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31/JUL~08/AUG/2014 in Cairo

カイロに来てから3日。

ロストした荷物がなかなか見つからずモヤモヤする日々。

カメラのレンズもないので本格的に観光する気にもなれず、ダウンタウン周辺を徘徊する毎日。

ついでに、カイロに着いた次の日の夕食で生水が出て来たのですが、もう散々いろんなトコでおなか壊してるし大丈夫だろうと、アフリカ南下に向けての訓練も兼ねて飲んだ所、きっこがトイレとお友達に。軽い下痢だったので数日で自然治癒しましたが、それがきっかけで引きこもり生活にさらに拍車がかかりました。
 

そんな私たちのカイロでの一日はこんな感じ。

朝は目が覚めた時に起きて朝ごはんを食べる。

朝ご飯はパンとジャムとチーズとゆで卵だけという質素なもの。
でも30ポンド(約450円)の宿泊費に含まれているので十分です。

朝食の後は洗濯。
この宿は大きなバケツで足踏み洗濯が出来るので快適でした。
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洗濯物は窓の外に干します。
おんぼろビルだから身を乗り出すと崩れそうで恐い。
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洗濯物の下は屋台がぎっしりと並ぶ通りです。
 


その後は気分次第でカイロの街をぶらぶら散歩。

宿から少し歩いたレストラン街にいる猫。
目の色が左右で違っていて綺麗です。
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エジプトの食事には必ずついてくるアエーシ(パン)を大量生産中。
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薬局に行ってアフリカ南下に必要な薬を探したり。
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ちなみにエジプトの薬局はグラスに蛇のこのマーク。
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他のアフリカ諸国でも同じマークを使っている所が結構ありました。
 


いつも大渋滞の高架下は衣類のマーケットに。
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羊肉がずらりとぶら下がっている肉屋。
買うときはどの部分をどれくらい欲しいかを伝えます。
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アルファマーケットという少し大きなスーパーにはキャンプ用品が置いてあります。
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カイロではなかなか見つからないので穴場です。
私たちはここで寝袋と蚊除けのネット(顔用)、虫除けにベッドに敷く為のアルミシートを買いました。
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同じ店で見つけたムスリム用水着。
着ている人は見た事あるけど売ってるのは初めて見ました。
クラゲでアナフィラキシーになっていたきっこには、頭も含めて全身を保護できるのでピッタリ過ぎる水着でしたが、9000円もしたので断念しました。
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八月のカイロ。
酷暑の中を歩き疲れてきたら、ジューススタンドやシャーベット屋さんへ避難。
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地元の人のマネをして頼んだマンゴーとバニラの組み合わせが最高でした。
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ジューススタンドではサトウキビ、マンゴー、オレンジなどのしぼりたてを飲む事が出来ます。
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サトウキビが1.5ポンド(約20円)、マンゴーは3ポンド(約45円)ぐらい。
地元の人の一番人気はサトウキビでした。
 


疲れて宿のあるビルへ戻ると、昼時にはいつも入口のすぐ横でピザを売っているので買って帰ります。
一つ2ポンド。(約30円)
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生ゴミと猫の糞の匂いがキツい階段を5階までヘロヘロになりながら上ります。
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宿の前でよくアクセサリーを作っているメキシコ人の宿泊客。
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アクセサリーについて色々と教えてくれました。
南アフリカにいる彼女に会いにいきたいけどVISAが取れずに、毎日書類づくりや大使館巡りに駆け回っていました。
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左に写っているのは上海から来たお金持ちそうな女の子。彼女はいつでも元気いっぱいでした◎

部屋に戻ると最新式エアコンの恩恵を受けながらゴロゴロして涼しくなるのを待ちます。
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日中は暑すぎるので地元の人もあまり外を出歩いていません。
 


ちなみにカイロの人たちは昼間寝ている分、かなりの夜型です。
彼らにとって夜が始まるのは22時頃からで、レストランもそれぐらいの時間がにぎわっています。
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そんなエジプト人たちと一緒に私たちが毎日のように食べていたのがエジプトの国民食コシャリ。
(マカロニ、米、パスタ、揚げタマネギ、ひよこ豆、レンズ豆にトマトソースがかかった食べ物。)
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どの店にもガーリックとお酢が入ったソースと唐辛子がきいた辛いソースが置いてあるので、お好みで混ぜて食べます。店によって味付けが違うので食べ比べると楽しいです。

食後はシーシャ(水タバコ)を吸いながら寛ぐのが毎日の光景。
カイロはそこらじゅうでシーシャを吸いまくっているので、空気がすごく悪かったです。。
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カード博打を楽しむ男たち。
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少し前までデモで大変だった地域にも、今は平穏が訪れています。
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市場で買い物するのも夜遅くなってから。
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エジプトはフルーツがどれも美味しいのでよく買って宿で食べていました。
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そんな感じで夜はどんどんふけていきますが、深夜2時、3時を過ぎてもまだ街には人がたくさん歩いています。ほんとにエジプト人たちはいつ眠っているのか。
 


夕食と街歩きが終わって再び宿に戻ると、宿のプロモーションをしながら住み着いている中国出身の宿泊客 ”ブライアン”の写真の授業が始まります。
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彼は元々カメラマンをやっていて、撮った写真を出版社に売って生計を立てていたそうです。全盛期はかなり儲かったらしく、ナショナルジオグラフィックにも相当な数の写真を売ったそうです。しかも、一枚軽く20万円以上で売れたとか。何枚かナショナルジオグラフィックに掲載された作品を見せてもらいましたが、確かにいい腕をしていました。
 

そんな彼がある日僕の写真を見て「君は才能があるから教えてあげるよ。基礎から学んだ方がいい」と言って、その日から毎晩彼のレッスンを受ける事に。

最初は胡散臭い気もしましたが、彼のサイトにある写真は質の高い物が多いし、実際に目の前で僕のカメラを使って撮った写真もプロの作品みたいでした。まあ彼の話が本当であろうがなかろうが得る物はかなり多いのは間違いなさそうだったので、喜んでレッスンを受ける事にしました。
 

そうして始まったレッスンの内容は、僕のカメラを使ってズームレンズの焦点距離、シャッター速度やISO感度を固定した状態で取る練習をしたり、ブライアンが指定した物を僕が撮影して構図について指摘を受けるという感じです。
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これは「そこのゴミ箱を撮ってみろ」と言われて、何枚か撮った中で及第点をもらった写真。
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英語で撮影の指導を受けていたので始めは分からない事だらけでしたが、
数日もすれば彼と英語でカメラの専門用語を交えて議論するようになっていました。
 

そんな感じできっこが寝た後もレッスンは続き、今日も夜遅くにベッドへ潜り込んでカイロの一日が終わるのでした。



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