珍鳥たちが次から次へ！！驚きのモンテベルデ自然保護区。

21/JUL/2014 in Monte Verde

900種近くの野鳥が記録されているというコスタリカ。
この数は広大な国土を有するアメリカ、カナダ、オーストラリアよりも多く、野鳥愛好家たちの憧れの国。

今日はそんなコスタリカの中でも野生動植物の宝庫と呼ばれているモンテベルデで野鳥観察に出かけました。
ガイドのFreddyとスペイン人の親子も一緒です。

車に乗って、レッツゴー！

と思ったら、宿からほんの数キロしか離れていないところで降ろされました。
もっと森の奥深くに入るかと思っていたのに意外。

Freddyはこんなおじさんです。
寡黙だけど、バードウォッチングの腕前は確か。
鳥を見つけるのもうまいし、遥か遠くの鳥に望遠鏡の照準を合わせるのも一瞬です。

バードウォッチング開始してわずか数分。
いきなりコスタリカを代表する鳥、トゥカンを発見！！

見つけたのは、Keel-billed Toucanの家族。
一気に４匹も見つかりました！
前日に図鑑を見て”こんな鳥に会えたらいいなぁ”と思っていたので２人とも大興奮！！

ちなみに、トゥカンは鳴き声がかなり大きくて特徴的なので、
鳴き声を知っていれば見つけるのは難しくない鳥です。体も大きく色も派手だし。

距離は離れていましたが、トゥカンが木々の間をせわしなく動き回る姿を見れて感動です。
 

トゥカン家族が飛び立った後、いよいよ森に入っていきます。

すると、またしてもトゥカンに遭遇！！
今度は凄く近い！！

おしりは赤と白、顔と胸は黄色、足は水色、背中とおなかは漆黒。
どの色も絵の具の原色をそのまま使った様な鮮やかさです。

特に注目すべきはくちばし。
先端は赤くて、オレンジやパステルブルー、黄緑など、色とりどり！
なんでこんな風に進化したのか不思議でなりません。

トゥカンを筆頭に、次から次へと鳥が現れます。

 

これが、おそらくレアキャラのLong-tailed Manakinという鳥。
この鳥を見つけた時のFreddyの反応がかなり興奮気味でした。

頭が赤、身体は青、特徴的なのは２本の長い尻尾。
鳥はすぐ飛んでしまうし距離がある場合が多いので撮影は難しく、あとちょっとのところでピントが合いませんでした＞＜うーん、おしい！

こちらはスズメぐらいの大きさの鳥でその辺に山ほどいました。
でも鳥の名前忘れたー。笑

Masked Tityra
その名の通り、目の周りが赤くてマスクをしているみたい。つがいでいました。

なんだろ、鷲かな。

途中、Freddyが立派な木が生えたところに連れて行ってくれました。

中に入ると空洞。光が入り込んで綺麗でした。

バードウォッチングはまだまだ続きます。

Blue-gray Tanager
幸せを呼ぶ青い鳥。チルチルミチル。空と同じ青色。

Trogon
おなかがオレンジ、首が緑、頭は黒。尻尾の裏側だけシマシマになっています。
黄色いくちばしとまんまるおめめがキュート！
Trogonはたくさん種類がいるので、どのTrogonかは不明。。

Emerald Tocanet
最初に見たトゥカンとは別の種類、緑色のトゥカンです。

Blue-crowned Motmot
捕まえたミミズをむしゃむしゃと食べていました。
額の青と黒が冠みたい。

 

あと、Freddyの望遠鏡で”Three-wattled Bellbird”というくちばしから髭が生えた変わった鳥も観察できました。
距離がありすぎて写真には収められなかったので、Googleで画像検索してみてください。

こんな鳥です。
風になびく髭が印象的でした。こんな変な鳥がいるなんて本当に驚きです。

 

しかし、わずか５時間ほどバードウォッチングでこれだけたくさんの鳥に出会えるとは。
Freddyの実力恐るべし！

毎日鳥を探すのが仕事のFreddy。いいなぁ。
ちょっと憧れますが、ずっとやってたらやっぱり飽きるかな？
 

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午後は宿で自炊をしてから、モンテベルデ保護区へ行きました。

モンテベルデ保護区内は熱帯雲霧林という珍しい場所です。
熱帯にありますが、熱帯雨林とは異なり常に霧に包まれています。

ずっと霧雨が降っていて本当に神秘的なところ。

モンテベルデ保護区は植生が世界的にも珍しいらしい。
ここではガイドを雇わなかったけど、実際に植物たちを見ていると何となくすごさが伝わってきます。

これは、花と見せかけて赤い部分は葉っぱ。
中に小さいつぼみがあって、これから花が咲きます。
この赤い部分が開きかけのときが唇みたいに見えるので、
よく絵はがきに使われていました。

変な花。知識なくてごめんなさい。笑

大きい葉っぱ！長身の私でも雨宿りできます。

他にも変わった植物がたくさん。

巨大なシダ植物。

トウモロコシみたいな植物。

鳥も探したけど、熱帯雲霧林は基本的にずっと雨。
自力ではなかなか見つからんかった。。

きっと鳥たちは木陰でじっとしているんだろうな。

でも、そんな中で何羽か鳥を見つけることができました。

Great Kiskadee

大きな黒い鳥。Black Guan
５、６羽の群れが地面を走った後、木に飛び乗っていきました。
足の形と動きがなんか忍者みたいで面白い。

午後は雨だったけど植物は沢山見れたし、自力で鳥を探す力もだんだん身に付きつつある。

明日は隣のサンタエレナ保護区で再びバードウォッチング！がんばろう！
 

 

保護区から帰った後はスーパーに買い出しにいって自炊をして、パラパラと降る雨音を聞きながら眠りにつきました。

▶︎次回：幻の鳥ケツァール発見？！大雨のサンタエレナ保護区