今は黄龍の中のスタッフとして、多くのチベット人が雇われています。掃除をしていたり、荷物を運んでいたり。
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ここは彼らにとって神聖な場所。
こうやってたくさんの観光客が訪れてくることは、必ずしも喜ばしいことじゃないんだろうな。
 


お寺の近くには洞窟がありました。
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中に入るとびっくりの派手派手ライトアップ!すごいセンスです。笑
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そしてここから、出口に向かって遊歩道を下っていきます。
驚いたのはその距離!!なんと全長3.7km!
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次々と新しい湖が姿を現し、思わず目を奪われます。
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タクシードライバーとの約束の時間を意識しながらも、見とれてしまうからなかなか前に進めない。
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形も表情もまったく違う湖が私たちの目を楽しませてくれます。
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なんて綺麗なんだろう。
透き通った湖の色を眺めているだけで、どんどん時間が経ってしまう。
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それにしても、こんなに広大なエリアがこの不思議な湖で埋め尽くされているとは思ってもみなかった。
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黄龍はお金がかかるから行くかどうか悩んだけど、この凄さを目の当たりにしたら、心から来てよかったと思える。

自然の美しさを思い知らされる、本当にすごいところでした。
 


そして、下り始めて3時間ぐらいでようやくゴールにたどり着きました。

同乗者の男性を途中で追い越してきたから、タクシードライバーに見放されることはないだろう。
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しばらくすると、同乗者の男性がやってきました。

「待っててくれたんだね、ごめんね。今からドライバーに電話するよ。」と言って、電話をかけてくれました。
地元の人がいるとやっぱり安心です。

一緒に待っていると、「あげるよ。」といって、美味しいチョコを分けてくれました。

これ、中国では有名な結構いいお値段のするチョコです。
このおじさんも私たちが日本人と知っていても、差別することもなく優しく接してくれました。
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電話してもらってしばらくすると、タクシードライバーがやってきました。
約束の時間を30分ぐらいオーバーしてしまったけど、あまり気にしてないみたいでした。

バスだったらこうはいかないから、やっぱりチャーターできて良かった。
黄龍にいた時間は5時間半ぐらい。思っていた以上に時間がかかってしまいました。
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帰り道で思わぬ渋滞に巻き込まれたので、何事かと思って外に出てみると交通事故でした。トラックが大破しています。
やっぱり旅をしていて一番怖いのは交通事故だなぁ。
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宿が近づいてくると、「住宿」と書かれた看板を持った女性が列になって並んでいました。
宿の客引きです。
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ここは私たちが泊まっている宿のずっと手前。
こんなにライバルがたくさんいたら私たちの宿で客引きをするのは難しいだろうな。
 

そして、再び九寨溝の手前にある歓楽街の前を通り過ぎました。
すごい人!かなり儲かってそうです。笑
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そして今日も昨日見つけたお気に入りの快適宿に泊まります。

この宿は本当に最高!快適な宿が待ってるって幸せだ。

そして明日は、これまた中国随一の超絶景スポット九寨溝に行く予定。

でも天気予報を見るとあいにくの雨。
私たちには次の予定があるので、もし本当に雨が降ってしまったら、雨の中行くか九寨溝を諦めるしかない。

果たしてどうなるのか。

なんとかして晴れて欲しいと祈りながら眠りについたのでした。

つづく



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