おしっこの水たまりの悲劇 × 絶景祭りの序章
16/AUG/2015 from Osh to Bishkek
昨日ウズベキスタンからキルギスに入国し、オシュの街で目覚めた朝。
街を歩いてみると、民族衣装を着た人が多いのに気づきます。
驚いたのは女の人だけじゃなくて男の人も民族衣装を着て特徴的な帽子を被っていること。
これまでは、女性が華やかな民族衣装を着ていても、男性は意外と普通の服装の国が多かったので、すごく新鮮です。
街中にはモスクがちらほら。トルクメニスタン、ウズベキスタンに引き続き、ここもイスラム教の国です。
あと、通りを歩いて目に付いたのが、航空会社や旅行代理店のオフィス。
通りに沿ってひたすら続いています。
キルギスの人たちは頻繁に飛行機で旅行するのかな?
こっちにはなんだか見覚えのある店が。
キルビスの首都ビシュケクへ。
今日はこれからキルギスの首都ビシュケクへ向かいます。
一昨日はサマルカンドからタシケント、昨日はタシケントからオシュ、今日はオシュからビシュケクへ。
三日連続となる大移動です。
昨晩泊まっていた宿の人にはビシュケクの宿までドアtoドアで一人1200ソムと言われたけど、乗合バスだったら言い値で1000ソム。
200ソムは400円ぐらい。食費一食分ぐらいの差があったので、私たちは乗り合いバスを選びました。
私たちが車に乗り込んだのは7:30頃。そして8:45に車が満員になったので出発しました。
ホンダの車です。
車が走り出すとお金の徴収。
乗り合わせていた人は隣の人は900ソムしか払ってなかったから、ぼられた!と思いきや、900ソムの人は途中で降りてたのでぼられた訳じゃないみたい。
後ろの人が英語ペラペラだったので聞いてみると、彼女は1000ソム払うそうです。
それにしてもこのドライバー。運転がかなり荒い。
事故ったりしたら嫌だからシートベルトをしようと思ったけど、ベルトはあるのにカチッと刺しこむ受け側のパーツがありませんでした。。。
オシュの街を出るとずっと田舎道。
馬に乗った人が牛の群れを連れて移動しています。
モスクもあちこちにあります。
しばらく走ると山道に入りました。
山道では牛とか羊が道を塞いだりするのでなかなか時間がかかります。
途中で通った真っ青の湖。
四時間ぐらい走って、ごはん休憩はこんな山あいにあるレストランで。
レストランにはモスクも併設されています。
一緒の車のみんなと。
英語が話せる女性がいたので、通訳になってもらってみんなで色んな話をしました。
女性の名前はカラス。英語の先生だから英語がペラペラ。
キルギスではすごく貴重な人財だ。同じ車に乗り合わせてラッキー!
彼女はキルギスでは珍しくちゃんとヒジャブ(頭を覆う布)をしていました。
お昼ごはんに私たちが頼んだのはマントゥ入りのスープ。
カラスはシャシリクという羊肉の串焼きを食べていました。
そういえば、このレストランのトイレに行った時、思いがけない悲劇に見舞われました。
ちょっと薄暗いトイレの中に入って足をまたいだ瞬間…
びしゃっ
…おしっこの水溜りができていたのに気づかず足を突っ込んでしまった。。
ビーサンの素足に…おしっこが…
ムスリムの国だけのことはあって、レストランの横にモスクと手洗い場が備え付けられていたから、石けんできれいに足を洗ったけど気持ち悪い。
そして、ウズベキスタンで腐ったメロンを食べてからまだ下痢で苦しんでいただいごろにも悲劇が。
トイレに行ったらのボットン式の穴の部分になぜか棒が渡してあって汚物まみれ。
多分、穴に人が落ちないようにつけてるんだと思うけど、周りにも汚物が飛び散ったりしていて汚すぎたそうです。。
そして、その後レストランに戻ってきてシャシリク(さっき出てきた羊肉の串焼き)を見たとき、あ…!ってなったらしいです。苦笑
だいごろはお腹を下してるのに、もうトイレに行きたくないと言ってげんなりしていました。かわいそう。。
思えばイランはトイレが綺麗だった。アラブ式だけど、汚れてたことはほとんどなかった。
どんな場所にも必ずハンドソープが着いていて、みんな丁寧に手を洗っていた。
ウズベキスタンは綺麗ではないけどまあ許せた。
イランや他の中央アジアの国が結構きれいなトイレだっただけに、ここのトイレが衝撃的に汚くて大ショックを受けました。
キルギスに入った途端、トイレのクオリティがアフリカだ…。
さて、昼休憩が終わったら気を取り直して出発!
車は遊牧民が住む山間部を通り抜けます。
「四月と五月は緑いっぱいになるのよ。冬は厳しすぎるから、みんな家畜を連れて村に移動するの。」
カラスが教えてくれました。
そびえ立つ山々。
放牧されている馬がたくさん!
私の中で移動式のテントでできた住居があって、広々した草原に馬が放牧されているのってモンゴルのイメージだったけど、キルギスがこんなところだったなんて知らなかった。
これは、馬に乗って行うキルギスの伝統的な行事だそうです。
この草原にも人が住んでいます。
オシュを出て走ることなんと12時間!
ついに、キルギスの首都ビシュケクの街へ入りました。
街中からでも雪を抱く綺麗な山々が見える!
夕日を受けてだんだんと赤く染まっていきます。
オシュを出てからここまでの車窓から見た草原や山々のあまりの美しさにうっとりしてしまいましたが、実は今日見た景色はこれから始まるキルギスの絶景祭りの序章に過ぎません。
そして、これから目指すのはビシュケクにある、あの有名な日本人宿。
しかし今日の移動はここからが長かったのでした。。。
つづく
kicco
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