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試合からかなり日数が経過してしまいましたが、日本 × ギリシャ戦を現地で観戦して来たので報告します。

実は試合のショックと雨で今日までずっと体調を崩していて、記事を書く余裕が無かったのです。。

19/JUN/2014 in Natal

今日はいよいよギリシャとの決戦当日。
グループリーグ突破を考えるともはや勝ちしか許されない試合。

コートジボワール戦のように会場の雰囲気に呑まれたり、大雨が降ったりしなければ日本は絶対にいいサッカーが出来るし、勝てる!
そう信じてスタジアムへ向かいました。
 


宿のあるポンタ・ネグラ地区からスタジアムの近くまでは路線バスで。
ワールドカップの試合がある日は料金が半額になっていて、たったの1.1レアル(≒¥50)で乗る事ができました。

スタジアムの近くでバスを降りてスタジアムまで歩く。

途中の路上でカッパを売っている人がいて、ちょうど僕はカッパを持っていなかったので「雨降りそうやしカッパ買っといたら?」ときっこに言われましたが、

「雨が降るんじゃないかと心配ばっかりするから雨が降る。
今日は雨は降らないし、日本も勝つ!
だから俺はカッパを買わない!!」
とよく分からない事を言い張り、そのままスタジアムへ向かいました。
 

スタジアムの周りには数えきれない程の軍隊とポリス。
恐いぐらいいました。
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スタジアムまでの移動が思いのほかスムーズだったので、キックオフの2時間以上前に会場へ入れました。
バドワイザーのブースで「ウルグアイ × イングランド」のパブリックビューイングをやっていたので、しばし観戦。やっぱり中南米勢は勢いがある。
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そしていよいよスタジアムへ、ここがナタールの”Arena das Dunas”(アレーナ・ダス・ドゥーナス)
レシフェのスタジアムよりも観客席に奥行きがあります。
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日本のサポーター。
今回はちゃんと太鼓や横断幕を持ち込んで万全の体制で臨みます。
(横断幕は禁止されているので試合開始前に両チームとも撤収させられていました。)
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ギリシャサポーター。
人数は少ないですが、かなり気合いが入っていました。
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日本代表選手のバスが到着し、しばらくするとピッチへ登場。
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アップはスタメンとサブに分かれて行われるので、この時点で香川のスタメン落ちと大迫の続投が決定的に。
香川はコンディションから見れば妥当だけど、いっその事大迫も替えてほしかった。
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そしてFIFAのアンセムと共に選手入場。
前回同様、試合に集中する為カメラはここで鞄の中にしまいました。
試合終了までは写真なしでお伝えします。


 

今日はコートジボワール戦と打って変わって、キックオフ直後から日本サポーターの大声援が響き渡る。
その声援は次第に地元のブラジル人たちも巻き込み会場内は完全に日本応援ムード。
ぐずついていた天気もなんとか持ちこたえ、今日は日本が勝ちそうな空気がぷんぷんしてくる。

試合開始からどんどん時計が進む一方で、ギリシャの守備をなかなか崩す事が出来ず攻めあぐねる日本。

前半にカツラニスが2枚目のイエローカードで退場して、試合は折り返す。

後半に入ると、前半終了間際に投入されたカラグーニスがうまくバランスを取り、人数が減ったはずのギリシャが後半からポゼッションを上げていく。
この意思統一されたチームプレーにはさすがと言うしか無いが、もどかし過ぎる展開が終始続く。

そして、前半で数的優位に立ちながらも、まんまとギリシャに引き分けに持ち込まれ試合終了。

会場には大きなブーイングが響き渡った。
 


今日も最後まで日本代表のプレーを応援し続けた。
でも、会場のブーイングに包まれながら、一人のサッカーファンとしての率直な思いが胸の中から込み上げて来る。

「こんなつまらない試合は今回のワールドカップが始まって以来初めて観た。」

それは日本代表が今日の試合に勝てなかった事以上に、悲しいし悔しい。
でも事実は事実。
いくら頭で納得させようとしても、自分の目でみたものを覆い隠す事はとても出来なかった。

世界の国々が繰り広げる激しく素晴らしい試合の数々。
その中に、今日の試合は完全に埋もれてしまっていた。

日本サッカーの圧倒的な実力不足。
まだまだ世界でコンスタントに結果を残せる程のチームではない。
南アフリカ大会とは異なり、それが明るみに出た大会だった。


試合終了のホイッスルが鳴った後。
いつの間にか降り始めた雨に打たれながら、その場から動く気力を完全に失っていました。
僕は意地を張ってカッパを買わなかったので(笑)、どんどん濡れて冷えていく体。

試合中は雨が降らなくてよかったなぁ。
でも勝ってほしかったなぁ。

そんな事を考えながら、誰もいなくなったビッチをぼんやり眺めていました。
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日本のサポーターと、それに触発された他の国の人たちがスタジアムのゴミを拾い終えた頃、ようやく重い腰を上げ、夜のポンタ・ネグラへと戻りました。
 

次はコロンビア戦。
条件は限りなく厳しいけど、とにかく勝つしかない!



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