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17~18/APR/2015 from Dakhla to Marrakech

ダフラでアイアントレインの疲れを取った後は、モロッコのマラケシュまで一気に向かいます。
バスで24時間の移動です。

朝、果物や野菜を売る人たちが行き交う賑やかなダフラの街を歩いてバス乗り場へ。
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今回利用するのはCTMというモロッコの大手バス会社。
運賃は一人490DH(約6,000円)。
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この会社はしっかりしていて、荷物のタグを付けてくれます。
モロッコでは荷物に別途お金が必要。バス会社によっては荷物代でぼられたりもめたりすることも。
バックパックは1つ5DHでした。
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きっちり時間通りに発車したバスは、西サハラの砂漠を抜けていきます。
バスは綺麗だし道も全部舗装されててるしめちゃくちゃ快適。
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砂漠の一画に一面紫の花畑!すごい生命力!
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砂漠の真ん中にもモロッコの大きな旗。でも、まだここは西サハラ。
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そんな車窓の景色を眺めていると、何もない砂漠の道を歩いている人がいました。
よくこんな暑い中を何キロも歩けるなぁ。

変わった服装の人を見かけました。
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次にバスが寄った街の入口にも。
この姿を見て、ねずみ男を思い浮かべてしまうのは私だけではないはず。
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とんがってます。笑
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そしてお楽しみの食事タイム。
途中の休憩場所で食べるごはんはどれも美味しかった。

これは魚のフライ。
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牛肉のタジン。
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そして、飲み物は決まって激甘シャイ。
なんとこんなにでっかい砂糖のかたまりを使います!!
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ポットに砂糖のかたまりをジャブンと入れて、シャイをコップに注いでまたポットに戻して…を何度か繰り返して、温度を下げていきます。
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あと、「カフェオレ」と頼んで出てきたのがこちら。
最初真っ白だから間違えてホットミルクが出てきたのかと思ったけど、横にインスタントコーヒーの粉がついていました。笑
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今回の移動はバスがすごく快適なので、読書がはかどります。

読んだのは旅人のバイブル「アルケミスト」。
主人公の少年が砂漠を旅するお話です。
私たちも一泊二日だけだけど砂漠を旅したばかりだから読んでいて親近感が湧きます。
これから向かう、タンジェやスペインのアンダルシアが出てくるので面白いです。

そうそう、主人公の少年のキャラバンは二百人近い人と四百頭の動物がいたんだって書いてありました。
少年はスペインで産まれ育ち、そこからモロッコに入ってなんとエジプトのピラミッドまで旅します。
昔は本当にそういうキャラバンもいたんだろうなぁ。
 

●アルケミストで気に入った言葉のメモ●

「誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった。」

「私たちは持っているもの、それが命であれ、所有物であれ、土地であれ、それを失うことを恐れています。しかし、自分の人生の物語と世界の歴史が、同じ者の手に寄って書かれていると知ったとき、そんな恐れは消えてしまうのです。」

「私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に今に心を集中していれば、幸せになります。…(略)人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。」

「彼は過去の教訓と未来の夢とともに今に生きたいと思った。」

少年が旅に出るまでの下りはなかなかハッとさせられることが多かったです。
読んでいると旅に出たくなるかもしれないので要注意。笑

 


 

途中で通過したボンジュールという街の入口では何故だか分からないけどダチョウがお出迎え。
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砂漠の中に電線と無機質な建物。
西サハラの街の郊外はどこもこんな感じの雰囲気でした。
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出荷されていくラクダ。
こうやって運ばれるんですね。。
またしてもシマとシロを思い出してしまいました。
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そして砂漠に沈んでいくきれいな夕陽。
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砂煙の中に消えていく様子がすごく幻想的でした。
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日が暮れた22時頃。
バスは西サハラの首都ラアユーンに到着しました。

これまでの西サハラの街とは違って街灯もちゃんとあるし、道は綺麗に舗装されています。
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走っている車も新しそうなものばかり。
こんなところだなんて知らなかったなぁ。エジプトよりもよっぽどきれい。
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街の広場は夜遅くまで若者たちで賑わっています。
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そして次の日の朝。

目覚めると目に飛び込んできたのは色鮮やかな山々!!
昨日までの砂漠は一体どこに?
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だいごろは「きれいな道路。まるで日本にいるみたい。」と横で言っていました。

そんな道路にもアラビア語とフランス語が併記された看板があったり、歩道橋を山羊を連れて渡る人がいたり。
やっぱりここはモロッコだ。笑

ここからはアトラス山脈の横をかすめてモロッコのマラケシュへと進んでいきます。
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マラケシュに近づくにつれて徐々に緑が増えてきました。
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このアトラス山脈と偏西風があるから、モロッコはエジプトと同じ緯度でもエジプトよりも雨がたくさん降って緑豊かになるんだろうな。
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自転車で下校中の学生たち。
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だんだんと街の中に入ってきました。
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そしてバスはマラケシュのバスターミナルに到着!
バスを降りるや否やタクシーの客引きが群がってきて、バカみたいに高い金額を吹っかけてきます。

長時間の移動で疲れていたけど、がんばって根切ってからタクシーに乗り込み、辿り着いたのはこんなに小洒落た宿。
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「地球の歩き方」にも載っている “Hotel Medina” です。
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部屋は狭いけど清潔感があります。
一泊一室100ディルハム(約1,200円)。素晴らしいコストパフォーマンス!
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屋上には広い洗濯スペースがあったので、アイアントレインで汚れた服の洗濯をしました。

すると…

水が真っっっ黒に!!
※これですすぎ2回目です…。
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こうして、ようやくアイアントレインの汚れをすっきり落とす事ができたのでした◎

次回はマラケシュの街を歩いてガッカリ(?)したお話です。



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