ハイエナの息は臭くなかった！ハラールにいたハイエナマン。
27/SEP/2014 in Harar
エチオピアの伝統行事マスカル祭が開催された次の日。
街の人はマスカルホリデーとやらで休みらしく、街を歩くと朝っぱらからビールやチャットを楽しむ人で一杯。
今日はそんなハラールの旧市街に出かけてみました。
ここハラールの旧市街は城壁に囲まれたわずかなエリアに60を超えるモスクがひしめくイスラム教のメッカ。イスラム教第４の聖地とも考えられていて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
城壁の中に入ってみると、ムスリムの人たちがごく普通の生活を送っています。
城壁内にあるたくさんのモスク。
でも一つ一つのモスクはすごく小さくて、歩いていても気付かないほど。
これは王様のお墓だそうです。ドームから突起が突き出しているのがどことなくスーダンに似ている。
ミシン屋さんもモスク並みにたくさんあります。
だいごろがはいていたズボンのお尻の所が破れていたのでここで修理してもらいました。
料金は１０ブル。（５０円）
鮮やかな衣装の女性たち。
ハラールにはソマリランドから来た人もたくさんいるそうです。
こちらは路地で見つけたハラールの伝統的なお宅。
ハラール式住居と呼ばれて、壁に食器を飾っているのが特徴的です。
これは路地で売っていたサトウキビ。
私が一本買ってガシガシ食べ始めると、売っていた女性たちは爆笑していました。
だいごろが食べると何故か子供たちが群がってきた。笑
これは途上国でよく見かける子供の遊び道具。
細い棒で丸い輪っかをどこまでもすいすい転がして行きます。
簡単そうだったので私もチャレンジしてみたけど、全然うまくできない。
子供たちは簡単そうにしてたから簡単にできると思ったけどな。
それを見ていただいごろも自信満々でチャレンジしましたが、まともに転がせたのは１回だけ。しかも転がせるようになるまでに１５分はかっていました。笑
子供たちはボコボコの山の斜面でもすいすい転がしていたので、こんなに難しかったなんて驚きです。
セクシーなポーズの女の子。
歩いていたヤギの模様が絵に描いたようなくっきりハートでした。
そして夜。
昨日宿で出会ったグルマンという男に誘われて、ハラール名物のハイエナマンに会いに行きました。
ハイエナマンというのは野生のハイエナを生肉で手なづけている人たちの事で、数百年前からずっとこの地域に住んでいるそうです。
グルマンはそんなハイエナマンたちのいるエリアに住んでいたので、ハイエナマンとは友達。
彼の紹介で、ハイエナマンにハイエナを読んでもらう事になりました。
ガイド料は一人５０ブル（２５０円）
向かったのはハラールの街中から歩いて２０分ぐらいの場所。
薄暗く、民家がポツポツと並んでいます。
そんな民家の中からハイエナマンが出てきました、普通の男性です。
そして彼は遠くの草原にいるハイエナを呼び寄せます。
”ウォウォウォー”
ハイエナマンが遠吠えをします。
”ウォウォウォー”
ハイエナマンが叫ぶ事２０分。
闇の中からのそのそとハイエナがやってきました！
ハイエナと言えば、サバンナで死肉を貪る肉食獣。
近くで見ると思ったよりも大きくて私はちょっとビビり気味。
でもだいごろは”犬みたい！かわいい！”を連呼しながら写真を撮りまくっています。笑
そしてハイエナたちが数匹集まってきた頃、ハイエナマンが一番大きいハイエナを呼び寄せて餌やりを始めました。
そして安全だからやってみるか？と聞かれたので、まずは私が挑戦します。
間近で見ると牙が鋭くてこわい！
次はだいごろ。
ハイエナが可愛くて仕方ないのか、すでに顔がニヤけています。
ハイエナを間近でみれてご満悦の表情。
”きっこ！！ハイエナは肉ばっか食べてるのに息は全然臭くない！！”
と興奮気味によく分からない事をいっていました。笑
そんな感じで全く期待していなかったのに意外と楽しめたハイエナマンのパフォーマンス。
満足感一杯で宿に帰ったのでした。
▶︎次回：だいごろ、バスの乗りすぎで痔になる（笑）
kicco
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