夜行バスで眠らないイラン人 × 65万円のイラン定番土産とは?
19~20/JUL/2015 in Tehran
アルメニアからイランに入り、夜行バスでテヘランへ向かう道中。
バスが休憩所に停まったので、みんなが食べていたものを頼んでみました。
なんだろうと思って観察していると、薄っぺらく焼いた生地にゆで卵とジャガイモをいれて、あとは塩をかけて食べていました。シンプル!!
3,000トマン(約120円)。見た目通りの味。
コーラならぬコーラックと一緒に。
味は大体コーラの味。笑。値段はもちろん本物のコーラより安いです。
あとはオムレツ、2,000トマン(約80円)。
見た目はめちゃくちゃ辛そうだけど全く辛くなくて普通の味でした。
ご飯を食べているとノリノリのおじさんが写真撮ってくれとリクエスト。
ポージングがジョジョみたいですごい。笑
休憩が終わりお腹も膨れた。
バスが出発したら後は寝るだけ。
でも後ろに子供がたくさん乗ってるから子供がうるさい…かと思いきや、うるさいのは大人!
子供たちは寝静まっていて静かだったけど、大人がずーーーっと喋ってる。
うるさーい!
眠れないから喋らないでってジェスチャーしてみても、全然気にせずにずっと喋っていました。
こんなんじゃ眠れないよ…。夜行バスで寝るっていう考えがないのかもしれない。
そうして、長い夜を耐えたのでした。
結局ほぼ一睡もできないまま、テヘランの西バスターミナルに到着。
そこからメトロに乗って宿まで向かいました。
今日の宿は『地球の歩き方』にも乗っているマシュハドホテル。
宿の人はちょっとクセがある人。男性に厳しく女性に優しいので、男性は気をつけて下さい。笑
宿には猫が二匹いてかわいい。
キッチンを借りれるので自炊できます。
せっかく自炊が出来るから色んな料理を作りたかったけど、宿の近くには何故か果物や野菜が売ってない。
売ってたとしてもアルメニアやジョージアに比べて高いし、それ以上に元気がなさすぎる。
山積みになっている中から選り分けて、なんとか食べられそうなものを探し出さないといけない。
ようやく見つけたプラムも元気ないみたい。
マシュハドホテルには日本人も何人か泊まっていたのですが、その中の一人と話をしていてびっくりしたのがこれ。
ペルシャ絨毯。
日本の家族のために、なんとお値段1枚5000ドルで買ったそう!!!!!
シルクの手作りで模様も細かくてデザイナーも有名だから、それぐらいの値段がつくことも普通みたい。
それにしても5000ドルって!!今の日本円だったら65万円ぐらい。
日本で買ったら100万円は下らないそうです。
今までの人生でそんなに高い買物したことない!笑
そんなテヘランで私たちがする事はひとつ。
それは、ウズベキスタンビザの申請。
テヘランに着いた翌日にさっそく行ってみます。
ウズベキスタンビザの申請に日本大使館からのレターが必要なので、まず日本大使館に行ってからウズベキスタン大使館に向かいます。
日本大使館へはメトロで。
テヘランのメトロはすごくきれいで、一番後ろと一番前の車両が女性専用。
最初分からなくて女性専用じゃないところに乗ったら、男性だらけでじろじろ見られて怖いぐらいだった。
ちなみに後ろから2番目と前から2番目の車両は真ん中で区切られてて、カップルなら男性も入っていいみたいでした。
だいごろと別れて女性専用車両に乗り込んでみると女性はみんなおしゃれ。
ばっちり化粧してる人が多い。
髪型や服装が制限されている分、化粧に力が入るのかな。
でも、イスラム教徒は写真を撮られると嫌がられることが多いので写真は撮りませんでした。
(イランは写真に関してはゆるいシーア派なので、実は撮っても大丈夫だったみたいだけど。)
女性の服装をよくよく観察してみると、みんな膝上ぐらいまでのワンピースみたいなシャツを着たり、もっと長くて体全体を覆う布(チャドル)を巻いたりして、腰のあたりの身体のラインが見えないようにしてる。
私はただの長ズボンなので、イラン人からしたらパンツ一丁で歩いてるようなもんなんだろうな。
あんまり宜しくないので、良さそうな服があったら買おう。
イランに入ってからずっと頭に巻いているストールもまだまだ慣れない。暑いし邪魔くさい。これから約1ヶ月がんばらないと。
あと、メトロに乗っていると売り子がいっぱいやってきます。
売っているものは多種多様。
歯磨き、歯磨き粉、靴下、電源ケーブル、ガム、髭剃り、ストール、シャボン玉作り機などなど…
子供もよく売りにきていて、10歳ぐらいの少年が車内で何やらスピーチを始めたと思ったらみんながにっこり。
きっと気の利いた事でも言ったんだろう。少年はスピーチを終えると一人の女性の上に封筒の束をポンっと置いて、女性は苦笑しながら袋をひとつ買った。中には、おみくじが入っていたっぽい。
だいごろは男性用車両で靴の中敷をお買い上げ。20,000リアル(約80円)。やすっ!
パタゴニアでヒッチハイクをしていた時に中敷を失くして以来、なかなか良いのが売ってなくていつも歩きにくそうにしてたからちょうど良かった。
これは日本大使館に行く途中にあったモスク。
日本大使館とウズベキスタン大使館での手続は問題なく終わったので、お祝い(?)にチーズケーキを買いました。
1個4,000トマン(約160円)。
公園で食べます。イランはどの街もだけど、街中に公園が多くていい。
それにそこら辺にある蛇口をひねれば飲み水が出るので水代が節約できます。
チーズケーキは奮発して2つも買っちゃったけど、めちゃくちゃ甘かったから1個で十分だったな。
チーズケーキ屋さんの場所は、こちらのカエルダッシュさんの情報ノートでばっちりです。
この情報ノートを頼りにバスに乗れば、メトロのタジリーシュ駅に行けちゃいます。
宿に戻ったあとはテヘランの街をちょっとぶらぶら。
テヘランはウズベキスタンビザを受け取る時にまた戻ってくるので観光らしい観光はしなかったけど、何となく目についたものはこんなもの。
お昼ごはんに行ったサンドイッチ屋さん。具を選んで自分で入れます。
サンドイッチ1個とサモサ1個合わせて90,000リアル(約360円)。
パン屋さんの目印はパンがぶら下がってるから分かりやすい。
他の国では見かけなかったユニークな演出です。
これでウズベキスタンビザの申請が終わったので、次の日はイランを代表する観光都市エスファハーンに向かう事にしました。
テヘランに来た時に引き続きまた夜行バスです。
テヘランからエスファハーンまでは南のバスターミナルからたくさんバスが出ていました。
バス会社は本当に多くて、直前に行ってもバスがなくて困ることはなさそうでした。
どのバス会社も値段・出発時刻が似たり寄ったりだったので、適当にチケットを買ってバスに乗り込みます。
今度は前回とは違ってちゃんとVIPバス。
3列シートで快適です。
これならよく眠れそう…と思ったけど、やっぱり今日も後ろの人がずーーっと喋っていて寝れなかった…。
やっぱりイラン人は夜行バスでは寝ないのかも。
イランではこれからたくさん夜行バスに乗る予定だからちょっと心配です。
kicco
最新記事 by kicco (全て見る)
- 旅の日記 国別一覧 - -2023/01/16
- 出演したハリウッド映画がAmazon Primeで配信中です! - -2023/01/16
- 世界の国で血圧測定サービス実施中! - -2023/01/16