コスタリカの山奥で住み込みボランティア生活開始
コスタリカの山奥で住み込みボランティア生活開始
23~27/JUL/2014 in Mastatal
自然豊かなコスタリカ。
この国で、どうしてもやってみたかったのが田舎でのボランティア。
都会では味わえない良さが絶対にあるはず。
そう思って、調べていくうちに見つかったのがこの施設。
La Iguana Chocolate
カカオを生産し、チョコレートやカカオパウダーを販売している農家です。
短期のボランティアは一日5時間働いて、US$15で食事と宿を提供してもらえます。
食事と宿が無料だったらいいのに、と思ったりもしますが、短期かつスペイン語が話せない人を受け入れてくれるところは他に見つけられなかったので仕方ない。
コスタリカでは住み込みボランティアでもいくらかお金を支払うところが多いみたいです。
ここでの仕事は時期によって様々。
自分たちは一体何をするんだろう。
楽しみ!!
Iguana Chocolateまでは、サンホセからバスを乗り継いで向かいます。
まずは、サンホセからプリスカル(Puriscal)まで。
約1時間、バスに乗ります。
プリスカルは山あいにある小さな街。
街の中には窓ガラスが割れて寂れた教会がありました。
そして、ここからが肝心。
一日たった1本しかないバスに乗ってMastatalまで向かいます。
バスは15:00発、とホームページには書いてあります。
バス停の近くの売店のおじさんに確認すると、バスは15:30に出発するとのこと。
この人だかりがある場所がバスが止まるところです。
1時間近く余裕があったので、近くのお店でアイスクリームを食べた後、バス停の近くでバスを待ちます。
念のため、15時前からじっと待っていました。
15時前、バスが1台やってきましたが停車した場所が聞いていた場所とは違う。
Mastatal行きではないようです。
私たちのバスはまだかなぁ、とのんびり道ばたに座っていると、突然知らないお兄さんが話しかけてきました。
「君たちどこまで行くの?」
「Mastatalまで」
「Mastatal行きはあのバスだよ!」
え?!
でも、このバスには、MastatalではなくZapatonと書いてあります。
バスの運転手と周りの人数人にも聞いてみたところ、やっぱりこのバスだったみたい!!
あっぶない!
危うく一日一本のバスを乗り過ごすところでした。
お兄さんが話しかけてくれて本当に助かりました。ありがとうー!
バスは既に満席で、今にも出発しそう。
慌てて飛び乗ります。
さっきのお兄さんも同じバスに乗りました。
Iguana Chocolateの事も知っているみたい。
Mastatalに着いたら教えてくれるって。これで一安心。
バスは通路に山積みにされた動物のエサの匂いが充満していました。
バスから見える雄大な山の景色。
バスに乗って2時間ほどすると、お兄さんが着いたよ、と教えてくれました。
バスを降りるとスクールバスが待っていました。
誰でも無料で使えるバスです。
このスクールバスに乗って10分。
ついに“La Iguana Chocolate”と書かれた看板を発見!!
この田舎道の先には、一体が待っているんだろう。
国は違うけど、トトロのメイとさつきの家に行く入口みたい。
心が踊って止まりません!
到着したのはこんなところ。
かわいい看板!奥の緑色のネットの中では、カカオパウダーを生産中。
ここではチョコレートやカカオパウダー、ナチュラル石けん、アクセサリーなどを売っています。
チョコの味はたくさん!
チリ、バニラ、ラム、塩、レーズン、ココナッツ、ピーナッツ、オレンジ、コーヒー、ジンジャー、ピスタチオ、ミント…。
ボランティアはチョコレート食べ放題♪
私もだいごろも、オレンジがお気に入りで、毎日食べていました。
この家のお父さん、Juan Luis。
機械を使ってカカオを砕いているところです。
そして、お母さん、Lidia。
大理石にチョコレートを広げてテンパリング中です。
ちゃんとテンパリングができていないと、油が白く残ったりするんだとか。
部屋は4人部屋が1つと2人部屋が3つぐらいあります。
私たちは空いていた2人部屋を使わせてもらえました。
シャワールームはこれ。
ドアを開けると、一面が壁なし!外から丸見え!
でも、見に来るのは牛とニワトリぐらい。
外を眺めながらシャワーを浴びるのはなんか開放的で良かったです◎笑
自慢のヨガデッキもあります。
Juan Luisの経営するカカオ農場は家からめっちゃ遠い!!
山あり、谷あり、川ありの道を、片道一時間かけて行きます。
牛もたくさんいます。
耳が垂れています。もーぉ。
バナナ畑もありました。
途中で渡った川。
水がきれいで気持ちいい!
本格的な雨季になったらなんと馬で渡るとのこと。かっこいい!
ちなみに、この写真に写っている犬はピンキーという子。
身体は小さいけど、顔はやくざ。
人間に一切甘えず、野性的な犬。
こんな身体なのにめちゃくちゃタフです。
日本のペットの犬は淋しいから着いてくるという感じですが、
ピンキーはあくまで群れの一員としてカカオ農場まで着いてきました。
次回以降お話しますが、ピンキーとだいごろはマブダチ(死語?!)になりました。
そして、これがカカオの実!
こんな風に成るんですね、知らなかった!
これはまだまだ赤ちゃんの実です。
普段は8月頃に収穫するそうですが、今年は成長が遅いので9月か10月頃に収穫するとのことでした。
カカオの木にいた真っ青なセミ!!!おどろき!
バッタ。
トカゲ。
という事で、そんな自然たっぷりのこの場所で5日間のボランティア生活スタートです!
▶︎次回:イグアナチョコレートでの一日
kicco
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