2007年明けましておめでとうございます!エチオピア新年はこんな感じです。
11/SEP/2014 in Mekele
エチオピアの一ヶ月は1月から12月までずっと30日間。
だから1月31日はないし、2月30日がある。
そうするといちいち何月だから○日まで、とか考えなくて済むから簡単だよね!
そもそも、なんで世界基準では月によって日数が違うのか意味不明だし。
でもそうすると12ヶ月×30日=360日で、一年にするには5日足りない。
そこでエチオピア人は考えた。
13月を作っちゃえばいいじゃん!
そして、13月という5日間だけの短い月ができた。
注)上記は、私の勝手な推測です。笑
短い13月が終わると新年が明ける、というのがエチオピア暦。
という事で、今日2014年9月11日は、エチオピア歴の2007年1月1日。
ニューイヤーズデイです!
ただでさえ興味深い文化を持っているエチオピアだから、新年もきっと何かあるに違いない!
そう考えた私たちは、朝早くから外に出かけてみました。
まずは早朝。
朝の3時半ごろ。
ホテルで寝ていると、どこからともなくお経のような、イスラム教のアザーンのような声が聞こえてきました。
窓を開けて外の様子を伺ってみると、どうやら教会のスピーカーからお祈りの声が街全体に向けて流されているようです。
音が大きすぎてなかなか寝付けない。
ちょっと話は逸れるけど、エチオピア正教はキリスト教の系列だけどすごくイスラム教の影響を受けてる。
アザーンみたいなお祈りがスピーカーから聞こえるし、教会に入るときにムスリムと同じように跪いて挨拶する。
さらに、教会に入るときはストールで頭を隠す。
本人たちは気付いていないんだろうけど、旅人の私たちからするととっても興味深い。
山あいにある家々からはもくもくと煙が。
そう言えば昨晩、道端で売っている草を買って帰る人をたくさん見かけました。
聞いてみると、「新年の明日に家で燃やすんだ」との事。
もしかすると、あれが今まさに燃やされているのかもしれません。
空が明るくなってくると、教会へ向かって歩く人がちらほら見えはじめました。
村人と一緒に歩いて行くと、こじんまりとした可愛らしい教会にたどり着きました。
初詣ですね。
そして朝6時ごろ、エチオピア正教の衣装に身を包んだ人たちが教会へ向けてパレードをはじめました。
傘をさしているのがエチオピア正教っぽいですね。
行進はその後も街を練り歩き、最後は教会へと入っていきました。
そろそろお腹が空いてきたのでカフェで朝食。
新年だからなのか、いつもは入り口だけだった青草を店の床一面に敷き詰める店員さん。
そして、カウンターに並ぶのは色とりどりのニューイヤーケーキ。
2007年おめでとうー!
こんなまずそうなケーキが飛ぶように売れていました。笑
バスステーションの前の通りでは、エチオピアンミュージックにのって踊る若者たち。小さい子供もノリノリです。
朝食の後いつものようにSetiホテルにネットをしに行くと、「今日はニューイヤーだから」と伝統衣装をきた店員さんがポップコーンとバナナとコーヒーの無料サービス
その後、SetiホテルのWi-Fiの調子が悪くなって来たので、ヨハネスホテルへ移動。
途中の通りで、ハッピーニューイヤーのポスターを売っていました。
いつもは何もないヨハネスホテルの入口にも大量の青草が。
店員さんも伝統衣装でおめかし。よく似合う!!
なるほど、年末だから美容院も大賑わいだったのか。
賑やかな音楽が聞こえて来たので見に行ってみると、伝統衣装に正装した地元の人たちがみんなでダンスをしていました。
「あなたも一緒に踊りましょう」と言って誘われたのできっこも乱入。笑
エチオピア人の適当な踊りに合わせて適当に踊る。
全然みんなと同じように踊れていないけど、楽しいから良し!
エチオピア人は一緒に踊ると喜んでくれました。
その後、散歩をしに通りへ出るとおめかしした人がたくさん。
素敵なドレス。おめかしすると嬉しいよね!
家族みんなおめかし。
お父さんは写真喜んで撮らせてくれたけど、お母さんは嫌そうにしてました。
お母さんのウルトラの母ヘアー、すごいでしょ!!
子供たちはトゥクトゥクの上に乗って大喜び。
エチオピアのたすきをかけた男の子もたくさんいました。
エチオピア人は自分の国が大好き。
エチオピアユニフォーム、エチオピアたすき、エチオピアブレスレットを身につけている人が本当にたくさんいるし、エチオピアカラーの家も多い。
おめかしをした人たちはみんな同じ方向に歩いていたので着いて行ってみると、街にあるショッピングセンターや写真屋さんへ入って行きました。
街の市場や商店はほとんどがお休み。
その代わりに、レストランや写真屋さん、そして伝統衣装の服屋さんが大繁盛していました。
こんな感じで新年ムードが漂うメケレの街歩き。
”さすがエチオピアだけあって面白い事ばっかりだね”と言いながら二人で歩いていると、歩道に何か変なものが落ちていてつまづきかけました。
?!
こ、これは。。。
そう。
この時は夢にも思わなかったのですが、それは恐ろしい惨劇への序章だったのです。
つづく。。
▶︎次回:【グロ注意】街から羊が消えた日。
daigoro
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