奴隷船の出港を待つ日々 × ゆるりとぐるりとの出会い。
12~16/AUG/2014 in Aswan
アスワンでスーダンへのフェリーを待つ5日間。
この街はアブシンベル神殿ぐらいしか見所もなかったので、アフリカ南下に向けて調べごとをしたり、ブログを書いたり、街をぶらぶらと徘徊したりして過ごしました。
朝食は宿についているパンとジャム。
いつも同じ質素な食事。
食事の後は調べ物とブログ。
何故か私たちのフロアだけ部屋でWi-Fiが繋がらないので、一日の大半は屋上で過ごします。
朝のストレッチ中。
5階建ての屋上はアスワンでは高い方のビルで、街の奥にある山々からナイル川まで見晴らせます。
昼間は暑いけど、風通しが良いしこの場所はなかなか気に入っていました。
世界中で騒がれていたスーパームーンの次の日。
いつものように屋上で調べ物をしていると、こんなに大きな月が顔を出しました^^
パソコン作業に疲れたら、アスワンの街をお散歩。
これがマーケットの入口。
靴や服の修理屋さんもたくさんあります。
でも作業しているのは男性ばかりです。
ストール屋さんやお土産屋さんもあって毎日毎日賑やかなマーケット。
ジャパニーズ!
ニーハオ!
ミルダケタダ!
アトデキテ!ヤクソク!
いつもの様に声をかけられますが、カイロやルクソールと比べると全然しつこくないので、街を歩くのはそれほど億劫ではありませんでした。
アスワンのマーケットにはナイル川が近いだけあって魚屋さんが多かったです。
これは魚を漬けたもの。
前を通るだけで魚が腐った様な強烈な匂いがします。
あとは、香辛料屋さん。
いいにおい!でも使い方が謎。
ヒトデを乾燥させたものなんかも売ってました。
街中にある怪しい遊園地。
夕食はおなじみのコシャリを買ってナイル川まで歩き、夕日を眺めながらよく食べていました。
あと、アスワンで穴場なのはナイル川沿いのマクド!
たまたま散歩していて発見したのですが、マクドのくせにこんなにおしゃれな建物です!
おすすめは夕暮れ時。
ファルーカの客引きたちに絡まれることなく、貧乏旅行者がナイル川に沈む夕日をゆっくり眺められる場所なんてほんとここしかない!
川沿いの高級ホテルはあるけど手が出ないし、私たちはフライドポテト一つで何時間も過ごしました。笑
そしてそして、アスワン滞在中で一番の収穫(?)がこの2人に出会えたこと!
イクエさんとケンゾーさん。
世界一周ブログランキングで常に上位をキープしている大人気ブロガーのお二人です。
↓お二人のブログはこちら↓
ふたりでふらり ゆるりとぐるり
内容がすごく深くて濃くて面白くて、とってもおすすめなブログです!
その国の歴史的背景や情勢などを踏まえて、独自の視点で書かれた記事は読みごたえがあります。
旅のエピソードも丁寧に生き生きと描かれていて、臨場感たっぷり。
特に、お二人がパレスチナ自治区に滞在されていた頃の記事が必見!
人ごとと思わず、是非読んでみてください!
夫婦でもう2年も旅をしているお二人。
ブログは以前からちょくちょく読ませてもらっていて、
こんな内容の濃いブログを書けるようになりたいなぁと思う憧れの存在でした。
この二人とは仲良くなれそう、会ってみたいな、とだいごろとよく話していました。
そして、アスワンでフェリーの出港を待つ日々を過ごしていた時に、偶然2人のブログを読ませてもらっていたら、そこには「もうすぐアスワンに向かう」と書かれているではありませんか!
これは会うしかない!
という事で早速連絡をとって、私たちの泊まっていたヤシーンホテルで無事会うことができたのでした。
その日は夕食を一緒に食べることになって、そのとき食べたのはエジプトの国民食コシャリ。
私たち(特にだいごろ)はお気に入りの食べ物で、アスワンでは昼か夜のどちらかは必ずコシャリを食べていました。
これがアスワンで行きつけのコシャリ屋さん。
レバー載せもオーダーできます。
ちなみに、このコシャリ屋も外国人メニューがあって英語のメニューは一番安くて4ポンドなのに、アラビア語メニューは3ポンド。
全メニューが1ポンド上乗せされています。
ここでコシャリをテイクアウトして、いつもの屋上に上り4人でディナータイム。
ちなみにこれは後日エチオピアで再会したときに聞かされたのですが、イクエさんとケンゾーさんはコシャリを毎日美味しそうに食べる私たちを見てこいつらは何かがおかしいと思っていたそうです。。
よくあんな物を毎日毎日、しかも美味しそうに食べられるなと。
エチオピアで再会した時も、私たちはエチオピアのとある個性的な国民食を愛食していたので、さらにドン引きされることになるのですがそれはまた先のお話。笑
お二人とは、長旅の便利アイテムや苦労話、アフリカ南下についてなど、たくさんお話しました。
話も面白くて、考え方もしっかりしていて、すごく貴重な時間でした。
その中でも私たちにとって印象深かったのが宿選びのこと。
私たちがアスワンで泊まっているヤシーンホテルはスタッフの愛想が良くなくて対応も微妙なのですが、お二人はそれだけを理由に、値段やWi-Fiの便利さを度外視して隣の宿に宿泊を決めたそう。
私もだいごろも、スタッフの対応はほとんど全然気にしてなくて、値段と部屋だけで決めてるので考え方の違いにびっくり!
旅のスタイルは人それぞれ。
一口にバックパッカーと言ってもいろいろありますね。
その他にも、アスワンではエチオピアで青年海外協力隊の活動をしている女性にも出会いました。
洗濯物を取り込んでいる時にばったり会ったので写真はありませんが、アジスアベバで再会する約束をして別れました。
奴隷船への飛び入り乗船に挑戦する日曜日までの5日間。
そんな感じでアスワンでの日々をのんびりと過ごしています。
kicco
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