ゴミとゲロだらけの車内で垣間みるエチオピア人の我慢強さ。
09/Sep/2014 from Mekele to Lalibela
朝5時。
長らく滞在したメケレのホテルを出る。
エチオピアのバスは早朝発ばかりなので、移動する日はいつも早起きです。
今日はメケレからラリベラへ。
まずはホテル(Merkeb Hotel)のすぐ目の前のバスステーションへ向かいます。
今回の移動はダナキルツアーで出会った、英語がぺらぺらの中国人Yinと一緒。
発音もきれいだしすらすら言葉が出てくるし、ほんとネイティブかと思うほど。
一緒に話していると良い英語の練習になります。
バスステーションへ向かう途中、ラリベラ方面へ向かうミニバスがちょうど来ていたけど満席で乗れなかった。ミニバスの方がスピードが出るので、乗れたら圧倒的に早く行けてたので残念。。
ちなみにミニバスは一人150ブル。
朝5時半。
バスステーションのゲートが開く。
そしていつも通りエチオピア人たちと競争しながら全力でバスに駆け込む。
ラリベラへの中継地点、ウォルディア行きのバスへ乗り込みます。
このバスはそれほど人気がない便らしく、満席になるのにやや時間がかかり6時半に出発しました。
朝8時頃、バスが検問で止まったと思ったらそのまましばらく動かなくなりました。
何事かと、隣の男性に尋ねたらドライバーの免許証の期限が切れていたそう。
30分ぐらい警察に捕まった後、ようやく動き出しました。
お客さんをみんな待たせて大迷惑!…のはずだけど、みんなあまり気にしてないみたい。笑
時間に厳しい国だったら誰かが激怒したりクレームをつけたりしそうなものだけど、エチオピア人は「ふーん、そうなの。じゃあ待つしかないね。」というぐらいの反応。
今日のバスはいつも通りスピードが遅い(上り坂で時速が数十キロしか出ない)バス。
メケレからラリベラへは、ローカルバスやミニバスを乗り継いで行く必要があり、タイミングによって一日で行けたり二日かかったり。
エチオピアの移動は予測が困難なので運次第なので、今日中にラリベラに着けるか心配になってきます。
中継地点のウォルディアで一泊する人もいるみたいだけど、ウォルディアは本当に何もない街。
何とか今日中にラリベラまで行ってしまいたい。
バスの車内ではいつも通りエチオピアの音楽が延々と流れていました。
どのバスに乗ってもおなじ曲が流れるので、否が応でもメロディーが耳に残ります。
一番印象に残っているのはこんな歌詞の曲。
ママエママエ ナナメマンマァエー
ママエママエ モジャミマンマァエー
ママエママエ シャカリマンマァエー
「ママエ」というのがアムハラ語で「お母さん」という意味らしいです。
さらに、
マツァマツァー マツァマツァ
という曲もよく耳にしました。「マツァ」は「夜」を意味します。
夜遊びするぜ、という曲なのかな?分からぬ。
途中、30分の食事休憩。
シロ&インジェラを食します。
インジェラが余り好きではないYinはパスタを食べていました。
そしてお昼1時頃、ウォルディアに到着。
運良くすぐにラリベラ行きのバスが見つかりました。
ラリベラ行きのバスは一日に数本しかないらしく、乗り継ぎ出来なくて一泊したという情報をよく見かけたので運が良かったみたい。
Yinが地元の人を味方につけて交渉してくれ、バスの運賃は100ブル。
そしてだいごろが一番後ろの5人席のうち3席を確保。
さっき乗ったバスよりは快適。
隣は3ヶ月ぐらいの赤ちゃんを連れた若いお母さんが乗っていました。
かわいいあかちゃんも見れるし、一日一本あるかないかのバスに乗れたし、ラッキー!
バスの振動で写真がぶれぶれ…。お母さん美人さんです。
そんな幸せな時もつかの間、私とお母さんの間に無理矢理男性が割り込んできた!
ううぅ、狭い…。
だいごろがドライバーやバスのスタッフと交渉するも、ここは5人席じゃなくて6人席だと言い張られる。
そういえばフィリピンでも同じようなことがあった。
そのときやっぱり私とその隣の女性の間に割り込もうとしたおじさんがいて、でも隣の女性がめちゃくちゃ強く断ったので事なきを得た。
でもこういう状況に弱い私はそのまま妥協してしまった。。
文句言えない。うう。
自責の意味を込めて、せめてだいごろとYinのスペースが狭まらないように踏ん張る。
結局、3人席に4人+あかちゃんが乗ってる状況。
私の太ももは男性のお尻に半分踏まれてる。
バスが右に曲がる度に重みがのしかかる。
このまま5時間かぁ…。
しばらく走って、途中の村で止まったかと思うとさらに人が乗り込んできた。
満席になってから発車したのに、さらに人を乗せるなんて。
もちろん席なんてなくて、目の前のおじいちゃんは地べたに座ったり、お尻が痛くなって立ったり、を繰り返している。
おじいちゃんが座るときは、2人席に3人座っている。
こんなバスだから5人席に6人座るなんて当たり前のことなんだろう。
なんかつくづく、エチオピア人って我慢強いな、と思う。
バスに乗るために早朝から並んで、苦労して乗ったバスは足のスペースが全然なくて、何時間も休憩もなくて、身動きがとれないからお尻痛くて、車酔いまでして、窓がない席には雨が吹き込んで、のろのろバスはなかなか前に進まなくて、理不尽な理由で待たされて、でもなんかみんな文句ひとつ言わずにじっと耐えてる。
普段の仕事のきつさに比べたら、長距離バスなんてどうってことないのかもしれない。
程なくして、おとなりのあかちゃんの授乳の時間。
お母さんはふくよかなおっぱいをポロンと出して、恥じらうでもなく隠すでもなく、そのまま授乳を始めた。
そして、その後あかちゃんは寝てしまったのだけれど、お母さんはずっと片側のおっぱいを数時間丸出しのまま。日本では考えられない。みんな布で隠してるのに。
男性がすっぽんぽんで泳いだりしている姿は何度も見たけど、女性も胸をさらけ出すことに何の抵抗もないなんて驚き。
さすがに写真を撮るのは躊躇われたので写真はありません。悪しからず。笑
バスが途中停車したところで、売り子が一斉にバナナとサトウキビを売りにきた。
さとうきびは、歯で外側の皮をメリメリッとめくって中身もガシガシ歯でかじりとってからクチャクチャ噛んでジュースを飲み、最後は残った繊維をペッっと吐き出します。一本1ブル(5円)ぐらい。
メリメリガシガシクチャクチャペッ。
しばらくすると、通路にはバナナの皮やサトウキビをかじった後の繊維といった生ごみが全部捨てられていました。
ガシェーナ(Gashena)という村で休憩した後は、舗装されていない山道へ。
隣のあかちゃんは揺れが激しすぎて寝れずぐずり出す。
乗客をさらに増やして、通路も人がいっぱい。
乗る方もこれが最終バスだから必死。どんなにきつくても乗り込んでくる。
おじさんが私の鞄の上にちゃっかり腰かける。
重いぜ。おじさん、その鞄の下には私の足があるのですよ。
そして今日のバスも相変わらずみんな車内で吐きまくってる。。
だいごろの足元は後ろの席の女の子のゲロまみれでした。。。
でも今日もまた外は絶景。
天気はいまいちだけど。
かわいい家々。
相変わらず子供が牛や山羊を連れて歩いている。
山道は想定以上に時間がかかる。
日が沈み、間もなく着くかと思ったけど、まだまだ道半ば。
結局着いたのは夜8時。
床はすっかりゲロと生ゴミまみれ。
朝5時半にバスに乗り込んだから、14時間半も移動し続けたことになる。
しかし長いバス移動が終わって、一息つく間もないのがこのエチオピア一の観光地ラリベラ。
バスを降りるとすぐに客引きが2、3人取り囲んできました。
彼らの目的はホテルからの紹介料やチップやトゥクトゥク(三輪車タクシー)のぼったくり。
ホテルを紹介してやる、トゥクトゥクに乗って行け!と全員が一斉に話しかけてくる。
町の中心まではかなりの坂道を登らないといけないので、トゥクトゥクに乗ろうとすると、客引きたちがこぞって100ブルだと言い張ってくる。
普通に乗ったら10ブルで十分なのに。。
夜遅いし疲れてるしで仕方なくトゥクトゥクに乗る事にする。
さすがに100ブルは払えないので、だいごろとYinが交渉して30ブルで手を打ってもらう事になった。
しかし私たち3人が乗り込むと、客引き二人が同じトゥクトゥクに乗り込んできた。
目的地に着いたら宿を無理矢理紹介してきてコミッションを取るつもりだ。
もー!めんどくさい!!ややこしい!
宿ぐらい自力で探すのに!
そして目当ての宿に着いても、ずーっとつきまとってくる。
彼らが現地の言葉で宿の人と口裏を合わせて紹介料込で宿代を高めに要求するので、客引きが着いて来るだけでどの宿も料金が跳ね上がる。
それでも三人で手分けして客引きを分散させ、なんとか安宿を見つけて一部屋70ブル(約350円)で泊まれる事になりました。
安いだけのことはあって、設備は最悪。
虫だらけ、じめじめ、トイレの水が流れないからバケツから流す、外は寒いのにシャワーは水、しかもシャワーヘッドが壊れているから、あらゆる方向から水がどばどばと吹き出してくる…。
ベッドにはいかにも虫がわいてそうなので、アルミシートをベッドにかぶせて就寝。
それでも朝起きると、全身にかなりの数の虫さされがありました。
いつも通りだいごろは何ともなくて私だけだけど。
まあ宿が見つかっただけ良かった。。
なんやかんやでもう夜の9時。
何とかまだ開いていたレストランを見つけ、食いっぱぐれずに済みました。
今日の夕食はインジェラ&ベジタブルシロとベジタブルスープ。
今日もエチオピアの国内移動は大変でした。
あー疲れた!!
メケレからラリベラ
※私たちは大型バスで移動しましたが、運良く全ての移動でミニバスを捕まえることができた友人は、所要時間たった7時間ほど(大型バスの半分!)で移動できていました。ミニバスを見つけたら飛び乗りましょう!
1、メケレ(Mekele/Mek’ele)からウォルディア(Woldiya/Weldia)へ
運賃:104ブル
発車時刻:6時半頃、満車になり次第
所要時間:6時間半
メモ1:
メケレのバスステーションは二つ。
古い方が中心部、新しい方が離れたところにある。
ウォルディア行きのバスが出るのは古い方で、メルケブホテル(Merkeb Hotel)のすぐ東側。アクスムホテルやアステヨハネスホテルから10分徒歩圏内のところ。
バスステーションは朝5:30に開門。
メモ2:
ウォルディア行きのミニバスも不定期に出ている。
運賃150ブルのミニバスがあったが、満車で乗れなかった。
2、ウォルディア(Woldiya)からラリベラ(Lallibela)へ
運賃:100ブル
発車時刻:満車になり次第。最終バスは噂によると14時。
所要時間:8時間