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15〜18/MAY/2015 in Warsaw

ローマの大規模ストライキをくぐり抜けてワルシャワにやって来た私たち。
ここワルシャワでは友達のDoraとMichalの家に泊めてもらっています。

そもそも私たちとポーランド友人たちの関係は、2011年に遡ります。
それは私たちがヨルダンとイスラエルを旅していたときのこと。

ヨルダンのワディラム砂漠へ行くツアーを一緒に申し込んだのが、Dora, Ewa, Agaの女の子3人の仲良しトリオでした。
Doraはしっかり者で面倒見が良いお姉さん。
EwaはDoraの妹で、おしゃべりでいつも元気いっぱい。
AgaはDoraとEwaと幼馴染。ちょい悪風だけどおちゃめな子。

3人が揃うと賑やかで話が尽きることはありません。
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この3人は絵に描いたようにバランスのとれたトリオで、私たちの間ではポーランドのチャーリーズエンジェルと呼んでいました。笑
3人ともワルシャワで英語の先生をしています。

その3人とは連絡先を交換してから別れたのですが、一週間後ぐらいにエルサレムでばったり再会。
日本に帰ってからも、時々チャットをしたりする仲でした。
 

それからしばらく経ったある日。
Doraから連絡が来ました。
「お願いがあるんだけど…」

詳しく聞いてみると、Ewaと、Doraの友達のMajaを私たちが仕事で住んでいた京都の家に泊めてほしいそう。
もちろん二人とも私たちの家に泊めてあげて、みんなで京都の街を歩きました。
これは京都の阪急電車の中。だいごろの顔が別人のようです。笑
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お弁当箱屋さんではしゃぐEwaとMaja。
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京都の錦市場でタコを食べるEwa。
Majaも英語の先生で、話好きだからとにかくよくしゃべる!楽しかったなぁ。
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そしてそれから数年経ったある日。
Doraからまた連絡が来ました。
「今からポーリッシュのスパイをそっちに送り込みたいんだけど…」

今度やってくるのはDoraの彼氏のMichalとその従兄弟のSzymon。
二人は大阪から東京まで自転車で行く計画だそう。

会った事も見た事もない二人だったけど、京都の家に泊めてあげて、四人で一緒にサイクリングしました。
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そんなこんなでポーランドの友達がたくさんいた私たちは、ヨーロッパに行くと決めた時に「ポーランドには絶対行こう。」と思っていました。

そしてDoraに連絡をしてみると、快く受け入れてもらえました。
 


 

さて、そんな懐かしの友達たちが住むポーランド。

DoraとMichalの家で朝起きると、二人が朝ごはんを用意してくれました。
パン、手作りジャム、トマト、二人が”White Wasabi”と読んでいたスパイシーなソースとか。
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ご飯を食べていると、「今日はお父さんのネームデーだから、お父さんに電話しないと。」とDora。

“ネームデー??”

「ポーランド人はカレンダーに自分の名前があるの。1年で最低1回は自分の名前がついてる日があって、人によっては1年に5回ぐらい名前がある人もいるのよ。」

カレンダーを見せてもらうと、確かに日付の下に名前が書いてあります。
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人によっては誕生日よりもネームデーの方が大切だったりするみたい。
誕生日もネームデーもお祝いするなんて、お祝い好きなのかな?

ポーランド人の名前はカレンダーに書ききれるほど種類が少ないっていうこと。日本人の名前なんて無限に考えられるから名前をつけるときに悩んじゃうけど、ポーランド人だったらカレンダーの中からどれか一つ選べばいいから簡単かも??
 

Doraの家は広々していて本がいっぱい。
ワルシャワではみんな家は賃貸じゃなくて買う方が一般的なんだって。
みんな20代のときにアパートを買うそうです。

地球儀もあったので、旅のルートを説明しました。
「まさか二人が仕事を辞めて旅をしてるなんて思わなかった!」とびっくりした様子のDora。
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彼女はヨルダンで出会った3人姉妹のお姉さん役で、とにかく面倒見が良い!

今回の滞在でも、私たちが楽しめるように観光地をリストアップして順番に並べて、みっちり計画を立ててくれていました。
 


 

今日は土曜日。
二人とも仕事が休みなので、4人で自転車に乗って街に出かけます。
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まずはワルシャワっ子の自慢の大きな公園へ。
街中にあるのにびっくりするほど広い公園です!

背の高い木々が気持ちいい並木道。
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季節は春真っ盛りで、公園のあちこちに花が咲き乱れています。
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最近出来たらしい中国風の庭園。
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公園には動物もたくさん。
木の上にいたのはクジャク!
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木登りするリス!
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他にもたくさんいました。
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木々の間を自転車で駆け抜けるのが気持ちいい!
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本当に花々が綺麗だなぁ。
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みんな家族や友達と散歩して気持ち良さそう。
いいなぁ。こんな公園が自分の家の近くにもあったらいいのになぁ。
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それから、街の中心へと向かいます。

自転車で通りがかった大きなヤシの木。
こんな街中にヤシの木が一本だけ?と思ったら、なんとこれ、プラスチックで作られた偽物だそうです。
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数年前に芸術関係のイベントで作られて好評だったので、取り壊されずに残っているそうです。
 

ここは街のど真ん中にある広場。
ワルシャワの街は第二次世界大戦で街が徹底的に破壊されましたが、当時の史料を元に全て元通りに再建されたそう。
焼け野原に新しいスタイルの建物を立てていった日本とは対照的です。
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これは日本の漫画やアニメのお店。
ワルシャワでは日本のサブカルチャーがかなり人気のようで、コスプレをした人が普通に街を歩いていたりしました。
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これは古くからある建物の一画に必ずと言っていいほど見かける祭壇。
アパートの人たちのお祈りの場所だそうです。
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これは結婚式をしていた教会。
この黄色い車がポーランドの典型的な車種だそうで、結婚式のパレードの時によく使われるそうです。
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街の通りを歩けば民族衣装を着て民芸品を売るおばあちゃん。
この切り絵は全部おばあちゃんが作ったそうです。
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これは二人がオススメしてくれたポーランドの伝統的なおやつ。
ポンチュキという名前で、中にジャムやクリームが入ったドーナツです。
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食べてみると焼きたての生地はふわふわで、中にほんのり甘いフルーツのジャムが入っててめっちゃ美味しい!
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このポンチュキを食べて以来、だいごろはポンチュキのとりこになってしまって、毎日ポンチュキを探す日々。笑
ワルシャワを出た後は、ポンチュキが好きすぎて『ポンチュキ巡礼の旅』に出るのでそっちもお楽しみに。
 

街を歩いているとDoraの大学の時の友達がシャボン玉を作る道具を売っていました。
久しぶりに再開したようで、楽しそうに話し込んでいます。
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シャボン玉を作りながら話すDoraの友達。
子供がたくさん寄ってきていて羨ましい!と思っていたら、私にもやらせてくれました。やった!
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街を歩いたらお腹が減ったので、ここらで昼ごはん。
ポーランドの伝統的な料理が食べられるレストランに連れて行ってくれました。
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今回食べたのは”ダンプリング”という、餃子みたいな食べ物。
いろんな種類があるけど、今回は中がチーズのダンプリングをクランベリーソースで食べました。
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あとは、酸味が利いたスープとウインナー。
こういう酸っぱいスープ好き!このスープはズレックと言うそうです。
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食事の後は、京都に遊びに来てくれたMajaと合流してワルシャワ大学へ。DoraとMajaの母校です。
日本で言う東大みたいなもんかな?入るの難しいんだろうなぁ。

大学の図書館の屋上が庭園になっているので、みんなでしゃべりながらお散歩。
Majaの相変わらずのマシンガントークが懐かしかった。
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そして昼下がりはカフェで一休み。
みんなのお気に入りのブックカフェです。
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コーヒーを飲みながらおしゃべりしたり昼寝をしたり。
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カフェで休憩した後は、Majaと別れて教会へ。
DoraとMichialは敬虔なキリスト教徒で、毎週お祈りのために教会にやってくるそうです。
今日はここで教会音楽のコンサートが催されていました。

アカペラで歌われる独特なメロディーが教会に響き渡って、不思議な感じ。
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指揮者の女性の子供が終始まわりをうろうろしてて、お母さんの真似をしたりするのが可愛かった。
 


 

そのあと、二人の友達の家で新居祝いのパーティがあったのでお邪魔しました。
ポーランドでは20代でアパートを購入するのが普通なので、誕生日にネームデーに、新居祝いに大忙し。
DoraとMichalは毎日だれかのパーティーに招待されると言っていました。
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このパーティーに来ていた人は英語を喋れる人が多かったので、私たちもたくさん話して楽しむ事ができました。
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そしてパーティーをおいとましたのは夜1時頃。
外はもう人通りも少なく静まり返っています。
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でも今日はまだまだ終わらない!

この日はたまたまナイトミュージアムというイベントの日。
夕方以降、ワルシャワ内のいろんなミュージアムに無料で入れるという特別な一日です。

パーティーの後もまだ空いているところがあるからと、まだまだ元気な二人に連れられて向かいます。

印刷所のイベントで、ワルシャワの街並の版画を作ってもらったり。
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ここは昔のワルシャワについて当時の人たちが話したのを録音してあって、ヘッドホンで聞けるという展示。

私たちはポーランド語ちんぷんかんぷんなのでDoraとMichalが楽しそうにしているのを見て楽しんでいました。笑
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ミュージアムを出た後はメトロの終電に何とか飛び乗って、そこからタクシーを拾って二人の家へ。

家に着いたら夜の3時すぎ。もう空が明るくなり始めていました。
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ポーランド初日は朝から次の日の朝まで動きっぱなし!
パワフルなワルシャワっ子たちに圧倒されっぱなしでした。笑



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