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28〜30/SEP/2014 in Harar, Addis Ababa, Arbaminch

エチオピアのローカルバスに乗った回数はもうかれこれ10回近く、そしてあの過酷なダナキルツアーを間に挟んで間髪入れずに移動している。
エチオピアのローカルバス移動にいい加減疲れてきた私たち。

ハラールからアディスアベバまでの移動はちょっと上等なバスに乗りたいと思っていた。
でも前日にローカルバスの1.5倍から2倍ぐらいの値段がするスカイバスとセラムバスのオフィスに出向いたけど、どっちも今日の便はなかった…。

だいごろは私がチケットを探している間にオフィスのあるビルにいた女の子たちに絡まれていました。笑
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という訳で、今日もローカルバス移動。

なんか私たちはVIPバスとは縁がないみたい。笑

結局エチオピアの移動は最後までローカルバス移動のみになりそうです。
 


翌朝5時。

いつものようにバスターミナルに向かう。
普段は5時にはバスに入れるのに、今日はなかなか入れてくれない。
バスの天井に乗せる荷物のチェックがめちゃくちゃ厳しい。
全部開けさせられ、中身を確認された。

6時になってようやくバスのドアが開いて、乗り込もうとするとここでも厳重な荷物検査。
チャットの規制かな??
でも堂々と持ち込んでる人もいるし、結局謎のまま。

ちょうど半分ぐらいまで走ったところでポリスによる荷物検査もありました。
 


そういえば途中休憩したバスターミナルにあったトイレが酷かった…。
(汚い話なので嫌いな人は読み飛ばしてください。。)

いつものように穴が開いてあるだけのトイレだけど、穴が浅すぎて自分がしたおしっこが足に跳ね返ってくる。。
跳ね返ってくるのが自分の排泄物だけならいいけど、他の人のも…ああ、考えないようにしよう、、でも私が行ったのはまだ一番ましなトイレ。

だいごろは3つあったトイレのうち一番ひどいトイレに行き、その光景を「う○このショールームや!」と言っていました…。この世にある全ての種類のう○こが展示されていたそうです。。。
 

でも後でエチオピアを一緒に旅することになるイクエさんとももちゃんに言わせれば、「エチオピアのトイレは中国のトイレよりよっぽどまし」らしい。
イクエさんも、ももちゃんも、中国のトイレのお陰(?)でかなり免疫ができたと言っていました。

エチオピアのトイレに行く度にストレスを抱えている私はまだまだ旅人レベルが低いようです。
 


このバスの運転手は荒々しくて、悪路でも身体が軽く浮くほどばんばん飛ばすし、大型トラックを何台も続けて抜かそうとして何度も正面衝突しそうになってひやひや。でもその分スピードも安定して速い。
バスが出発してから11時間でアディスアベバに到着しました。
 

そしてアディスアベバに戻って一休みしていた時、事件が起こりました。

シャワーを浴びていただいごろから奇声が上がったのです。
 

「え!何これ!!お尻になんかある!!!」
 

イボ痔でした。笑
 

直径5mm、高さ1cmぐらいの円筒状のイボが肛門の近くにできていたそうです。

初めての経験にパニックになるだいごろ。

ちょうどワセリンを持ち合わせていたので、それを塗って摩擦を減らし様子を見る事に。

知り合いに痔のせいで人工肛門になった人がいたので、”だいごろも人工肛門になるんちゃう?”と軽く脅したら、だいごろは本気でびびっていました。笑

でも肛門の外にできる痔は大丈夫そう。よかった。

 


そして次の日。

今日はエチオピア南部の街、アルバミンチまでの移動。

前日にチケットを購入したアウトブス・テラ(Autobus Tera、バスステーション)まで向かいます。
 

時刻は朝5時半。

いつもは5時に来いと言われるのに、今回は5時半にバスステーションに来るようにとのことだった。

結局出発は6時回ってから始まるから、5時半と言ってくれたのは良心的だなと思ったけどこれが大きな間違いでした。
 

バスステーションでアルバミンチ行きのバスを探しても、どこにも見当たらない。

誰に聞いてもうやむやな反応。

そして聞いて回っているうちに辿り着いたのが、昨日チケットを売ってくれた男性。

「今、バスステーションが満杯だからバスは外で待機してる。しばらくしたら来るからここで待ってて。」
 

何でも新学期が始まる学生がアルバミンチに行くので、混雑するそう。

その影響でバスの料金も平常時の1.5倍ぐらいに跳ね上がっていました。

よりによって私たちが移動する日とかぶるなんて、タイミングが悪い…
 


そして待つこと1時間。

6時すぎになるとバスステーションに元々いたバスたちが徐々に出発し始める。

と同時に、バスステーションに入れずに待機していたバスたちが少しずつ入ってきた。

バスステーションは全方向からバスが動き、大量の人がバスを探したり避けたりで右往左往。
カオス。

でも私たちのバスはまだ現れません。
 

さらに待つこと1時間。

ようやく、私たちのバスがやってきました。
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そしてどこからともなく、同じバスに乗る人が一斉に詰めかける。

席番号は一応決まってるけどみんな番号は無視。

私たちも分かっていたので始めから入口近くの席を狙い、足元の広い席を陣取れた。よかった。
 

そしてそして、バスが発車したのは午前8時前。

という事は早朝からバスステーションに来て、2時間半近く待っていた事になる。

もう何とかして欲しいエチオピアのバス乗車システム。

集合時間は5時半なのに、バスがバスターミナルに来るのが7時半。

それから荷物を全部屋根に載せるのに30分。

今回はチケットが売り切れていたからすぐに発車したけど、いつもなら満員になるまで待つからそこからさらに1時間ぐらいは待たないと行けない。。。

”ほんとに意味が分からん!”とだいごろと二人で憤っていました。

先進国ならバスの発車時刻と集合時刻が決まっていて、乗客がその時間を目指して来るのは当たりまえ。

でも私たちの常識とは全く別の考え方がエチオピアにはあって、しばらくは変わる事はなさそうです。

バスの発車時刻と集合時刻を決める事ぐらい簡単な気がするけど、でもそうならないって事はそれなりの理由があるんだろうなぁ。

でも二人でバスの中でどれだけ考えてもそれらしい理由が思いつかなかったので、何か知っている人は教えていただけるとすっきりできるので有り難いです。笑
 


バスは夕方の5時にアルバミンチ到着。

アルバミンチ大学の学生がたくさん乗っていました。
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そして私たちはアルバミンチ大学からさらに走った先にあったバスターミナルのすぐ近くに安宿を見つけ、部屋に荷物を下ろしました。
 


イクエさんケンゾーさんもアルバミンチにいるらしいので連絡してみると、私たちの宿まで来てくれる事になりました。

二人と合うのはアスワンから数えてもう3回目です。

雨の降る中わたしたちの宿まで来てくれた二人。
二人は私たちと同じくこの後エチオピアの民族の住む村々を巡る予定だったので、さっそく情報交換。
お互いの日程が合いそうだったので、カイアファールで再会しようと言う約束をして今日の所は別れました。
 

イクエさんとケンゾーさんは明日の昼にミニバスを探してみるそうなので、もう少しだけアルバミンチに滞在。
私たちは早朝のバスで席とり合戦に参加し、運が良ければ明日の午前中にはカイアファールに到着です!
 


その後は宿の中にあったレストランでご飯を食べてから、今日も虫除けのアルミシートを敷いてから寝ました。

だいごろはほとんど刺されないから余裕の表情です。イボ痔のくせに!笑
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P.S.
一時はどうなる事かと思っただいごろの痔ですが、エチオピアを出るとすぐに治りました。おそるべしエチオピアのローカルバス!

皆さんもバスの乗りすぎにはご注意を。笑



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