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22〜24/MAY/2015 in Bielsko-Biała

重苦しい空気とともにアウシュビッツを出た僕たちが向かったのはビエルスコ・ビャワ。
ワルシャワでお世話になったMichalの実家がある街です。

元々の予定では、アウシュビッツを訪れた後はポーランドを出てスロバキアから南下を開始する予定だったんだけど、「僕のおばあちゃんが作ったポンチュキは最高だよ。」というMichalの一言に負けて行くことにしました。笑

(ポンチュキについてはこちら▶︎久しぶり!ワルシャワで懐かしの旧友たちとの再会ラッシュ!!
 

Michalの実家を探せ!

アウシュビッツを出たのが夕方の6時ぐらいだったから、バスに乗ってビエルスコの駅に着いた時にはもう真っ暗。
しかもMichalの実家の場所は住所しか教えてもらっていないので、今から頑張って探さないと行けません。
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探すのには時間がかかりそうだしお腹も減っていたので、バス停の近くにあったお店で揚げたてのフライドポテトを買って食べました。
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Michalの実家は街の中心からは少し遠いので、まずはバスを探します。
でも、英語で書いてないから全然分からず、近くにいた親切な若者に教えてもらいました。
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そしてバスに乗る事10分。
Michalの家の周辺までやってきました。

でももう真っ暗だし、家には住所とか書いてないし、どれがMichalの実家なのか全く分かりません…。
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それでも、iPhoneのGPSと住所を何度も見比べながら探す事15分。
ようやくそれらしき家を発見しました!
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”本当にここであってるかな?”
恐る恐るペルをならすと、なかから女性が出てきました。

そして、「入って入って!」
英語は話せない人だったけど、ジェスチャーで中へ招き入れられました。
女性はMichalのお母さんでした。

今日は金曜日なので、仕事が終わったらすぐにMichalもワルシャワからこっちへ向かう事になっていたのですが、まだ来ていないようです。
 

Michalのお母さんに案内されたのはこんなに広々とした部屋。
どうやらビエルスコにいる間はここに泊めてもらえるみたいです。
やったー!まるで高級ホテルみたいな部屋!
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Michalが来るまでにまだ時間がかかりそうだったので、お母さんが夜ご飯を作ってくれました。

ポーランドの伝統的な家庭料理を作ってくれたそうで、ちょっと酸味のあるスープと
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肉やチーズが入った揚げ物です。
どっちもめちゃくちゃ美味しい!
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そんな美味しいご飯を食べていると、Michalが到着しました。
Michalのお兄さんRafalも一緒です。

みんなで一緒に夜ご飯。
僕の横にいるのがMichalでお兄さんのRafalです。
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そして、食事の後にRafalが案内してくれたのは家の地下室。

なんだろう?と思って着いていくと、なんとそこにはこんな診療所がありました!
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Rafalは理学療法士で、この地下室の診療所で患者さんを受け入れているそうです。
 

そういえば南米のパタゴニアでトレッキングをしていた時に何度か膝が痛くなった事があったんだった。
しばらくしたら痛みはひいたから病院には行っていなかったけど、ちょうどいい機会なのでRafalに相談してみました。
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彼の診断によると、膝の所にある筋が疲労で炎症を起こしているらしく、毎日マッサージすればよくなるとの事。膝自体には大きな問題もなさそうだし、マッサージのやり方もきっちり教えてもらえたので安心しました◎
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夜が更けてくると寒くなってきたので、Michalのお父さんが暖炉に火をつけてくれました。
この暖炉の余熱で水を加熱して、家の中を循環させているそうです。
おかげでどの部屋にいてもポカポカでした♪
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きっこはこの暖炉がいたく気に入ったようで。
パチパチと燃える薪から出る炎をじーっと眺めていました。
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そして気付いたらそのまま寝てました。笑
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ビエルスコ・ビャワの街。

次の日。
朝起きるなりMichalが申し訳なさそうな顔で、「Daisukeごめん。おばあちゃんにポンチュキをお願いしたんだけど、材料がないから作れないって言われたよ。」

”え…。”

楽しみにしていたのですごく残念でしたが、せっかくなのでおばあちゃんに会うだけでもいいからと伝えてもらいました。
 

Michalがおばあちゃんに電話してくれて、おばあちゃんの家には昼過ぎから遊びに行く事になったので、午前中はMichalがビエルスコの街を案内してくれました。

雨がぱらつく中、川沿いの公園を散歩しながら街の中心へと向かいます。
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ビエルスコには食品やアルコール飲料の工場がたくさんあるそうで。
工場からはいろんな匂いがしていました。
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ビエルスコの街の中心部へ入ると、歴史のある建物がたくさん残っています。
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ビエルスコってMichalの実家がなかったら絶対に来ていない街だけど、こんなに趣のある所だとは思わなかったなぁ。
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これはポーランドの超有名アニメのキャラクター『reksio』。
このアニメの作家がビエルスコ出身なんだそうです。
家に帰った後にアニメを見せてもらったけど、無声アニメだったのでポーランド語が分からない僕たちでも楽しめました。
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「久しぶり!」

街を歩いていると突然声をかけられたと思ったら、そこにはワルシャワで出会ったWojtecが!
なんとWojtecもこの街の出身だそうです。
って言っても、WojtecとMicalはいとこだから、出身地が同じでも別に不思議じゃありませんね。笑
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”僕たちが来るって聞いてわざわざ来てくれたの?”、と聞くと

「それもあるけど、ビエルスコには毎週帰ってるんだ。家族がいるからね。」
と言っていました。

そういえばポーランドで出会った他の人たちも同じような事を言っていた。
僕やきっこなんて日本にいた時は、多くても月に1度ぐらいしか実家に帰っていなかった。
ポーランドの人たちは家族を大事にしようという想いが強いんだなぁ。
その想いを行動に移せているのが素晴らしい。
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Michalの親戚が続々登場。そして念願のポンチュキ!!

「そうだ、叔父さんの家に行ってみようか?」
そう言い出したのはMichal。
どうやらこの近くにMichalの叔父さんが住んでいるみたいです。

そしてやってきたのはこんなマンション。
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古めかしいエレベーターに乗って、叔父さんの住む部屋へ。
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叔父さんはお酒を作るのが趣味だそうで、手作りの地酒を何種類も出してくれました。
次から次へと出てくるお酒に、1時間で体がポカポカになりました。
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夏になるとこの街の近くの山の家に移動して、そこで野菜を育てたりしてすごしているんだって。
その家にも親戚が集まったりするそうです。

叔父さんは今は一人暮らしをしているそうで、僕たちが来た事をすごく喜んでくれました◎
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その後は予定通りMichalのおばあちゃんの家へ。
おばあちゃんの家は街から離れていたので、MichalとMichalの両親と一緒に車で向かいます。

そしてやってきたのはこんなお家。
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おばあちゃんが、ビエルスコの地酒で出迎えてくれました。
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「そうだ。ポンチュキを作ってみたのよ。」

”えっ?!ポンチュキ?!!”

「そう。材料がなんとか手に入ったの。キッチンに置いてあるわ。」
 

そう言われて香ばしい香りが立ちこめるキッチンに行ってみると、そこにはたくさんのポンチュキが!
まさに夢の光景!!笑
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ポンチュキを見て一人でテンションの上がるおかしな日本人を、笑いながら眺めるMichalとMichal親戚たち。
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「好きなだけ食べていいわよ。」というおばあちゃんのお待ちかねの台詞(笑)と同時にさっそく一口。
中に甘酸っぱいジャムが入ってて美味しー!!
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お礼に折り鶴を作ってあげると大喜びのおばあちゃん。
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僕が食べてる横で、次から次へとポンチュキを持ってきてくれました。
ホームメイドのポンチュキをこんなに食べられるなんて夢のよう。最高やー!!笑
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帰り際にもお土産にたくさんのポンチュキをくれたおばあちゃん。
本当にありがとう。
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Michalの家に帰ってからもたらふく頂きました。笑
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そんな感じで、楽しかったポーランドの旅もこれでおわり。
明日からは僕たちの旅の次のステージへと駒を進めます。

ばいばいポーランド!
ありがとうポンチュキ!笑
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左から、Michalのおばあちゃん、きっこ、Michalのお母さん、Michal、本日の主役(笑)、Wojtec、Michalのおじいちゃん、Michalのお父さん、WojtecとSzymonのお母さんです。



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