深夜のルサカ。現金を使い果たして路頭に迷う。。
20〜21/OCT/2014 from New Kapiri Mposhi to Lusaka and Livingstone
タンザン鉄道の旅を終えた私たちが今いるのはザンビア。
長い長い列車旅で結構疲れていましたが、ここニューカピリムポシからミニバスに乗って一気に首都のルサカに向かいます!
でもここで一つ問題が…。
ここニューカピリムポシ駅にATMが無かったので、私たちの手持ちのキャッシュはタンザン鉄道の車内で両替した112クワチャのみ。
112クワチャって日本円で言うと3000円ぐらい。
3000円だったら行けそう!と思うかも知れませんが、タンザン鉄道がザンビアに入った途端に物価が高騰したのをみると、嫌な予感しかしません。
果たして私たちは手持ち3000円で二人とも無事に宿まで辿り着けるのでしょうか?
不安だ…。
ザンビアの首都ルサカへ。
駅を出るとルサカ行きのミニバスを発見。
でも料金が一人50クワチャ。
二人で100クワチャ(2500円)もする!高い!
けど交通手段がこれしかない以上乗らない訳にはいかないので泣く泣く乗車。
この時点の残金12クワチャ(300円)。ぎりぎりすぎる。。
その後、移動中にお腹が減りすぎて死にそうだったのでパン一個(2クワチャ/50円)、水500ミリリットル(2クワチャ/50円)を購入。やっぱり物価が高い。
街を見渡してみても人々の暮らしが豊かになったようには見えないのになぁ。
この時点の残金、8クワチャ(200円)
途中、羽アリが大量発生してバスのフロントガラスがえらいことになりました…。
フロントガラスの白いのは全部羽アリがつぶれた汁です…。
ワイパーではとれないので、運転手が何度も車を止めて外から水をかけて洗い流していました。
羽アリは窓の隙間から車内にも入ってきてきもかった。。
車内は羽アリからもげた羽だらけで大惨事です。
途中でまたお腹が減ったから茹でトウモロコシを買ったけど2.5クワチャ(60円)でタンザニアの2倍、エチオピアの4倍の値段。物価が突然上がって厳しい…。
この揚げパンにクリームを挟んだのは美味しくてだいごろのお気に入り。2クワチャ(50円)
途中に野菜屋さんがたくさんあった。
トマトの並べっぷりが素敵です。
この時点での残金、3.5クワチャ(88円)。
や、やばい。おやつ買いすぎた!
深夜のルサカで路頭に迷う。
ルサカに着いた頃には辺りはもう真っ暗。
ミニバスから降ろされたのは目当ての宿から2kmほど離れた場所。
でももう夜だから全財産を担いで歩くには危ない。
もちろんタクシーに乗るお金なんて全然ないし、白タクばかりだからタクシーに乗ってからATMに寄ってもらうなんてこともできない。そんなことしたら自分からタクシー強盗に会いに行くようなもの。
近くを探しまわると本命のミニバスを発見。ミニバスなら安いはず!
運転手にどこに行くのか聞いてみると、宿の近くまで行くみたい。
ただ、運賃が一人4.5クワチャ(113円)もする…。
二人で9クワチャ(227円)必要だけど、所持金はたったの3.5クワチャ(88円)。
全然足りない…。
どうしようかとミニバスを覗き込んでみると、中に乗っていたのは優しそうなお姉さん。
彼女によると近くにATMがあるらしい。
でもその方向に歩いてみたけど全然見つからないし、危ない空気がプンプン。
真っ暗だし酔っぱらいがたむろしてる。
ミニバスに戻ると人がいっぱいになってきて今にも出発してしまいそう。
もう他にバスもなさそうだしこれが出てしまったらこんな危なそうな場所で野宿する事になる。
もうなるようになれ!と所持金不足のまま二人でミニバスに乗り込む。
そのとき、後ろに立ってたおじさんにお尻をめっちゃ触られた。今思い出してもめっちゃ腹立つー!!!
バスに乗り込むのに必死で何もできなくて、そんな自分も不甲斐ない。
次同じようなことがあったら、絶対グーでパンチしてやる!
それよりも問題はお金です。
ミニバスの集金係に何とか3.5クワチャで勘弁してくれとお願いしてみますが、取り合ってくれません
早くしないと目的地に着いてしまう。
どうしようかとあたふたしていると、さっきATMの場所を教えてくれたお姉さんが話しかけてきました。
「あなたたちいくら持ってるの?」
苦笑いしながら握りしめていた3.5クワチャを見せると、彼女はそれを受け取ってなんと残りを支払ってくれました!
なんて優しい!!
お姉さんの降りる場所がたまたま私たちと同じだったので、降りた後にATMを探してお礼の気持ちも込めて20クワチャ(500円)を渡しました。
その後お姉さんと別れようとすると、「私の妹が車で迎えに来てるからあなたたちの宿まで送ってあげるわ。」
と言ってくれました。
や、優しすぎる!!
宿までは徒歩10分ぐらいの距離だったけど、人気のない住宅街を通らないとだめだし、客引きみたいな男もまとわりついてきていたので送ってもらえて本当に有難かった。
ありがとう!!
物価が高すぎて涙が出ます。
こうして何とか辿り着いた宿はLusaka Backpackers。
いかにも欧米人が好みそうな広々した宿です。
でも8人ドミがUS12ドル、4人ドミがUS15ドルとお高い。
長い移動でめちゃくちゃお腹が減っていたので、まず宿に併設されていたレストランで腹ごしらえ。
頼んだハンバーガーは一食35クワチャ(800円)!!
美味しかったけど高過ぎる!!
でも他に食べるところはないし、泣く泣くお勘定を済ませたのでした…。
ご飯を食べ終わってチェックインしようとすると一番安いドミが満室だったので、少し離れたところにある一人10USドルの宿を紹介してもらいました。
そして紹介された宿に到着したのは夜の1時すぎ。あー、疲れた…。
でもこの宿はシャワーがあっつあつでお湯もじゃぶじゃぶ出て最高だった!
フェリー1泊とタンザン鉄道で2泊してシャワーを丸3日浴びてなかったのもあって、旅に出てからの8ヶ月間で間違いなく最高のシャワーでした!!
ルサカからリビングストンへ
ルサカに着いた次の日。
今日はリビングストンへ移動したいので、バスステーションまで3kmの道のりを歩く。
ザンビアの物価高がきつすぎるので節約です。
歩いてみてびっくりしたけどルサカの街並みは本当にきれい。
街路樹が大きくて道幅も広い。歩道も歩きやすい。
3年前に行った南アフリカもそうだったけど、アフリカにこんなに整備された街があるなんて驚きです。
歩いているとお腹が減って来たので、水とサモサとバナナを買いました。
でもバナナ一本1クワチャ(25円)って、日本より高いんじゃ…。
庶民の味方のバナナにまで物価高の魔の手が…。
バスステーションに着くと、9時発のリビングストン行きのバスが間もなく出るらしく、お値段は140クワチャ(3200円)。他にもうちょっと安いバスもあるみたいだったけど、じっくり選んでる時間もなくチケットを購入しました。
ザンビアに入ってからお金のことばかり書いてるけど、ほんとに高い…。
物価が高すぎてすぐに脱出したくなる。
1ドル120円の円安の煽りももろに受けてる。助けてー!!笑
でも私たちが乗るバスはこんっなにきれい!!!
この旅で乗ったバスで最高級!お値段だけのことはあります。快適!
乗っているのは地元の人が半分、観光客が半分ぐらいかな。
みんなお金持ちだ。
車内ではお菓子とジュースのサービスまでありました!
途中のバス休憩では、トイレ代2クワチャ(50円)、フライドポテト6クワチャ(150円)。
高い。。フライドポテトなんてちょこっとしか入ってなかったのに…。
すっかりアフリカの安い物価に慣れてしまっていた私たちには、一つ一つが大打撃。
値段を聞く度に目を白黒させていました。笑
バスは心地よいスピードで田園風景を走り抜けます。
そしてあっという間にリビングストンへ到着。
(あっという間なのは二人とも爆睡していたからで、実際は5時間ぐらいかかっています。)
バスターミナルでバスを降りて見つけた宿はFawlty Towersというところ。
ドミの部屋だけで5室ぐらいと個室15室ぐらいのかなり大規模な宿です。
一人8USドルで高いけど、こんなに広々したプールやバーまである。
共有スペースも快適そのもの。
ちなみに宿で両替レートを確認すると、US$1=6.4Kw。
今の正規レートはUS$1=5.1Kwで、街の両替屋さんでもUS$1=6.3Kwなので、宿で両替した方が圧倒的にお得です。
という事で、アフリカを発つフライトが迫っているのと物価が恐いのとで、ザンビアを一気に北から南へと駆け抜けました。
明日は人生2度目となるあの滝へ行ってきます!!
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ニューカピリムポシ(New Kapuri Mposhi)からルサカ(Lusaka)へ
移動日:2014/11/20
運賃:50クワチャ
所要時間:4時間
メモ:
駅で待っているミニバスに乗り、途中で大きいバスに乗り換えました。
ルサカ(Lusaka)からリビングストン(Livingstone)へ
移動日:2014/11/21
バス会社:Mazhandu Family Bus Services社
運賃:140kw
所要時間:7時間
メモ:
Mazhandu社のバスは一日2便。
9時発のバスは140kw、11時半のバスは112kwでした。停車駅の数や車体の質が違うみたい。
kicco
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