ついに入国!南米最恐の国ベネズエラ。
パカライマ国境に到着し、ついに入国するベネズエラ。
しかし、ご存知の通りベネズエラではチャベス氏の死後は情勢が不安定で、旅をするには色々と問題が多い国です。
そこで、入国の前に、我々が苦労したベネズエラという国を旅する上での問題点について簡単に紹介します。
問題その1:治安が世界最悪レベル
世界で最も治安の悪い国とも言われるベネズエラ。
特に首都のカラカスは南アフリカのヨハネスブルグと並び、世界最悪の犯罪都市。
週末の3日間だけで殺人件数が100件を超えるという恐ろしい街です。
チャベス氏の死後は反政府デモも多発しているので、カラカスを含め治安の悪い街には絶対に近寄らないようにします。
問題その2:腐敗した警察&軍隊。
治安が悪い時に頼りになるのは警察!
のはずなのですが、ベネズエラではそうはいきません。
この国の警察と軍隊は腐っていて、賄賂なんて当たり前。
それどころか検問と称して観光客の所持品を盗もうとしてくるのです。
これまでにも沢山の旅人が被害にあっていて、バス移動の際に検問で別室に連れて行かれ、取り調べと称してパンツ一丁にされている間に所持品の中からカメラや現金を抜かれるというケースまであるのだとか。
なので、ベネズエラで最も厄介な存在は警察&軍隊と言っても過言ではないのです。
問題その3:闇両替の為の現金持ち込み。
まず闇両替についてですが、ベネズエラには闇両替屋が存在し、公定レートの数倍の価格でUSドル、レアル、コロンビアペソを始めとする通貨の取引を行っています。
なぜそんな事をするのかというと、ベネズエラでは自国通貨のボリバルが急落するのを防ぐ為に通貨規制を行っています。その影響からベネズエラでは個人で外貨を取得するのがものすごく難しくなっていて、彼らは法律を犯してでも外貨を入手したいのです。そして、政府も彼らの事を黙認しているらしく、どの街でも昼間から堂々と取引が行われていました。
闇両替屋は国境や街の片隅などに札束をちらつかせながら立っていて、外国人を見かけるとすかさず群がってきます。
ちなみに、我々が行った時は1ドル=65ボリバル。なんと、公定レートの10倍もの価格で取引が行われていました。つまり普通に空港で両替したりATMでキャッシングしようものなら、滞在コストが闇両替の10倍もかかってしまう事になるのです。なので、ベネズエラの通貨を入手する時は是が非でも闇両替を利用したい所なのですが、その為にはそれなりに大きな額のキャッシュをベネズエラに持ち込む必要があります。
しかし上でも書いたようにベネズエラの警察は最低最悪。
外貨のキャッシュを大量に持ち込む旅人は格好の獲物。鴨がネギをしょってやってくるようなものです。
かと言って、馬鹿正直に公定レートで大損をする訳にもいかないし。。
板挟みになった旅人は、あの手この手でキャッシュを隠して入国を試みるのです。
かくいう我々も、無い知恵をなんとか絞り出しました。
まず僕が考えたのはポテチの中。
開封したポテチの中にビニール袋に入れた札束を入れて、
アイロンできれいに封をし直します。
手荷物と一緒にぶら下げておけば盲点にならないかなと思っていますが、間違えて捨ててしまいそうで恐いです。。
次はきっこの案。
今回の旅で大活躍している血圧計の中に入れる作戦です。
屋台街を探しまわって買って来た精密ドライバーで分解し、
中にドルを入るだけ詰め込みます。
これはなかなか良い隠し場所な気がします。
2人とも「何でこんな事しなあかんねん!」と何度もつぶやきながら作業をしていました。笑
大量のキャッシュを警察から守りつつ日々を過ごす。
これがベネズエラへ入る旅人の宿命です。
問題その4:冷凍バス
南米の長距離バスと言えば、値段もリーズナブルだし快適だしで、我々バックパッカーの強い見方!
のはずが、ベネズエラではそうはいきません。
外の気温は20度以上あるというのに、車内の温度はまさかの13度!!
ベネズエラ人たちは真っ昼間なのに毛布やコートを着込んでいます。
我々も例にもれず冷凍バスのお世話になりましたが、きっこによると僕は「頭おかしいだろ」とぼやきながらすぐに寝てしまったそうです。きっこも爆睡していたようで、2人ともどこでも寝られる体質で良かったです。
でも朝起きた時は寒かったなぁ。
体の芯まで冷えきっていました。。
そんな感じで問題山積みの国ベネズエラ。
南米最恐と言われる所以です。
調べれば調べるほど行くのが躊躇われてきますが、ギアナ高地の大自然や闇両替による相対的な物価の安さは非常に魅力的。
同時期に同じルートで旅をしている人も大勢いて、リアルタイムな情報にも事欠かなかったので、様々なトラブルが起こるのを覚悟の上でベネズエラへ入国したのでした。
次回:検問だらけの絶景バス移動。サンタエレナからシウダーボリバルへ。