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14〜16/OCT/2014 from Nairobi to Kampala

犯罪都市ナイロビを脱出する日がいよいよやってきた。
宿は久々のWi-Fi付き(遅いけど)で快適だったけど、キベラも訪れたし、壊れたレンズの諦めもついたし、もうこれ以上この危険な街に滞在する理由はありません。
 

次の目的地はウガンダの首都カンパラ。

ナイロビとカンパラを結ぶバスは、Kampala CoachとQueens Coachの2社が有名。
オフィスは私たちの泊まっているNew Kenya Lodgeのすぐ近くで、出発もオフィスのすぐ前から。
私たちが予約したのは宿のスタッフおすすめのQueens Coach、カンパラまで2300Ksh(約2800円)。
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ちなみに、クロスロードという名の通りにも何社かカンパラ行きのバスを見つけました。値段は見てないけどバスが古そうだったし、そっちの方が安そうな雰囲気でした。
 

ナイロビを脱出しカンパラへ。

バスは夜19時集合で19時半に出発。

集合時刻の19時ちょうどに宿を出ます。
宿から百歩も歩かないぐらいの距離だけど、全ての荷物を持って夜のナイロビを歩くのはやっぱり緊張します。

自分たちが今日乗るバスの近くでは、たくさんの人が座ってぼーっとしてた。
何が目的か分からないから怖い!

バスに近づくとすぐにスタッフが気付いてくれて、バックパックを荷物入れに入れてくれました。
もちろん、エチオピアと違って荷物代を請求されることもありません。

車内はこんな感じ。
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掃除が行き届いていて、ちゃんと開け閉めができる窓、分厚いクッション。
広々とした座席にはシートベルトもきっちり付いている。
そしてなんとリクライニングもできる!!

そんな日本では当たり前のことに感動する。
思い返せば数か月前に南米で乗っていたバス以来のクオリティの高さ。
エチオピアが特に酷かったからそのギャップにいちいちテンションが上がる。

さらに、出発前にはコーヒーとビスケットのサービス。
出発直後にはペットボトルの水、中盤ではマンゴージュースまでくれた!!
至れり尽くせりの対応に心が和む。
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快適すぎるバスに、出発後はすぐに眠ってしまいました。
 


しばらく走って22時ごろ。
ナクルの街で小休憩。

ガソリンスタンドにレストランとコンビニが併設されていました。

ちなみにここの近くにあるナクル湖国立公園はフラミンゴがたくさんいる事で有名です。
 


そして次の日の午前4時ごろ。
ケニアとウガンダの国境に到着。

ここの国境は24時間開いているみたいです。
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私たちはケニア入国時に3国共通ビザを取得していたので、スムーズに国境を通過。

ここでケニアシリングをウガンダシリングに両替してしまったけど、カンパラの街中には山ほど両替屋があってそっちの方がかなりレートが良いので、急いで国境で両替する必要はなかったです。

写真はカンパラの両替屋さん。レートはお店によってかなりばらつきがあります。
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ちなみにウガンダシリングの最高額紙幣はゴリラ。

この国は野生のマウンテンゴリラが生息している事で世界的に有名です。
その保護区を訪れるゴリラトレッキングが人気のようですが、1時間のツアーなのに600USドルと聞いて顎が外れそうになったので、私たちは断念しました。
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バスに戻ると再び二人とも爆睡。

気がついた時にはカンパラにある大型ショッピングセンターに到着していました。
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まるでインドみたいにカオスなカンパラの街

大きなバックパックを背負ってカンパラの街を歩く。
赤い花はおそらくタマリンドの花。
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街の中心に向かって2kmぐらい歩いたかな。

人通りと交通量が近隣諸国と比べてかなり多い。密度が高い。
エネルギッシュで混沌としていてちょっとインドを彷彿とさせる。

人ごみが苦手な私は歩くだけですごく疲れます。
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バイクやバイクタクシーがめちゃくちゃ多くて、縦横無尽に走りまくっていました。
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バイクタクシーは便利だけど、対向車線だろうが歩道だろうがお構いなしに走るので、危なっかしくて乗るのも街を歩くのも気疲れする。
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女性はケニアと同じくストレートヘアーが多い。
ストレートとは言ってもアフリカの人はくせ毛なのでカツラの人が多いみたい。彼女もカツラっぽい。
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カツラを付けていない状態で丸刈りの女性もたくさんいました。
学生は男女問わず丸刈りが多かったです。
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女性はワンピースが好きみたいです。
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ウガンダの人たちの顔はケニア人とは近い感じがするけど、エチオピアやスーダンの人たちとは全然違います。
始めはアフリカの人の顔はみんな同じように見えていたけど、だんだん分かるようになってきました。

それにケニアに入ってから、太った人をよく見かけるようになりました。特に女性。
エチオピアのバスにはとてもじゃないけど乗れないだろうな。
 


それと、びっくりしたのが街の中にヒンズー教の寺院があった事。
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よく見てみるとカンパラの街にはインド人がかなりたくさんいます。
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これはウガンダがかつてイギリス領だったから。
同じイギリスの植民地だったインドから人がたくさん連れてこられたそうです。
この写真の建物もヒンズー教関係の施設と思われます。
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その他にもムスリムの人が結構いました。
スーダンの人たちみたいな小さくて丸い帽子をかぶっている人たちもよく見かけました。
 


ウガンダの人々はバナナが主食。マトケと呼ばれています。
使われているのは緑色の甘くないバナナ。
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そして私たちに馴染みのある黄色くて甘いバナナも売られていて、かなり美味しい!
1本10円ぐらいで買えたかな。
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ウガンダの人たちはみんな英語ができるので、私に対して「Yes, Ma’am」と言ってくれます。
エジプト、スーダン、エチオピアでは「ジャパン!」「チャイナ!」「マイフレンド!」、酷い時は女性の私に対して「ミスター!」と呼んでくる人までいた(これはエチオピアの話。笑)ので、ちゃんと「マダム」扱いされることがちょっぴり嬉しい。
 


これは市場。
他の国なら客引きが殺到する場所ですが、ウガンダでは絡みがほとんどありません。
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オレンジは8個ぐらいで1000Ush(40円)とかなり安い!
でも苦くて全然美味しくなかった。。残念。
値段は交渉制だけど、ほとんどボラれる事はなかったです。
 

街中にある食堂へ行ってメニューから適当に頼んでみると、出てきたのは魚の煮物と卵が入った揚げ物。
うーん大味。
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これは豆やチキン、フルーツが取り放題のレストラン。
ワンプレート10,000Ush(約400円)。
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大型スーパーマーケットがたくさんありました。
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そういえば中国系のホテル、ショッピングセンターもよく見かけました。
アフリカに来ると、中国人の力に本当に驚かされます。
 


ミニバスのターミナルはこんなに大混雑!
混雑しすぎて出発してからターミナルから出るだけで数十分かかることもよくあります。
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ちなみにこの国ではミニバスは”タクシー”と呼ばれていて、ちゃんと一座席に一人ずつ座ります。
そして時間通りに出発する。しかもぼられない。
感動です!!笑
 

ミニバスは日本の中古車が多かったです。
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そんなカンパラで私たちが泊まった宿は、地元の人が多く利用していた“Mukwano”という安宿。

“地球の歩き方”にも載っていて、セミダブルの部屋が20,000Ush(800円)。
じめじめした雰囲気は嫌なので、窓があって一番陽当たりがいい部屋を選びました。
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バイクタクシーで韓国料理屋さんへ

ウガンダにはちょっぴり有名な中国・韓国料理屋さんがあります。

エジプトからウガンダまで旅してきてそろそろアジアの味が恋しくなってきた私たち。
だいごろがエチオピアで低血糖で倒れたのもあったので、今回はちょっと奮発してそのレストランに行ってみる事にしました。
 

私たちが泊まっていた宿から3kmぐらい離れていたので、使ったのは”ボダボダ”と呼ばれるバイクタクシー。
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このバイクタクシーが3人乗りでめちゃくちゃ恐かった…。

バイクは車とすれすれを通り抜けるし、車線も完全に無視。
右側通行なのか、左側通行なのかなんて考えない。ただ、空いている方を走る。
対向車にぶつかりそうになって、何度もヒヤヒヤして思わず目をつむってしまう。
しかもヘルメットは運転手だけで私たちの分はなし。

ただでさえバイクは恐くて嫌いなのに。
 

短い距離のはずなのに緊張してめちゃくちゃ長く感じて、ようやくお目当てのレストランに到着。
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二人でよだれを垂らしながらメニューを散々眺めた結果、ビビンバセットとキンパセットを注文。

スープと4種類の漬物がついていてめちゃくちゃ美味しかった!
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合わせて29,000Ush(1,200円程度)とお高いけど、アジアの味に胃袋が癒されました!!

ちなみにお客さんは中国人のビジネスマンが多かったです。
 


美味しいご飯が食べられてご満悦の私でしたが、どうもカンパラに来てからというもの空気が悪いのか咳が止まりません。

道路は舗装されてるから砂埃は少ないけど排気ガスが酷すぎるみたい。

喉が痛くて苦しい。
 

私たちは数日間カンパラに滞在していましたが、だんだんと夜も眠れないくらい咳がひどくなってきたので、新鮮な空気を求めて次はカンパラの郊外にあるエンテベという街へ行ってみる事にします。

エンテベはビクトリア湖の湖畔にある小さな街なので、空気もまだましだろうしゆっくりできそうです◎
 

〜移動情報〜
ナイロビからカンパラへ
移動日:2014/10/14
バス会社:Queens Coach社
運賃:2,300Ksh
発車時刻:19:30
所要時間:26時間半
メモ:国境の両替はレートが悪いので、カンパラの街に着いてからするのが良いです。


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