エチオピア南部民族の市場で物々交換!ついに始まる民族を巡る旅 。
01/OCT/2014 from Arba Minch to Keyafer
早朝、バスステーションの開門を待つ。
昨夜は久々にまともなWiFiにありつけたので夜更かししてしまった。
何度も停電があったので使えたのは数時間だけど、この町を離れるとしばらくはネットがつながることはなさそうなので色々と調べものを済ませておいた。
今日はアルバミンチからカイアファールまで。
二日連続でローカルバス移動です。
前日にチケットを買えなかったので、エチオピア式のかけっこ&椅子取りゲームが今日も朝5時から始まりました。
開門と同時にダッシュ!
毎日が高地トレーニングのエチオピア人、走るのがめっちゃ速い。
眠たいしバックパックが重いしで上手く走れないけど、乗れなかったら半日は待たないといけないので必死で走る。
カイアファールへはジンカ行きに乗って途中で降りるので、目指すはジンカ行きのバス。
「ジンカジンカ!!」と叫びながら走り、
「ジンカジンカ!!」と叫んでいるドライバーを探す。
いつもながら何なんだろうこの競争。。笑
頑張って走って5分後にジンカ行きのバスを見つけて乗り込んだけど、すでに満席。
椅子取りゲーム、敗れたり…。
がっかりしてバスを降りると、もう一人「ジンカ!」と叫んでいる人を発見。
もう一台別のバスがあるんだ!
最後の力を振り絞って走ってバスに駆け込む。
でもこっちのバスも人で埋まっていた。
また無理だったか、と諦めかけたとき、「こことここ、空いてるよ」とおじさんが教えてくれました。
ホントだ空いてる!!ありがとうおじさん!
かけっこでへとへとになった二人を乗せたバスは、いつも通り1時間ほどしてから出発し、11時半ごろにカイアファールに到着。
二人ともウトウトしていたのでカイアファールに着いた事に気付かず、村の外れの道路でバスから降ろされました。
でもカイアファールは歩いても1時間あれば十分に端から端まで行って戻って来れるような小さな小さな村。
ザックを背負い、村の中心へ向かって歩き始めると、向こうの方から何やら見た事もない衣装を着た人が歩いてきました。
エチオピアの南部には数多くの民族が暮らしていて、今でも昔と変わらない伝統的な生活を営んでいます。
歩いてきた男性はきっとその中のどれかの民族の人に違いない!
どんな言語を話すのか?部外者に対しては友好的なのか?
全く情報がないのでかなり不安でしたが、勇気を出して話しかけてみました。
英語は通じませんでしたが、アムハラ語で挨拶するとにっこりしてくれました。
両手に何かを持っていたので見せてもらいます。
彼のジェスチャーによると左手に持っているこれは枕だそうです。
そして右手のこれは食べ物らしいけど、中は見せられないみたいでよく分かりませんでした。
調べた所によるとこの辺りにいるのはバンナ族という民族で、明日開催されるカイアファールのマーケットに参加する為にここへ来ているそうです。
彼と別れた後は街に数件しかない宿のうちの一つに荷物を置き、これまた街に数件しかないレストランでご飯を食べてから寝ました。
そして次の日。
今日はカイアファールで週に一回行われるマーケットの日です。
朝食を食べてからマーケットが開催されるという広場に向かって歩いていると、向こう側から見覚えのある二人が歩いてきました。
「おーい!」
手を振っているのはイクエさんとケンゾーさん。
アスワンで最初に会って以来、メケレ、アルバミンチで再会し、今日この村で会う約束をしていました。
二人は昨日の内にカイアファールに到着して、私たちの宿の向かいにある宿に泊まっているそうです。
無事合流できた事を喜び合い、早速マーケットへ。
昨日とは違って村には人々でかなり賑わっています。
始めに見つけたのはバンナ族の飲み屋。
ひょうたんに入った地酒を男の人も女の人も一緒になって飲んでいます。
ポリタンクの中で発酵させた地酒からはアルコールの匂いと一緒に酸っぱい香りが。
こんな事言うとものすごく失礼ですが、これまでエチオピアのバスで散々ゲロを見てきたせいで、どうしてもゲロのように見えてしまいます。笑
みんなひょうたんに入れて飲んでいます。
何からできているのか、どうやって作られたのかも謎なので飲むのが躊躇われますが、勇気を出して挑戦してみます。
”発泡酒?ビールっぽい。でも苦いしかなり酸っぱい!!”
ちょっぴり顔をしかめるイクエさん。笑
バンナ族の人たちは「これは私たちのローカルビールだよ。」と言っていました。
最初の一口はちょっとびっくりしたけど慣れて来ると結構美味しいかもしれません◎
飲み屋から少し歩いた所には家畜の市場がありました。
昨日バスを降りたときに出会った男の人と同じような衣装を着た人がたくさんいます!
そして家畜もうじゃうじゃ!
かなりカルチャーショッキングな光景です!
ヤギは重さで値段がつけられます。
値段を聞いてみると500ブル(2500円)でした。
そして、家畜を市場まで連れてきた男性陣はみんなびっくりするほどオシャレ!
パリコレにでも出てきそうな奇抜なファッションです。
足には泥できれいな模様を描いている人も。
市場の片隅で一休みするバンナ族の男たち。
っていうか、あれ??
昨日の会った人が枕って言ってたやつにみんな座ってる!!
びっくりして近くにいたバンナ族の人に聞いてみると、枕にも椅子にも使える便利な道具だそうです。
ちなみに「200ブルで売ってやるぞ」と言われたので、試しに値段交渉してみると100ブルまではすぐに下がりました。私たちは重いので買いませんでしたが、お土産にしたい方は是非。
動物のマーケットからさらに歩いた所には日用品や民芸品が売られている市場が。
こっちは女性たちが主役です。
重たい薪をせっせと運ぶ女性たち。
エチオピアではガスなんてアディスアベバぐらいでしか使われていないので、薪は生活必需品。
よく売れていました。
そして女性のファッションも男性に勝るとも劣りません!
このひょうたんで出来たヘルメットみたいなかぶり物がすごく特徴的!!
貝殻をたくさん付けていました。
エチオピアは内陸国なのでどこで買っているのか聞いてみると、ケニアやソマリランドから来た人々から買っているそうです。
スカートが鮮やかな女性たちもいました。彼女たちはカイアファールの西にあるコンソ族のようです。
市場の隅っこの方では、何かを食べているバンナ族の夫婦を発見。
”何を食べているの?”と聞いてみたけど、よく考えたら英語が通じないんだった。
アムハラ語の知っている単語とジェスチャーを交えてコミュニケーションを試みましたが、何で出来た食べ物なのかは分かりませんでした。
油に漬けた穀物みたいな食べ物。
何なんだろ?これ。笑
日用品が置いてある市場の一画で民芸品を売っていたので物色していると、良さげなブレスレットを発見。
気に入ったので店の男性と値段交渉してみると、40ブル(200円)からなかなか下がらない。
その時きっこが思いついた。
”あのズボンは?”
きっこが日本から持ってきたユニクロのズボン。
持ってきたのは良いもののあまり使っていなかった。
”これと物々交換できるかな?”
それは麻でできたピンク色の使い古しのズボン。
エチオピアでは物々交換が当たり前に行われているからいけるかもしれない。
店の人は男性だけど聞いてみた。
”これ日本製のズボンなんだけどそのブレスレットと交換できない??”
ピンク色のズボンを見た男性はかなり興味を惹かれている様子でしたが、それを隠すように「そのズボンに10ブル追加してくれたら交換してやってもいい。」と言ってきました。
”このズボンは使い古しだけど日本で買ったら300ブルはするんだ。
それにここを見て!これはユニクロっていう有名なブランドのロゴなんだ。”
そう言うと、店の男性はかなりテンションが上がったようで「よし!仕方ないけど交換してやろう!」と嬉しそうにズボンを受け取りました。
もう使わないと思って荷物だったズボンと味のある木と木の実で作られたブレスレット。
無事に物々交換成功です!
ちなみに物々交換が終わって私たちが立ち去った後に彼のボスらしき男性がやって来て、二人でズボンの奪い合いをしていました。
よっぽど欲しかったんですね。笑
さて、そんな感じでバンナ族が大集合のカイアファールのマーケット。

今日は勇気をだして、このマーケットでせかぽろ恒例の血圧測定をやってみます!!
あーどうなるんだろう!
二人とも緊張しまくりのバンナ族へのアプローチが始まります。
▶︎次回:世界初!?バンナ族のマーケットで血圧測定をしてみました。