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04-07/JUN/2014 in Amazonia

アマゾン川を下る旅も3日目。
船内での生活は本当にのんびりしていて快適で、飽きる事がありませんでした。

船内での生活

船の上ではもちろんネットも繋がらないので、本を読んだり、日記を書いたり、洗濯したり、気ままに過ごしました。

ここでは余計な事は何も考えずリラックスできて最高です!
 

洗濯中の私。
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洗濯中のだいごろと、それを見て笑うマレーシア人のAdila。
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洗濯物はハンモックの横に干します。
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夜はブログを書いたり、映画を見たり、本を読んだり。
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トランプをして遊ぶ欧米人たち。
みんなワールドカップ目当てで来ています。
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すっかり子供用ハンモックの扱いにも慣れただいごろ。
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3日目に船内のテレビで、ワールドカップ前のフレンドリーマッチが生放送されていました。
「ブラジル × セルビア。」
サッカー大好きブラジル人と、ワールドカップ目当てのツーリストたち。
乗客の大半がテレビにかじり付いて大盛り上がりです。
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日が沈むとフェリーの夜はびっくりするほど冷えこむので、みんな寝袋やブランケットを使っていました。
私たちは上下ダウンを着て寝て、なんとか乗り切れました。
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星の王子さま

船の中で、星の王子さまを読みました。
子供の頃にも読んでいて、そのときは大した感慨もなく、単にかわいいお話という印象でした。

でも、改めて読んでみると序文からして心を鷲掴みにされました。
自分が大人になってしまったことを思い知らされました。

ちなみに、だいごろは王子様が死んでしまったところで泣いていました。笑
 

これがその序文。
『この本をレオン・ウォルトに捧げます

ぼくは、この本を大人の人に捧げたことで、
子どもたちに謝らなければなりません。

でも、それにはちゃんとした理由があったのです。

まず、一つ目の理由は、
その人が、ぼくの一番の親友だったということです。

また、二つ目の理由もありました。
それは、彼が、たとえ子どものための本でも、
きちんと理解できる大人だった
ということです。

さらに、三つ目の理由もありました。
それは、彼が、いま(戦争中の)フランスに住んでいて、
飢えと寒さに苦しんでいるということです。
彼には、なぐさめが必要だったのです。

もし、以上の三つの理由でも不充分だというのなら、
ぼくは、彼の中に住んでいるインナー・チャイルドに
この本を捧げたいと思います。

どんな大人の中にも、
インナー・チャイルドが住んでいるものです

 

それと、こんな表現もありました。
身につまされます。

『あなたが、大人たちに、新しくできた友だちのことを話そうとすれば、大人たちは、本質的なことについては何も質問しないでしょう。

つまり、次のような質問は絶対にしないのです。
「どんな声をしているんですか?」
「どういう遊びが好きなんですか?」
「蝶々は集めていますか?」

その代わりに、こんな質問をするでしょう。
「何歳ですか?」
「きょうだいは何人いますか?」
「体重は何キロですか?」
「お父さんの年収はいくらですか?」

そして、それらの数字を知れば、友だちを知ったことになると思っているのです。

『大人って、そんなものなのです。大切なことは何もわかっていません。』
 


 

最後の夜が明けました。
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遠くに街の灯りが見えています。
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と思ったら、始めに街の灯りだと思った物は、海に漂うたくさんの大きな船の窓からもれる灯りでした。
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空がゆっくりと明るくなっていきます。
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大きな船の群れを抜けると見えて来たマナウスの街。
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船内では沢山あったハンモックが次から次へと取り外されていきます。
寝起きの私だけなかなか動き出しません。笑
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こうして幕を閉じたアマゾンを下る3泊4日の船旅。

アマゾンの風を感じながら、毎日のんびりと過ごし、朝と夕方に太陽、夜には星を眺める。

最高でした!
 

ちなみにだいごろの子供用のハンモックですが、これで最後だからと3日目の夜にだいごろが暴れまくっていたけど、マナウス到着まで壊れずに頑張ってくれました◎



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