東チベットにある中国で最も美しい村。
11~12/SEP/2015 in Jiaju
私たちがいるのはダンバ(丹巴、またはロンダク)という街。
この街自体はたいしたことなくて、近くにスオポ(梭坡)とジャジュ(甲居)という有名な集落がある。
ジャジュは「中国で最も美しい村」として、ナショナルジオグラフィックで取り上げられたこともある村です。
最初はスオポだけ行こうとしてたけど、ジャジュに行って本当に良かった。
ここに行かないならダンバに行く意味はない。
今日は、そんな素敵なジャジュを訪れたお話です。
いい宿を見つけた!
まずは、ダンバの街をうろうろしながら車を探します。
橋の近くにミニバス乗り場があって、そこで聞いてみると二人で40元で甲居(jiaju)まで連れて行ってくれることになりました。
貸切じゃないバスを探していたのに、結局二人だけで行くしかないみたい。
でも、タクシーの半額の値段で乗せていってくれました。
ダンバの街から一気に山道を登ります。
そして30分ぐらい走って、山道でバスから降ろされました。
車を降りるとき、ドライバーがどういう訳か、
「ここは裏道なんだ。ここで降りたら入場料は要らないから、そこの階段を登っていけばいい。
だから、40元って言ってたけど、50元払ってくれ。」そう言いました。
本当かなぁ。
そういえば他の旅人で、入場料一人50元をどういう訳か払わなかったと言っていた人がいた。
なんだか本当っぽかったので、50元手渡して、言われた通り階段を登って行きました。
そしてしばらく歩くと、伝統的な家が立ち並ぶ、素朴な村にやってきました。
もともと目星をつけていた宿には人がいなかったので、途中で見つけた宿に行くことにしました。
伝統的な色使いの装飾が施された家。(宿情報は記事の一番最後に書いてあります。)
家族も一緒に住んでいるので、半分ホームステイみたいな感覚です。
一番安い部屋はバスルームなし。食事2食付きで一人60元(約1200円)。
ちょっと小さいけど可愛らしいベッドです。
ここはリビングルーム。
毛沢東の肖像画が貼ってあるのが気になります。
中庭や階段が改修工事中なのが残念だけど見晴らしはいい。
工事中だからぼっとん便所だった。
でも、なんとこんなところなのにWi-Fiつき!しかも結構速かった。意外です。
私たちの部屋にはバスルームがなかったけど、夜になってお客さんが来なかったから空いてる部屋のバスルームを使わせてくれました。
ジャジュの街が見渡せる場所へ
宿も決まったところで、早速散歩に出かけます。
猫好きのだいごろは猫がついてきて大喜び。
かわいい猫!
家にいた子ヤク。
元気いっぱいの宿の子供たち。
おばあちゃんが面倒を見ているのも微笑ましいです。
子供達はだいごろ破れたお尻を指差して笑っています。笑
ジャジュの村は山の斜面にポツポツと伝統的な家が並ぶ美しい村。
斜面を利用して畑があったり、田んぼがあったり。
とんがった屋根の形がかわいい。
遊歩道を歩いて見晴らしのいい展望台まで登ります。
こんどは犬がついてきた。
展望台がある丘の上にはストゥーパやタルチョが。
地元の人がお祈りに来ているんだろうな。
丘の上からはジャジュの村が一望できました。
家の色使いや形も独特です。
屋根の四隅がとんがっているのは、旗を立てるため。
旗に何の意味があるのかは分からなかったけど、チベット仏教の何かがあるのかもしれない。
緑と伝統的な家屋が立ち並ぶ、のどかな街並み。
「中国で最も美しい村」と呼ばれる所以もわかります。
アットホームな宿で、美味しいごはん
家に帰ると、宿のお母さんがごはんを作っていました。
どうやって火を使ってるんだろう。
と思ったら、裏でおばあちゃんが火をくべていました。
おばあちゃんは慣れた手つき。
毎日ごはんをこうやって作っている訳だから、きっとお母さんとの息もピッタリなんだろうな。
そして、広州から来たという旅行者4人と一緒に食事しました。
これからラサまで行くんだって。
私は中国出張で何度も中国人と一緒に食事してるからあまり真新しさはなかったけど、だいごろは新鮮だったみたい。
例えば、おかずを直箸で各自取るところとか、取り皿がなくてお茶碗の上におかずを乗せるところとか、食べるのが早いところとか、一番最後にお茶碗にスープを入れて飲むところとか。
なんか中国出張してたころを思い出すなぁ。
とある工場では名シェフがいて、いつもお昼ごはんに美味しい中華が出てきてた。
次から次に出てくる料理。さすが中国。
こんなにたくさんの料理があっという間に出てきました。
お母さん、段取りがいい!どれも美味しかった!!
たくさん出されたら食意地を張ってしまうのが飢えた私たちの性分。
広州の4人組は早々と食事を切り上げたけど、私とだいごろは居残り。笑
ここの宿は子供が一緒に住んでるから、きゃっきゃ騒いでいて可愛い。
一人と遊んでいると、私もー!!
僕もー!!ってなります。笑
部屋に戻ってからも、窓をバンバン叩いて起こしてくる。
いたずら盛りです。笑
子供がお母さんのところに戻ると月明かりに照らされる静かな部屋。
おやすみなさい。
次の日。
朝起きると、お母さんが手早く朝ごはんを出してくれました。
これまた美味しかった。
おなかもいっぱいになって出発です。
去り際に家の畑を見ると、おばあちゃんが畑仕事をしていました。いつも笑顔が溢れる良いお家です。
ジャジュ(甲居)は穏やかで人が優しくていいところだった!
中国で最も美しい街並みを堪能できて、伝統的な家に宿泊できて、美味しい手料理も食べられて。
おすすめの場所なので皆さんも是非行ってみてください。
つづく
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「波波措客桟」
入口を入ってすぐの一号观景台(展望台)がある道を直進、Y字路で右へ行くと右手にあります。
(地図上では「布布措接待站」と書いてありますが、最近名前が変わったようです。看板も書き換えられていました。)
宿のお母さんが書いてくれたメモ。
Wi-Fiあり。
朝夕2食付きで、バスルームなしの三人部屋一人60元。
バスルームありのダブルルームは二人で170元と言われました。
今工事の真っ只中なので、工事が終わったら値上がりするかも??
子供がかわいい!
この宿の先に「两颗树(两棵树)」という宿もありますが、こっちはいかにもゲストハウスといった感じ。
私たちは、「波波措客桟」の方をおすすめします!
甲居は入場料一人50元必要です。覚悟のほどを!
daigoro
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