ギアナ高地で出会った虹と風立ちぬ。
07/JUL/2014 in Canaima
朝。
目が覚めると美味しそうな匂い。
どうやら朝ごはんを作っているようです。
匂いに誘われてフラフラと調理をしている小屋の方に歩いて行くと、なんと目の前にエンジェルフォールが!!
昨日は真っ暗で気づかなかったけど、どうやらエンジェルフォールの目の前で野宿していたようです。
寝起きの目に再び飛び込んできた絶景にうっとり。
気づいたら30分も眺めていました。
朝食の後は、エンジェルフォールを臨みながら再びボートに乗り込みます。
ボートで進み始めるとテプイの上の方がだんだんだん雲に覆われてきました。
昨日とは一味違ってこれもまた素晴らしい景色です。
そして二時間ほどして太陽が出てきたなぁと思った矢先、目の前に大きな虹が見えました。
写真では伝わり難いかもしれませんが、テプイ自体が相当大きいので、この虹もかなりの大きさです。
しかも目の前に。
こんな大きな虹は生まれて初めて見ました。
そして、それが雄大なテプイの前にかかる景色はまるで夢の様でした。
カナイマに着くと、セスナでシウダーボリバルへ移動です。
今回は普通のサイズのセスナ。
カナイマの小さな空港から飛び立つと、眼下にはテーブルマウンテンを抱くギアナ高地が広がります。
その後、セスナはどんどん高度を上げ雲の遥か上へ。
セスナには何度か乗ったことがありますが、こんな高度まで上がったのは初めて。
外は気圧も気温もかなり低いはずなのに、機体は乗用車サイズでこんなにボロボロ。
隙間だらけなので雲を抜けるたびに水滴が中まで入ってきます。
しかも物凄く揺れるので、高山病なのか飛行機酔いなのかもはや分かりませんが、体がだるくなってきます。
そんな状態で一時間のフライト。
着陸前には大きな雲に飛び込み、水滴がフロントガラスに張り付いては飛んで行き、雲を抜けると一気に視界が開けました。
その時に何故か頭をよぎったのは宮崎駿監督”風立ちぬ”のこのセリフ。
風はまだ吹いているか
ならば生きねば
うん。生きねば!
という事で(?)、エンジェルフォールとギアナ高地とはこれでお別れ。
次回からはベネズエラの街を点々としながらカリブ海を目指します。
daigoro
最新記事 by daigoro (全て見る)
- 世界で出会った野鳥図鑑 - -2018/12/15
- 世界ぽろり旅:完 - -2016/04/02
- 【旅の最大の醍醐味!】世界一周で印象に残った〇〇ランキング!! - -2016/03/08