またしても大苦戦。誰だ東欧のヒッチは簡単だって言ったのは…!
25/MAY/2015 from Burasuchiraba to Vienna
昨日はヒッチハイク初日でいきなり苦戦しながらも、なんとか辿り着いたスロバキアの首都ブラチスラバ。
明日の夜にお隣のオーストリアでウィーンフィルのコンサートを予約しているので、今日は午前中に街歩きしてから午後にヒッチハイクを始めてウィーンを目指す事にしました。
スロバキアの首都ブラチスラバはこんな街。
宿を出て街の中心へ向かって歩いてみると、見えてきたのはスロバキアの国旗がはためく建物や
カラフルな家々や
教会の前をトラムが走る街並。
街の中心には鐘のなる塔があって
その周りには個性的な店が並んでいました。
可愛らしい伝統衣装
良い香りのするフルーツの皮で作られたインテリア。
これは二人ともお気に入りの猫のぬいぐるみ。かさばるから買わなかったけど。
その他にも街を歩いていると面白いアートがたくさん。
現役で走るレトロな車。
丘の上にあるお城。
そしてブラチスラバの街を流れるこの巨大な川は、あのドナウ川!
この街に来た時に気付いたんだけど、ドナウ川はスロバキアのブラチスラバ、オーストリアのウィーン、ハンガリーのブダペスト、セルビアのベオグラードと、4つの国の首都を結ぶように流れてる!
ドナウ川のある所に大きな街が作られて行ったんですね。
その後、街の中心にある広場に行ってみると、各国からの観光客で大賑わい。
でも、その中になんだか見覚えのあるものが…。
そう、日の丸!
なんと、こんな街のど真ん中に日本大使館がありました!
大使館ってだいたい街の外れとかにあって、タクシーとかバスで行かないと行けない場合が多いのに、この立地はすごい!街の中心から徒歩0分!!
実はきっこのパスポートが、今回の旅用に新しいのを作っていたのに、アフリカと南米に長くいすぎたせいで一杯になってしまっていました。
もし数時間でできるなら昼ご飯のあとに簡単に受け取りに来れるので、ダメ元でここで増補出来るか聞いてみる事に。
そしたら2時間後に取りに来て下さいとの事。やったー!
パスポートができるのを待っている間は、昨日ヒッチで乗せてもらったウラジミルとダニーツァに教えてもらったレストランへ。
そしたらこんな高級そうな場所でした!
そんなにお金持ってないけど大丈夫かなぁ…。
でも二人がリーズナブルな店だと言っていたので、勇気を出してテーブルに座りました。
メニューを見たら、どれも数百円ぐらいでお手頃。さすがウラジミルとダニーツァ。よく分かってる!笑
頼んだのは二人に教えてもらったスロバキアの伝統料理。
餃子みたいなのの中にチーズが入っていて、さらに上からもチーズがかけられている料理。
ポーランドのダンプリングと似てるけど、中がチーズなのがスロバキア流だそう。
これはコフォラという共産主義時代に開発されたスロバキアオリジナルのコーラです。
これも二人に教えてもらって頼みました。
コフォラはちょっと薬草みたいな味がするコーラ。
ダンプリングはチーズづくしでお腹にはかなり重たかったけど、美味しかった!
ヒッチハイクでブラチスラバからウィーンを目指せ。
食事の後に再び日本大使館に行くと、無事増補されたバスポートをゲット!
これでこの先パスポートにスタンプを押してもらう時に余計な心配をせずに済みます◎
これで晴れてオーストリアへのヒッチが開始できる。
今日目指すのは音楽の都、ウィーンです!
ちなみにブラスチラバとウィーンは、「世界で一番距離が近い首都」だそうです。
一旦宿に荷物を取りに帰ってから、トラムに乗ってドナウ川の手前まで。
そこから歩いてドナウ川を渡って今日のヒッチハイクポイントまで。1kmぐらい歩きます。
そしてウィーンへ行く車が走る道路に到着し、ヒッチハイク開始!
残念ながら昨日に引き続き今日も雨です…。いつやっても雨のヒッチは辛いなぁ。
小一時間ほどヒッチをしていると、犬の散歩をしていたおじさんに「ここは場所が悪いよ」と言われました。
3kmぐらい先に良い場所があるみたいなので、ちょっと遠いけどそこまで歩きます。
『ブラチスラバの街はここで終わり』の標識。
昨日に引き続き食料がパンパンに入ったかばんが肩に食い込んで痛い。
途中で渡った高架から高速道路を見下ろすとチェコやポーランドの表記が。(CZがチェコで、PLがポーランド。)
それから30分ぐらい歩いていると、いつの間にかオーストリアの国境まで来てしまいました。
もういっその事このまま歩いてウィーンまで行ってみようかな…。
国境を越えた先に高速との合流地点があったのでそこでヒッチを初めて見る事に。
だんだんと強くなってくる雨。
腕の上げすぎで肩も痛い。
頼むから止まってー!
止まってーー!!!
お、すれ違う車の人たちがみんな笑顔で手を振ってくれる!
このトーテムポール作戦は意外と反応が良いみたい。笑
それから小一時間ほど猛アピールを続けると一台の車が止まってくれました。
「ここは場所が悪いからもっといい場所に連れて行ってやるよ。」
彼はヨーロッパでよくヒッチハイクしてたから、そのお返しをするために僕たちを拾ってくれたそう。
趣味でアイスホッケーしている青年は、高速道路を一旦降りて逆方向までわざわざ乗せていってくれました。
急いでたから名前を聞きそびれてしまってけど、どうもありがとう。
短い距離だったけど、かなり大きな一歩を踏み出す事ができた。
ヒッチハイク経験者だけのことはあって、この辺りで一番ヒッチハイクがしやすいサービスエリアみたいなところで降ろしてくれました。
ここからヒッチハイク再開です!
サービスエリアの出口で一台一台にアイコンタクトを送っていると、30分ぐらいで車が止まってくれました。
乗せてくれたのはパウエル。
スロバキア人だけどこれからスイスまで仕事で行くので、その途中のウィーンまで乗せて行ってくれる事になりました。やったー!
パウエルの仕事はビール工場の建設。
「喉が渇いただろ?」と言って、彼の働いている会社のオレンジジュースをくれました。
そしてウィーンに着くと、わざわざ寄り道してメトロが走ってるところで降ろしてくれました。ありがとう。
これでようやくオーストリアの首都ウィーンに辿り着けた!疲れたー!!
今日はブラチスラバからウィーンまで、たった60kmぐらいのヒッチハイクだったけど、かなり苦労しました。
昨日といい今日といい、東ヨーロッパに入ってから2日連続でヒッチハイクは大苦戦。
ここに来る前にあった旅人から「東ヨーロッパのヒッチハイクしたら、みんな直ぐに止まってくれるよ!」と聞いていたので、まさかここまで苦労するとは思わなかったな…。
昨日に引き続き、歩き倒した1日でした。
でも、これでようやく終わったと思った一日には、まだこの先にもう一山待ち受けていたのでした…。
▶︎次回:音楽の都で野宿。だいごろホームレスと友達になる。
daigoro
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