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24/MAY/2015 from Bielsko-Biała to Burasuchiraba

Michalの家族にたくさんお世話になって、幸せいっぱいだったポーランドの田舎町ビエルスコ。

ポーランドでは結局1度も宿に泊まらずに友達の家を渡り歩いたし、美味しいごはんと家族の温もりと友達の優しさと…いろんなものをもらった。ポーランドにはだいぶ借りを作っちゃったな。
今度また日本に誰かが来たら、たくさんおもてなししよう!
 

ポーランドのビエルスコから私たちが目指すのはスロバキア。
最初はビエルスコからヒッチハイクしようと思っていたけど、Michalの家族はヒッチハイクが少し心配みたいだったし、お隣のチェコまでのバスが意外と安かったのでそこまでバスで向かうことにしました。
 

MichalとMichalのお父さんがバスターミナルまで車で連れて行ってくれてお見送りしてくれました。そしてハグをしてお別れしました。
ポーランド人とは出会うとき、別れるときいつでもハグだったな。
私たちは日本人だけどもうずいぶん自然な動作に感じる。すっかり慣れっこになってしまった。
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バスに乗ってビエルスコからやってきたのは、チェシンというチェコとポーランドが半分ずつの街。

Michalには、そこから電車に乗ることを勧められたけど、電車が70キロぐらいの距離なのに6ユーロと高かったのでまずはヒッチハイク。

ヒッチハイクができそうなところまで歩きます。
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でも天気はぐずぐず。雨が降ったりやんだりで肌寒い。
残念ながらヒッチハイク日和とはいかなそうです。
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それに道路にでっかいナメクジが大量発生してて、足元を見てないと踏んでしまう。キモい…。
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結局、バスを降りてから2kmも歩いた場所でヒッチハイクスタート。

でも全然止まってくれる気配がない。。

大きい道路だから車はビュンビュン通り過ぎて行くし、アイコンタクトすらなかなかできない。
うーむ。
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ぽつぽつ降り出す雨。
薄暗い空。
私たちの周りはだんだんと孤独な空気に包まれていきます。
 

途中、パトカーが通り際にクラクションをならしてきてびびった。
それにその後も何台かパトカーがこっちを見て合図をしてきたから捕まるかと思った…。
 

場所が悪かったかな…。高速みたいな所だったし。
ヒッチ禁止だったんだ。きっと…。

久々のヒッチハイクは身にこたえます。
 


 

1時間半たって、雨が強くなってきたので終了。
東ヨーロッパ最初のヒッチハイクは失敗に終わりました…。

諦めてMichalの言っていた電車に乗ることにします。
今度は鉄道の駅まで徒歩で3km以上の道のりです。
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それにしても荷物が重い。
南米でヒッチしてたときの食料がなくなる恐怖が二人の脳に刷り込まれてるから、ザックの中は買い込んだ食料でパンパン。
ポーランドの余ったお金でいっぱい買ったし、タイミング悪くパスタやお米も合わせて1kg以上持ってる。
買いすぎたな…。

雨も降ってるし足取りが重い。。
 

途中の通りにはユダヤ人墓地がたくさんありました。
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そして目の前に見えてきた橋を渡っていると
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そこにはチェコ共和国と書かれた看板が。いつの間にかチェコ側まで歩いてきてしまったようです。
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橋を超えた途端に街の雰囲気がガラッと変わり、ちょっと華やかな感じに。
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看板に書いてある文字も全てチェコの言葉になりました。
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そこからさらに歩き、鉄道の駅に到着。
朝から雨の中ヒッチして、その後ずっと歩き続けて。もうヘトヘトだ…。
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駅に着くと、すぐにスロバキアのジリナに行く電車があった。
6ユーロのチケットを買って乗り込みます。
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雨風にさらされる事のない快適な車内でしばし休憩です。

これは、Michalのお母さんが持たせてくれたサンドイッチ。
Michalの家は素材にこだわる家で、パンもチーズもハムも全部すごく美味しい。
そんな素材でできたサンドイッチはめちゃくちゃ美味しくて、力がめきめき湧いてくる。
「ちょっと風邪をひいてても、実家に帰って実家のごはんを食べてたらすぐ良くなるんだよ」ってMichalも言ってた。
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山を越えて谷を越えるとスロバキアに入りました。
癒しのひとときは瞬く間に過ぎ、目的のジリナの街には30分で到着しました。
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ジリナの駅で下車したら、地図を見ながらヒッチハイクができそうな場所を探します。
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でも駅の近くに良さそうな場所が見当たらず、またしても2kmぐらい歩いてヒッチポイントへと向かいます。

でも、目指していた場所は高架になっていて、とてもじゃないけどヒッチハイクなんてできない。
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仕方ないのでさらに歩きます。
さっきの高架があった辺りからは治安が悪そうなエリアなので、精神的にもかなり気を使います。
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そして歩く事30分。
やっとこさ車が止まれそうなガソリンスタンドを発見しました。
あー、歩きすぎてもう疲れた…。
 

でも、ここでへばっていては何も始まらない。
気合いを入れ直してからヒッチハイク開始です。
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するとヒッチハイク開始から30分ぐらい。
突然後ろから声をかけられました。

「あなたたちどこに行きたいの?」
聞いてくれたのはかわいい女の子。

”ブラスチラバに行きたいんだけど。”

「いいよ。ガソリンスタンドに車があるから来て。」

彼女はガソリンスタンドに入る時に私たちがヒッチハイクをしている所を見つけて、わざわざ声をかけてくれたみたい。
ブラスチラバとこことのちょうど真ん中にある街まで乗せて行ってくれる事になりました。
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乗せてくれたのは声をかけてくれたクリスティーナとクリスティーナのお父さんとその友人。
クリスティーナのお兄ちゃんがマウンテンバイクのレースに参加するのをみんなで応援しに行ってたんだって。
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クリスティーナは英語が喋れなかったけど、写真を見せながらスロバキアの街の事や、音楽の事とかを色々と教えてくれました。

これはスロバキア名物のチーズ。
横に引っ張ったら長ーくのびるし、縦に引っ張ったら裂けるチーズみたいにバラバラになる。
袋に山ほど入っていたのを分けてくれました。
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みんなありがとう。
 


 

クリスティーナの車に乗せてもらう事1時間半ぐらい。

降ろしてもらったところがヒッチするにはいまいちだったので、1.5kmぐらい歩いてヒッチハイクポイントへ。今日はよく歩くなぁ。
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ブラスチラバまではまだあと100km。
もう日が暮れかけているから、止まってもらえなければここで野宿確定です。
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ポーランドでは友達の家でぬくぬくした日々を送っていたから、なんかギャップが激しくて心身に堪えます。
南米にいたときよりも確実に弱くなってる。笑

初日から野宿かぁ…。
と思っていたら、30分ぐらいで車が止まってくれました。

「ブラスチラバに行くの?」

きたーーーー!!

こっちから何も言ってないのに、目的地の名前が出てきたっ!!

乗せてくれたのは、セルビア人ウラジミルとスロバキア人ダニーツァの夫婦。
ダニーツァの実家がこの近くで、明日から会社で仕事なので住居のあるブラスチラバに戻るそう。
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二人とも英語がペラペラなのでコミュニケーションが楽ちん。
ウラジミルは元サッカー選手で今はコーチ。
ヒッチハイカーを見つけたら必ず止まるようにしてるんだって。
面白いからねって。やさしい。

二人はおすすめのレストランやスロバキアの雑学をたくさん教えてくれて、ブラスチラバの街の真ん中で降ろしてくれました。

なんとか日が暮れる前に到着。ほんと助かった…。
二人ともありがとう!
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今日はどこまでヒッチできるか分からなかったので、宿の事は全然考えていません。
もう日が暮れて暗くなっていたので、近くにあったマクドナルドでネットに繋いで急いで宿を予約して、2キロ離れた宿まで歩きます。

ちなみにマクドのトイレが有料(0.5ユーロ)でした。
どうやら、トイレの料金を支払う時にもらえるレシートを商品の購入時に見せればお金が戻ってくるシステムみたいです。でも、私たちは先に食べ物を買ってしまっていたので使えず、ずっと我慢していました…。
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週末のブラスチラバの街のまだ夜の9時なのに人通りがなくて真っ暗。
治安悪いのかなぁ…。
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気を使って歩くので、宿までの2キロがめちゃくちゃ遠く感じます。
 

そして、無事にさっき予約した宿に到着。
今日はとにかくよく歩いた。疲れた…。

そしてバックパックに入っていた食料で自炊をしてお腹いっぱい食べてから、ふかふかのベッドでぐっすり眠りました。
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おやすみなさい。

つづく



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