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4/SEP/2015 from Kangding to Litang

次の日の朝。
昨日買っておいたチケットを手に、バス停に向かいます。
今いる康定(カンディン)は大した見所もないので、連日の移動になりますが次の街へ向かいます。

今日も朝からお坊さんがたくさん。
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おやつを買ってバス乗り場へ
売店で見かけた、東京ばな奈みたいなお菓子。
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よく見てみると日本語がぐちゃぐちゃ。
こういうのはよく見かけます。
日本の物は人気みたい。これは断じて日本の物じゃないけど。笑
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バス停は朝から大混雑。
自分たちが乗るバスを探すのが大変です。
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地元の人が頭につけたチベット独特の布がカラフルできれい。
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探し回っておめあてのバスを見つけ、無事出発。
 

バスはチベットの奥地へと進む。

車窓から見える景色がのどか。
ここからは標高が高い山々の中を進みます。
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チベット族の人たちが住むこの地域は家も独特。
可愛らしい形と色使いです。
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車窓からの景色のお供は中国製のおやつ。
右の”王老古” は、あま〜いお茶。薬草みたいなちょっと独特の風味。
左のは、小さいぼんち揚げ。この”旺旺”という中国大手食品メーカーの商品はどれも美味しくてお気に入りです。標高が高いので包装袋がパンパン。
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バスはいくつもの峠を越えます。
山の上には大抵ストゥーパ(仏塔)がある。
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山肌にはチベット語の文字。
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集落にはタルチョ(お経が書かれた色とりどりの布)や
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ストゥーパ(仏塔)もあります。
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家畜のヤクもたくさん。
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そして、バスはどんどん美しい山を越えて行き、
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目的のリタンの街が見えてきました。
 

道路が大工事中!

理塘(リタン)に到着したのは昼の3時過ぎ。
8時間ぐらいかかったかな。
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近くにあったお手頃な宿に荷物を置いてから、早速街を歩いてみることにしました。

リタンのメインストリートは大工事中でぐっちゃぐちゃのボッコボコ。
お坊さんたちも歩きづらくて難儀しています。
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工事現場には、驚いたことに男性だけじゃなくて女性もたくさん働いていました。
土を運んだり、穴を掘ったり。
女性がこう言った肉体労働をしている姿を目にすることはあまりないのでちょっとびっくり。
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この人たちも働いていた帰りかな?みんな笑顔で挨拶を返してくれます。
実は女性が肉体労働をしているのには理由があります。
ここチベットには僧侶が多く、「僧侶は働いてはならない」と言う戒律があります。
多くの男性が僧侶となっているこの地域では、女性が重労働の担い手とならざるを得ないそうです。
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こっちには伝統的な色使いの家具のお店。
こういう家具が家で使われているんだ。
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店にいた女の子とおじいちゃん。
恥ずかしそうに上を向いた女の子が可愛い。二人とも仲が良さそうです。
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街にいたおばあちゃん。
みんなとってもフレンドリーです。
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こっちは洗車場。
地面がドロドロなので大忙しです。ここでも女性がたくさん働いています。
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あと、放し飼い豚と思われる豚もたくさんいて、飲食店の生ごみを食べてたくましく生きていました。
子豚がたくさんいてかわいい。
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この街には面白いものがたくさん。
バス移動してきてそのままの勢いで街を歩き回っていましたが、さすがにお腹が減ったので、ロンリープラネットにも載っているレストランへ行ってみることに。

こんなお店。
メインストリートにあるのですぐに見つけられると思います。
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英語が上手なおじさんが店を切り盛りしています。
話を聞いてみると、このおじさんはチベット族ではなくて漢民族なんだそうです。
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よく店に遊びに来る近所の子供。可愛らしい。
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そして、ここの料理は東チベットを旅した中で一番美味しかったです!

昨日いたカンディンの食堂はハズレばっかりでがっかりしたけど、この店のはどの料理もとにかく美味しい!
美味しい食べ物に飢えていた胃袋が一気に癒されました。
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美味しい店を見つけたら通いつめるべし!
リタンには2泊しかしてないけど、滞在中に三回も来てしまいました。
 


ご飯を食べ終わり、日が沈んで薄暗い街を歩いてとある場所へ向かいます。

親子がひざまづいてお祈りしています。
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実はここ、ダライ・ラマ7世の生誕地。
今はしっかりと門が閉められていますが、時間帯によっては中に入れてもらえることもあるそうです。
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親子はお祈りを終えると、周りを時計回りに一周し、また祈って。
それを何回か繰り返し、どこへともなく去って行きました。
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もうすっかり暗くなった街。

仏教の書籍を扱ったお店ももう閉まろうとしていて、店の前にはヤクが一匹だけ。
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街の暗がりでは不思議な形のタバコを吸う若者。
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街には興味深いものがまだまだたくさんあって、名残惜しい気持ちで宿へと帰ってきました。

ここ数日は成都から徐々にチベットの奥地へと移動してきましたが、この理塘の街はこれまでの街とはぜんぜん違う。

すごくチベット仏教の色が強いし、街の人がすごくフレンドリー。

ここも中国の一部なんだなぁ。
文化も住んでいる人も違いすぎて、驚いてしまいます。

そして、明日。
そんな街の凄さを目の当たりにすることになったのでした。

つづく



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