LINEで送る
Pocket

 

今日は旅日記をおやすみして旅情報です。

VISA情報は鮮度が命。
ここ最近イランVISAの取得で困っている人にたくさん出会ったので、ここで情報をシェアしておこうと思います。

イランは個性溢れる国で、見所も満載。アジアを旅するバックパッカーがイランを訪れたくなるのはもはや宿命です。笑
でも、そんなイランのVISAを取るのは簡単ではありません。

ということで、今日は

⚫︎旅ブログ初!トビリシでのイランVISA取得情報(せかぽろ調べ)
⚫︎おすすめのインビテーションレター発行代理店情報

などをお届けします。
 

イランVISAをインビテーションなしで申請する場合

イランVISAの申請には、基本的には招待状 ”invitation letter” が必要です。
そのインビテーションレターをもらうために、イラン国内の代理店を使います。

イランビザの申請は、以前はトルコのトラブゾンでインビテーションレターなしで即日発行できたそうですが、半年ぐらい前から状況が変わって取れなくなっています。

今、一番楽にイランVISAを取れるのはジョージアのバトゥミ。
申請翌日に取れることがあります。
(早い人だと即日も?!)

バトゥミは表向きには申請料40ユーロで15日必要。
裏技で申請料60ユーロで翌日発行できます。

どちらの場合もインビテーションレターは不要です。

2015年7月時点で、バトゥミでの翌日発行できる確率は8〜9割。
女性一人だと取りにくいという話もありましたが、男女関係なく取れることが多いみたいです。
私たちは、そんな中でバトゥミでのVISA翌日発行に失敗。15日必要と言われてしまいました。
他の人は翌日にできてるのになぜ自分たちはダメなんだと聞いても、君たちには審査が必要の一点張りで取り合ってくれませんでした。あまりにも釈然としなかったので2日に渡って問いただすと、やっと教えてくれました。

理由は私たちが未婚の男女だから。
そういえば私たちの知人も数か月前に未婚の男女カップルで拒否されていました。

従って、未婚の男女カップルがバトゥミで申請する場合は別々に行くこと。
パスポートはホールドされるので、片方がVISAを受け取れてからもう片方が申請に行くといいかと思います。

他にもどの国に行っているとだめ、とかあるかもしれません。

バトゥミの申請情報については、こちらのブログが分かりやすいです。
【旅人必見!】バトゥミ最強説の実態!! – 旅丸

もうひとつ、インビテーションレターなしでVISA発行する方法は、飛行機でイランに飛んで空港でアライバルVISAを取ること。
空港ならその場で発行できます。
 

代理店でインビテーションレターを発行する場合

飛行機でイランに飛ぶのは経済的にも今後のルート的にも避けたかったので、私たちは代理店にインビテーションレターを発行してもらうことにしました。

代理店に頼むと、インビテーションレター申請料の35$~45$必要。

いろいろある代理店の中から私が選んだのは “Pazira Travel up persia” という代理店。
値段も安めで、他社が国際入金を要求する中、唯一イラン入国後の事後払い(US$現金)可で安心だったのでここにすることにしました。
他の代理店で頼んだ旅人が国際送金したのにも関わらず1ヶ月待ってもインビテーションレターが発行されず泣き寝入りしたとも聞いたので、やっぱり事後払いできるところが安心です。

この代理店のホームページでは、インビテーションレターの発行には7~10日必要と書かれていましたが、私たちは番号取得に1日、大使館での処理に3営業日の合計4日営業日でした。
メールでの質問にもすぐに答えてくれたのでかなり好印象。おすすめです。

申請方法はホームページの記載に従って情報を入力して送るだけ。
受け取る大使館の場所を指定する必要があります。
私たちはジョージアのトビリシを指定しましたが、世界中のどこのイラン大使館を指定することもできます。
ジョージア以外で挑戦する人もぜひ、この代理店に依頼してみて下さい。
VISAの申請料は申請場所によって異なるなので、事前に確認しておくといいかもしれません。

ちなみに、ここで書いた滞在日数分のVISAが発行されます。実際の滞在日数よりも余裕を持って記載しましょう。最大30日です。
トビリシで取得した場合、VISAの有効期限はVISA発行日から60日でした。
(有効期限の60日の間に、最大30日滞在出来るということ)
 

おすすめのインビテーション発行代理店。

いくつか調べた代理店を紹介します。

◎Pazira travel up persia おすすめ!
https://www.uppersia.com
35$ 現地払い(シーラーズかテヘランのオフィスで支払い)

○TOURAN ZAMIN
http://touranzamin.com/en/
35ユーロ 国際送金

○PARS TOURIST AGENCY
http://en.key2persia.com/iran-visa
30ユーロ 国際送金

○Iran Visa Official Center
http://iran-visa.com
persiavisa@gmail.com
39$ 七十七銀行振込

○IRANIANVISA.com
http://www.iranianvisa.com/index.htm
45$ 国際送金
 

トビリシでのイランVISA申請方法

私たちはトビリシでイランVISAを申請しました。

トビリシ駅前のバスターミナルから9番または34番で20〜30分。
スタジアムが左手に見えたら下車します。
場所は地図のオレンジピンのところです。
41°42′38.4″N 44°44′36.01″E
写真-2

営業時間は月火水金の10:00〜13:00。
土日の他に木曜も休みなので注意してください。
 

イランビザへの挑戦の日々。

イランVISAアタック初日。

朝10時に必要書類を持って大使館へ。

荷物を全て受付に預けさせられました。
(貴重品はなるべく持っていかないこと。現金はマネーベルトなどに入れておきましょう。)

「インビテーション番号は?」
そう聞かれ、代理店から連絡してもらった番号を伝えます。
大使館の人が資料をめくると、確かに私たちの名前が書かれた書類が届いていました。
書類には何人かのサインがしてあったので、3営業日かかると言われたのも頷けます。

インビテーションがあることを確認すると、次はパスポートを1ページずつまじまじと見られます。
私たちのパスポートはスタンプやVISAでいっぱい。
アフリカの国々でエボラを疑われないか、旅しすぎなのでスパイと思われないか、とか不安になります。

ここでも、バトゥミと同じく「結婚しているか?彼は夫か?」という質問をされました。
まだ結婚してないけど、Yesと返事。
たとえ未婚のカップルでもインビテーションがあればおそらく問題ないのだけれど、バトゥミで取れなかったトラウマがあるので結婚していることにしました…。
とはいえ、名字は違うからばれるんじゃないかと緊張します。

「保険には入っているか?」

これもYes。保険に入っていない場合、別途保険料を払う必要があるそうです。

しばらくすると、パスポートが返却され、申請書と口座番号が書かれた紙を渡されました。

「TBC Bankで、それぞれ40€この口座に振り込むこと。申請書、振込用紙、顔写真二枚、保険証書を持って月曜にもう一度来てください。」

今日は金曜日。
今日中に書類を揃えて申請を済ませたいところだけど、相手の機嫌を損ねるのは賢明じゃない。
大人しく引き下がります。

TBC Bankは街中の至るところにあるので、誰かに聞いたら連れて行ってくれます。
トビリシ駅中にもあります。
 

イランVISAアタック二日目

そして月曜日。
再びイラン大使館へ出向きました。

必要書類を手渡します。
申請書の中身をまじまじと確認されました。
Marriedにチェックを入れてあるので内心ハラハラ。

名前と出身地、父親の名前を確認され、特に何を言われることもなく、「じゃあ明日の昼12時に来て」と言われました。

受け取ってもらえたことに一先ず安堵。
明日を待ちます。
 

イランVISAアタック3日目

そして次の日。

受取に行きます。
時刻は約束の12時。
「今日の16時にもう一度来てください。」

ええー、せっかく片道30分以上かけてここまで来たのに…。

仕方なく宿に戻ってヒンカリ(ジョージア名物のシュウマイみたいな食べ物)を食べながら待ちます。

そして16時。
再び片道30分かけて大使館へ。

VISAの手続きをしてくれた男性がオフィスから出てきました。

「Welcome to Iran!!」

やったー!
VISA取得に成功です!
写真
 

トビリシでのビザ申請まとめ。

◎持ち物◎

パスポート
顔写真二枚 35×45mm(女性はストールを被った写真が良い)
保険証書のコピー
40€
振込レシート(銀行振込後提出)
 

◎注意事項◎

イランは厳格なイスラム教の国。
未婚のカップルはVISAを取りにくい可能性があります。
私たちは何も言わなかったら二人まとめて一枚のインビテーションレターを発行されてしまいましたが、未婚のカップルの場合は個別にお願いした方が安心かもしれません。
インビテーションレターの発行料は一人35$なので、インビテーションレターを個別に発行しても値段は変わりません。
その場合はもちろん、大使館にも別々に足を運ぶといいかと思います。
少なくともバトゥミで申請するときは別々に行きましょう。
私たちは未婚だからという理由でバトゥミでの即時発行を断られました。
値段はバトゥミは60€、トビリシは40€+35$(インビテーション発行料)なので、バトゥミまで行く手間やバトゥミで翌日発行されなかったときのリスクを考えたら、最初からトビリシで取っても悪くないかな。
飛行機で飛ぶよりはよっぽど安いしね。
 

そして後日、イラン国内で支払いへ。

イラン入国後、インビテーションレター発行料を踏み倒してしまいたい気持ちをぐっと抑えて(笑)シーラーズのオフィスまで支払いに行きました。
P7274064

実際スムーズに発行できてすごく助かったし、ここで踏み倒したら後に続く人が困るので。
中心地から離れているので、わざわざタクシーに乗っていかないといけません。
2人で70ドル払ってイランVISAの手続きは全て終了。

イランVISAはかなり頭を悩ましたけど、結果的にはスケジュールを変えることもなく、飛行機に乗ることもなく、無事にVISA取得できて一安心でした。

これからイランに行く方のお役に立てば幸いです。
行く予定のない方には文字だらけのつまらないブログになってしまってごめんなさい。
でもすごく大事な情報なのでお許しを。笑



Facebookで最新の更新情報をお届けしています。
「いいね!」ボタンを押してフォローしてね◎