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14/APR/2015 in Atar

ラクダに乗ってオアシスから帰ってきた日のお昼すぎ。

今からシンゲッティの西にあるアタールという街へ向かいます。

昨日ご飯を食べたついでにアブドゥがタクシーを手配してくれたので、宿の前から乗り込みます。
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来るときもそうだったけどタクシーはぼろぼろでエアコンなんてありません。
でも窓を開けると火傷しそうなほどの熱風が外から入って来るので、少しだけ開けて蒸し風呂のタクシーの中でひたすら我慢です。

そんな車内で癒しになるのは街で買った冷えた飲み物だけ。

そうそう、モーリタニアに入ってからは買物をするとビニール袋じゃなくてビニールの網(?)に入れられます。なんでか分からないけどどこで何を買っても網に入れられます。
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こっちの方が安いのかな??暑さとは何か関係あるのかな?

どちらにしても、買った水がお湯になる前に飲んでしまわないと…。
 

アタールの街と家族がとってもフレンドリーなオススメ宿。

車はシンゲッティを出て3時間ぐらいでアタールの街に入りました。

シンゲッティに比べるとかなりの都会に見えます。

オアシスからシンゲッティに戻ったときはシンゲッティがあれだけ大きな街に見えたのに…。
なんだか不思議な感じです。
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アタールの街並はこんな感じ。地面も家も全部土の色です。
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ほとんどが木と泥で作られた建物。
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街角にあつまる奥様方。
やっぱりどの国でも女性の衣装には華があります。
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家族がとってもフレンドリーなアタールのオススメ宿!

そんな街並を抜けて辿り着いたのは、アブドゥがおすすめしてくれたこんな宿。
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中には家族が住む建物と、モーリタニア風のテントが2つ。
宿泊客は建物にある部屋か、モーリタニア風テント、もしくは自前のテントに泊まる事が可能です。
一人一泊1000ウギア(約400円)。
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どこに泊まっても値段は同じそうなので、僕たちはベッドが二つ置いてあるモーリタニア風テントに泊まる事に。

穴だらけだけど蚊帳も付いてるし、なかなか快適。
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しばらくベッドに寝転んでラクダ旅と蒸し風呂タクシーの疲れを癒そう。

と思ったけど、暑すぎて汗が止まらない…!

テントの下の日陰で寝てたのに、起きたらベッドが汗で水たまりみたいにびっしょりになっていました。
 


一眠りして起きると、宿のお母さんがシャイを入れてくれました。

ここのも砂糖たっぷり。めっちゃ熱いしめっちゃ甘いけど、暑い暑い砂漠の国で飲むと何故か美味しい。
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シャイを飲み終わって、水シャワー(もちろんお湯はでません。というか必要ありません。笑)を浴びると、家の子供たちに「こっちこっち!」と呼ばれました。
 

呼ばれたところに行ってみると、「これ持って!」「回して!!」と言われたので、言われるがままに持って、回します。
この遊びはこの後1時間も続きました。笑
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どこの国でも子供は元気だなぁ。
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いつまで経っても終わらない長縄。

暑くて死にそう…と思っていたら、

”だいごろだけ子供ちゃんと遊んでずるい!”と言いながらきっこがのこのこやってきたので、”ごめんごめん”と言って綱を渡して逃げました。
 

さらに1時間以上も長縄を続けた子供たち。

この後きっこがヘロヘロになってテントへ戻ってきた事は言うまでもありません。笑
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始めて食べるモーリタニアの家庭料理!

宿に住んでいる家族のお父さんはめちゃくちゃフレンドリーで親切。

笑顔が素敵なお父さんと、子供ちゃんを抱っこして満面の笑みのきっこと、不満げな子供ちゃん。笑
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朝起きると、家族の朝食に招待してくれて、パンとシャイを分けてくれたり
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日中に暑すぎてベッドでごろごろしていたら昼ご飯をくれたり。
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夜ご飯は別料金(1500ウギア、約600円)でしたが、こんなモーリタニアの伝統料理を作ってくれました。
これはクスクスという料理で、小麦粉をこねてから小さい粒にしたものです。
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これに野菜とラクダ肉の煮込み料理をかけて手で食べます。
シマ、シロ。ごめん…。
ラクダ旅で乗せてもらったラクダたちの顔を思い浮かべてしまいました。

でもラクダ肉はやっぱり美味しい。
たまに砂が入ってシャリシャリしてるけど、そこが本場のモーリタニアならではです◎
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そんな親切なお父さんは現在宿のウェブページを作成中。

日本語にも対応したいという事だったので、これまでのお礼にページのレイアウトと日本語訳を手伝いました。
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出来上がったのはこんなサイト

現状はまだ英語とフランス語しか公開していないみたいですが、”AUBERGE ET CAMPING INIMI”という宿なので、アタールに来られる際は是非泊まってみて下さい。
 

ぽろり旅存続の危機?!MacBook Airが熱暴走!!

この宿には遅いけどWi-Fiがあったので、久々にブログでも書こう。
昨日までいたシンゲッティにはネット環境なんてなかったから久々の更新だ。

と思ってリュックに入っていたMacBookAirを手に取ろうとすると、

アッッツ!!

熱くてとてもじゃないけど持てなかった。

何これ!鉄板みたいになってるやん!!
上に生卵置いたら3分で目玉焼きができそうなぐらい。
 

なんかヤバそうだったので、アルミ部分を濡れタオルで15分ぐらい冷やしてから起動。
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でも作業してたら1秒ぐらいフリーズしてすぐ直る現象が多発。
なんか挙動がおかしい…。

それでも普通に動いていたので日記を書いていると、だんだん予測変換の処理がタイピングに追いつかなくなってきて、次の文字が打てないぐらい遅くなってきた。

さすがにヤバそうと思って電源を落とそうとしたら、画面に見た事もないメッセージが出てきた!!

メッセージは5カ国語ぐらいで書かれていて、出てから一瞬で消えたので何が書いてあったのか読めなかった。

そしてMacBookの画面が真っ暗になって動かなくなってしまった…。
 


これまで散々酷使してきたMacBook Air。
でも何故だか分からないけど壊れるなんて思ってもみなかった。
これで出発してから頑張って続けてきたブログももう書けない…。

無くなってから気付く大切さ。

しばらく悲しみに暮れていたその時…
 

”ジャーーン” という聞き慣れたいつもの起動音が!!

そしてMacが勝手に再起動しました!!

ボディを触ってみると、またしても火傷しそうなぐらい暑い…!

「息を吹き返した!!早く冷やさないと!!」

そう叫びながら水道の蛇口へダッシュし、濡らしたタオルをシャットダウンしたMacBook Airにかぶせて抱きかかえます。

そしてMacBook Airの容体をじっと見守る僕たち。
 

その後、風当たりの良い場所にMacBook Airを寝かせて、一晩安静にさせる事に。

寝ているMacBook Airの濡れタオルを何度も交換しながら夜通し看病すると、次に日には元通りのMacBook Airに戻っていました。

良かったねMacBook Air。笑
 


僕たちが作業していたのは風通しの良い屋外の、しかも屋根のある日陰。

体感ではそこまで暑くは感じなかったんだけど、それでも日なたの気温は50度近くにはなっていたはず。
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廃熱効率を考えて設計されたアルミボディのMacBook Airも、きっとモーリタニアのこんな環境下での使用は想定外。

空気が熱いだけで、こんなに温度が上がってしまうんですね。
ビックリです。

多分取説を見たら使用できる気温の範囲が書かれていると思うので、みなさんも旅でPCを使う場合はご注意ください◎



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