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12〜14/MAY/2015 in Rome

クレモナの街で夢のような時をすごした僕たちが次に向かうのはローマ。
そこから僕たちの友達がたくさん待っているポーランドへのフライトを予約しています。

イタリアに来た唯一の理由である『クレモナに行きたい!』という僕たちの願いは、想像を遥かに超える形で昇華されたので、これで心置きなくイタリアを去る事ができます。
 

初めてのブラブラカー

クレモナの駅から列車を乗り継いでやってきたのはピアツェンツァの街。
今日はここからブラブラカーでローマへ向かいます。
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ブラブラカー(Bla Bla Car)は、ある目的地へ向かうドライバーと、それと同じ目的地へ向かう人が、お互いをインターネット上で見つけて相乗りをする事ができるサービスです。

ブラブラカーのウェブサイトはこちらhttps://www.blablacar.com
 

という事で、約束をしている駅前でドライバーを待っていると、ドライバーが時間通りにやってきました。
イタリアのSIMを持っていないから心配だったけど、ちゃんと待ち合わせに成功して一安心。

ピアツェンツァの駅を出てから、相乗りするもう一人の女性をひろってローマへ出発!
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快適な車は綺麗な山道をぐんぐん抜けて、
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車はあっという間にローマ市内に入りました。

「君たちはどこで降ろしてほしいの?」とドライバーに聞かれたので、”郊外の宿を予約してるけど、ブラブラカーの約束通り街の中心でもいいですよ。”

「宿の場所はどこ?ちょっと地図を見せて。」

そしてしばらく地図を眺めてから「OK、ここなら乗せていってあげるよ。」と言ってくれました。
 

ここはどこ?!動物だらけのローマの宿。

それから20分後。

ドライバーがスマートフォンの地図を見ながら宿の場所へと向かってくれているのですが、どうもおかしい。

なんか、どんどんどんどん山の奥へと入っていく。
そして挙げ句の果てにはぐねぐねの山道に。

「君たち本当にこんな山奥に泊まるの?」「正気?」とドライバーに笑われながら到着したのはこんな場所。

ん??ステーキハウス??ここは一体…。
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でも、何度地図を確認しても宿の場所はここであってる。

ドライバーはもう一人の女性を街まで乗せていかないといけないので、呆然として立ち尽くす僕たちに「グッドラック…。」と苦笑しながら言って去っていきました。
 


 

宿はどこだ?!
周りを見渡してもステーキハウス以外にそれらしき建物はありません…。

仕方ないので唯一の道が続いている方へと歩きます。
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するとそこには衝撃の光景が…!
 

シカ?!
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ロバ?!!
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ダチョウ?!!!
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リャマまで?!!!
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ここ、ローマですよね…?
 


 

ローマに着いた早々に山奥にやってきて、最初に会ったのがシカとロバとダチョウとリャマ?

あまりにも意味が分からなくて笑えてきましたが、しばらく歩くと宿のレセプションが見えてきました。
 

そして、チェックインを済ませて案内された今日のお宿はこんなコテージです!
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部屋は狭いしベッドがあるだけ。
市税込みで一部屋12.4€。市街地からはかなり離れているけど、それでも十分納得の安さです。
“Seven Hills Village” というところです。
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この宿にはキッチンがなかったので、いつものように電熱棒クッキング。
部屋に電源があって助かりました。
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今日のご飯はトマトとツナのパスタ。
試行錯誤の末に、電熱棒クッキングのレシピもかなり増えてきました。
まさやくんとちあきちゃんにもらった鍋もばんばん活躍しています。
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ちなみに向かいに泊まっていた中国人の女の子たちは、枯れ木を拾ってきて火をおこしてコテージの前で料理していました。強者だ…。
 

ローマの街をぶらぶら。

そんなコテージに泊まりながらの3泊4日のローマ滞在。
到着してからは毎日出かけて街歩きをしていました。

まずはバチカン市国に入って、バチカン美術館やシスティーナ礼拝堂、サンピエトロ大聖堂を訪れ
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ミケランジェロのピエタの柔らかさに驚き
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干涸びたトレビの泉に度肝を抜かれ
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それでもコインは投げ込まれる様に唖然とし(あぁ、このコインを集める人になりたい…笑)
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ワルシャワの友達のオススメのカタコンベ(ローマの地下にある巨大な墓所)に行ってみたり、
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古代ローマの街並を眺めたり
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コロッセオの入口から中を覗いてみたりしていました。
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そうそう。そう言えば、街を歩いていたらまたありました!おおかみに育てられる双子の像!
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この赤ちゃんたちはロームルス (Romulus) とレムス (Remus) という名前で、ローマの建国神話に登場する双子の兄弟で、ローマの建設者と言われています。そして伝説では二人はオオカミに育てられたのだとか。

この像を最初に見たのはスペインのセゴビア、そしてミラノの街中、そしてローマ。
全ての道はローマに通ず!とはよく言ったものですね。
 


 

ローマ滞在の最終日には、ティラミスでも食べてみようと出かけました。

ティラミスの店を探して高級ブランド店が並ぶ通りを歩きます。
よく見たらフェラガモの前に物乞いの人が。イタリアの経済格差をまざまざと見せつけられる光景です。
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目の前を颯爽と通り過ぎる車はフェラーリ。
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そんな通りで見つけた高級そうなティラミス屋さん。
でも1つ4ユーロで、ローマにしてはまあまあ良心的な値段設定だったので1つ買いました。
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そして通りを抜けた先の階段でティラミスを食べます。
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そしたら、僕たちが座っていた場所は映画『ローマの休日』に出てきた階段らしい事が判明。
ティラミスがよりいっそう美味しく感じました。笑
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ローマの街を歩いた2日間は、その他にもマエストロにおすすめされたカラバッジョの教会画を見て回ったり、ワルシャワの友達おすすめのトラステヴェレに行ってパスタを食べたり、真実の口のある教会に行ってベタな記念写真を撮ってみたり。

ローマというひとつの街に、驚くほどたくさんの見所がありました。
たくさん観光しすぎてほとんど書ききれていませんが、ローマについて詳しく書かれているブログやガイドブックがたくさんあるので、そちらをご参照ください。笑

▶︎次回:大ピンチ…。悪名高いLCCの搭乗日にローマ全域で大規模ストライキ発生!!



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