エチオピアのバスはゲロまみれ。アクスムからメケレへ。
08/SEP/2014 from Axum to Mekele
早朝5時半。
私たちはバスステーションの開門を待っていた。
周りの人は少しピリピリした空気。
そして6時。
開門と同時に一斉に走り出す人々。
眠くてぼーっとしていた私たちも慌てて駆け出します。
前日に宿の人に確認したらこう言われました。
「バスのチケットはどこで買える?」
「チケットは売ってない。コンペティション(競争)だよ。」
そう、今日私たちが乗るメケレ行きのバスは早い者勝ち方式。
そして、私たちもエチオピア人に負けじと猛ダッシュ。
前後にザックを背負っているので思うように身体が動かない。
私より先に着いただいごろがエチオピアの人たちにもみくちゃにされながら何とか二人分の座席を確保。
良かった、無事に乗り込めた。
バスはすぐに満員になり、6時半発車。
ゴンダールからメケレへのバスよりはスピードも速くて今のところオフロードもない。
相変わらずの絶景を眺めながらの移動です。
ところで、エチオピア人は車酔いになる人がすごく多い。
2割ぐらいの人が車酔いで戻してる。
バスの乗務員も慣れたもので常にビニール袋を持っていて、酔った人がいるとササッと袋を手渡す。
袋が間に合わなければそのまま床にリバース。。臭い。
このブログを書いているときも、だいごろの隣の女性が袋を抱えてうずくまっています。
たぶん、みんなバスに乗り慣れてないんだろうな。山道だし。
ほら、だいごろの後ろのおじさんも戻し始めた…。
しばらく走ってアディグラットという街で途中休憩。
バスから降りてすぐのところで、おじさんが人目も憚らずゲーゲー戻してた…。
数十分後、再度バスに乗り込む。
爆睡して船を漕いでるだいごろの肩が私の脇腹をプレスしてきて痛い。
後ろのおじさんが私の背もたれを占領してきて狭い。おじさん、お願いだからこの体勢で戻さないでね。
いつものように家畜が道を塞いでくるので、止まったり進んだりを繰り返します。
そんなこんなでなんとかメケレへ到着。
ドライバーが飛ばし屋だったのか、バスの性能が良かったのか、7時間のはずの道程が5時間半で済みました。ラッキー!
それにしてもみんな本当によく吐いてたなぁ。笑
しかし、これはエチオピアバスのゲロゲロ地獄の序章にすぎなかったのです。。
アクスムからメケレへ
運賃:92ブル
発車時間:6:30am
所要時間:7時間
メモ:バスステーション開門(朝6時)より前にバスステーションに行き、メケレ行きのバスめがけてダッシュしてください。
kicco
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