どこからどう見ても着ぐるみをかぶったおっさんにしか見えない動物。【動画あり】

15/SEP/2015 in Chengdu

今日は朝七時半にカウチサーフィンのホスト、サラの部屋を出ます。

マンション前の歩道では太極拳をしている人がいました。
成都の街では人民公園で見た光景を至るところで見ることができます。

マンションの前からはバスを何本か乗り継いで移動。

途中の乗り継ぎがうまく行かなくて、９時ごろにようやく目的地に到着しました。
 

バスを降りたバス停がこれ。

「熊猫基地駅」

今日の目的地は、熊猫、つまりパンダ基地です！

看板に沿って歩道を進むと

パンダ基地の入口に到着！
入場料58元（約1,100円）を払って中に入ります。

広い園内はテーマパークのよう。
テーマパークによくある小さい車と舗装された道、霧が出る演出など

まだ人はあまりいない園内。
私たちが開園直後のこんなに朝早くやってきたのには理由があります。

それは、パンダは朝にごはんを食べるから。

午後になってしまうとパンダたちはダラダラと昼寝するだけであまり楽しくないと聞きました。
 

しばらく歩くと、何やら人だかりを見つけました。

 

パンダ発見！
朝起きたばかり。水を飲んでいます。

とってつけたような耳。改めて見るとすごい不思議な動物です。

水を飲み終わった後は、朝ごはんの時間！

むしゃむしゃむしゃむしゃ、竹をただひたすら食べています。
その仕草がなんとも気が抜けてる感じで、中肉中背のおじさんが猫背で竹を食べてるみたい！笑

竹の外側の皮を歯で剥いて、

中身だけ器用に食べる。

「食べるのが仕事じゃー！」とでも言わんばかりの体勢でむしゃむしゃ。
着ぐるみを着たおっさんにしか見えません。笑

 

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続いて、幼少期の3歳ぐらいのパンダがいる場所にやってきてみると…

おっさん（パンダ）だらけ！！
こっちでもゴロゴロしながら竹を食べまくってます。
どのパンダも全く動こうとせず、両手で届く範囲の竹をむしゃむしゃ。

よく観察していると、パンダの中にも気が強いのがいるのが分かります。
他のパンダが手にしている竹を奪ったり、自分の周りの竹が取られないように寝転がってガードしたり。

パンダの食べ物は竹だけ。
竹を食べるのはもちろん知ってたけど、100%竹しか食べないとは思ってなかった。
朝ごはんの時間には竹を満載したトラックがひっきりなしに行き来しています。

パンダは雑食だけど竹も食べるっていうぐらいだと思ってたのに、生まれてから死ぬまで竹しか食べない！

毎日竹だけを食べてるのに、こんなパンダが出来上がるなんて不思議。なんて錬金術。
 

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ごはんが終わると思い思いにだらけるパンダたち。笑

おなかいっぱいになって満足気です。

しばらくすると、みんな身体をかきはじめた。

あー、かゆい。

かゆいかゆい。笑

この様子が、めちゃくちゃおもしろくて大爆笑！！
写真では伝えきれないのでぜひ動画を見てください！！

 

レッサーパンダもかわいい

続いて、元祖パンダのレッサーパンダのところにやってきました。

しばらく待っていると茂みの中から現れました！かわいい！

レッサーパンダの方がジャイアントパンダよりも先に発見されていて、
もともとはパンダと言えばレッサーパンダの事だったそうです。

今となってはパンダと言って思い浮かべるのはジャイアントパンダばかりだけど。
 

犬みたいな、ちっちゃいクマみたいな。
足は意外にもずんぐりむっくりでしっかりしています。

木登りも得意！

ひっくり返った一瞬を捉えたレア写真！かわいい。笑

 

赤ちゃんパンダ

続いて向かったのは、ジャイアントパンダのあかちゃんがいる保育室！

あかちゃんの体重はおかあさんの1000分の1以下！
お母さんパンダが踏んだら簡単に潰れてしまうほどの弱い生き物。

これが、パンダのあかちゃんの産まれた直後のモデルです。
産まれたときは白黒じゃなくて薄ピンク色。明らかに未熟児の状態で産まれてくるそう。

そしていざ保育室へ！！

中を見てみると…

いました！！
あかちゃんパンダがコロコロ転がっています。なんとも可愛らしい。

こっちにはもっと小さいあかちゃん！

係りの人があかちゃんを抱っこして、ごはんの時間です。

お母さんパンダは母性がないパンダが多くて、育児放棄してしまうことがよくあるそうです。
だから、こうやって人間が使うような保育器まで使って、大切に育てられています。

それにしてもかわいいなぁ。

連れて帰りたくなります。笑

 

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ジャイアントパンダは世界に2,000匹以下しかいません。すごく少ない。
それでも、一時期よりは倍近く増えたそうです。

そんな中で、野生のパンダは1,500匹ほど。
こんな不思議な生き物が野生でもいることが信じられない。

食べて、寝て、身体を掻いて、たまに遊んで。

お気楽そうに見えるパンダだけど、生きて、子孫を繋いでいくのは決して簡単じゃないんだろうな。

つづく