えっ?今日はカーニバルじゃない?!まさかのテント泊 in オルーロ
13/FEB/2015 in Oruro
今日はオルーロでカーニバルが行われる日。
オルーロのカーニバルと言えばリオのカーニバル、ペルーのインティ・ライミと並んで、南米三大カーニバルに数えられるお祭り。
ユネスコの無形文化遺産にも初回に登録されています。
ラパスで情報収集したところ今年は2月13日にカーニバルが始まると聞いたので、12日までラパスでゆっくりしてからバスでオルーロにやってきました。
カーニバルの期間中はどこの宿も宿泊費が10倍以上になるので、朝一番のバスでラパスからオルーロに来て、同じ日の夜行でウユニに抜ける作戦です。
オルーロのバスターミナルで今日の夜行のチケットを買って、荷物もあずけて準備万端。
さあカーニバルだ!!
バスターミナルを出ると、ツーリストインフォメーションの前にはカーニバルを待つバックパッカーたちがたむろしています。
ツーリストインフォで街の地図をもらって、カーニバルについて色々と尋ねます。
”カーニバルは何時から始まりますか?”
「朝8時よ。」
”8時、もうすぐですね!”
「もうすぐじゃないわよ。だってカーニバルは明日だから。」
”へ?”
「だからカーニバルが始まるのは明日の朝8時。スペイン語分かる?」
”…”
”えーと、じゃあ今日は…。”
「今日は何もないわよ。」
”…”
えーーー!!
ラパスの旅行代理店の人は今日からって言ってたのに!!
だまされた?何なの?え?もうわけ分からん!!
…。
とにかく無いものは無い。
にわかには信じられなかったので街の人も聞いてみましたが、みんな明日からと言っています。
なんてこった…。
せっかくこの日のためにラパスで日程調整して乗り込んで来たのに。
プーノで路頭に迷った教訓を生かして一泊もせずに抜ける作戦を立ててたのに…。
早朝のバスで疲れたしお腹も減ってたので、とりあえず朝ご飯を食べながら考えます。
街の定食屋に入って適当に頼んで出て来たこの料理。
芋や肉を煮込んだ上からお粥とソースがかかっているのですが、これがおいしかった!
その後に屋台で食べたチャルケカンというオルーロの伝統料理もおいしい!
(茹でトウモロコシと芋にリャマの乾燥肉をかけた料理)
これも!
これも!
ボリ飯はマズいと思ってたけどオルーロのご飯はなかなかいける!
この後行ったウユニやポトシのご飯も美味しかったし、もしかしてマズいのはボリ飯じゃなくてラパスのラパ飯だけなのかも。
そんなオルーロの料理を食べながら二人で考えたけど、やっぱりここまで来たからにはカーニバルは見たい。
”宿は絶対バカ高いと思うけどカーニバルの見学料だと思って我慢しよう” とプーノの時と同じ言い訳をしつつ、既に購入済みだったバスのチケットを明日の夜に変更してもらって、宿探し。
でもどの宿も予想通りバカ高い。
安くても二人で4000円ぐらいから。
しかもカーニバル期間の3日間パッケージでないと予約できないところばかり。
だんだん値段を聞くのもばからしくなってきます。
これはバスターミナルで野宿かなぁ…。
早朝のバスでここまでやってきて、バスターミナル泊をして、その次の日に夜行バス。
しかも夜は間違いなくめちゃくちゃ冷え込む。
ああ、嫌だ…。
せめてどこかにテントを張れないかな。
やっぱり横になって寝たい。
でもオルーロの治安はぱっと見でもあまりよくないのが分かるので、公園ではなく民家や宿にテントを張らせてくれないか交渉して回ります。
そして1時間ぐらい頑張って、二人で80ボリ(1600円)でテントをはらせてくれる宿が見つかりました。
ダメだダメだと言われ続けながら粘って、なんとかこのビルの屋上のスペースに張ってもいいと言ってくれました。
トイレとシャワーは自由につかっていいけど、Wi-Fiなし、キッチン有料。
もうこの辺りで手を打とう。
疲れていたし、他の宿なんて100USドルとか200USドルとかするのも当たり前なので、もう贅沢は言ってられません。
今日の寝床はこんなとこ。
屋根が無いし、夜は雪が降るほど冷え込むらしいから雨が降ったら地獄だな…。
でもこの宿のチョイスが正解でした。
屋上には充電するところがないので何度か受付で電子機器を充電をさせてもらったのですが、そうしてるといつも宿の子供がたくさん寄って来ます。
やってきたのは10歳から12歳ぐらいの子供たち。
一番年上のお姉ちゃんに聞いた所、ここは家族経営の宿でカーニバルシーズンは子供たちも一緒に宿の手伝いをしているんだって。
子供たちは僕たちのカメラの写真を見て楽しそう。
興味津々でいろいろ聞いてきます。
するとカメラを見ていた男の子が突然、
「もこんちんちーん!!」
と言ったのでビックリして、
”えっ?もこんちんちん??”
とカメラを覗き込むと、これでした。これの名前らしいです。
しかも、正しくは「もこんちんち」らしいです。笑
僕たちの写真をみて大はしゃぎの子供たちですが、カメラに写るのは恥ずかしいみたいで、撮るよー!と言ったらすぐに顔を伏せてしまいます。
コロンビアで買った日本語とスペイン語の会話本を見ながら「いたーい!」「たすけてー!」とか覚えてました。笑
後でやって来たお父さんお母さんもやたらフレンドリーで色々話してくれました。
子供たちは7人兄弟で大家族!
この宿も他と同じく3日間連泊するお客さんしか泊めないらしいけど、日本の事が好きらしく今回は特別だと言っていました。
本当は宿の手伝いをしている子供たちもカーニバルに行かせてあげたいんだけど、忙し過ぎるから昼は宿の前で手伝いをしながら遊ばせて、深夜になってから出かけるんだとか。
カーニバル中は一階のトイレを公共トイレとして解放しているんだけど、その料金の回収を7歳の男の子がやっていたり、受付を一番上のお姉ちゃんがやっていたりで大忙し。
でもそのおかげでみんなと話す事が出来て楽しかったなぁ。
という事で今日の寝床はそんな家族の住む宿の屋上。
子供たちと話せて楽しかったし今日はよく眠れそうだ。
おやすみなさい。
と思っていたら嫌な予感が的中して、深夜に大雨が降りました…。
外はめちゃくちゃ寒い上に雨がテントの中にまで入って来て ”これは死ぬ!” と思ったので、屋上にあった物置に避難して何とか寒さをしのぎました。
ああ。寒かった…。
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移動日:2015/2/13
運賃:30ボリ
所要時間:4時間半
メモ:
30分おきにたくさん出ています。
daigoro
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