第6回、カイロで血圧測定サービス。
09/APR/2014 in Cairo
ウザい大国エジプト。
この国で測定すると、絡まれまくってえらいことになりそう。
血圧計売れや何やの騒ぎになって、持っていかれちゃったりするかも…。
人が集まりすぎていつまで経っても店仕舞いできないかも…。
でも、この沈没生活の中、血圧測定をせずにカイロを去るわけにはいかない。
不安とドキドキが交錯する中、覚悟を決めました。
まずは、宿のイスラムにお願いしてアラビア語の紙を作ってもらいます。
ミミズ文字で全然読めないけどありがとう!
お礼も兼ねて、イスラムともう一人の宿スタッフのムスタファの血圧測定。
二人とも高血圧じゃなかった。
喫煙者&酒飲み(ムスリムなのに)&ハシシ吸いのムスタファは、「やった、まだまだタバコ吸えるな!」と喜んでいました。笑
そして、いよいよ意を決して宿の近くの広場へ。
しばらく紙を持って待ってみるも、反応なし。
文字が小さくて読みにくいのかな??
おかしいなぁ。もっと人が群がってくると思ったのに。
そして15分ぐらい待った頃、となりに座っていたおじいさんが話しかけてきました。
「君たちは何でこんなことをしてるの?みんな警戒してるよ。」
あ、そうなんだ!
警戒されてたんだ。
そう言われてみれば、確かにみんな訝しげに見てきていました。
今までの国では警戒されたと感じたことはなかったな。
旅人はよくぼったくられ、騙されるこの国エジプト。
ここに住んでる人にとってみても、騙されることは日常的に起こるのかもしれない。
私だって、エジプトで「無料で〜します」っていうサービスがあったとしても、絶対に信じないもの。
裏がある、あとで別のところでお金を請求される、って思う。
みんな疑り深くなってるのかもしれない。
そのおじいさんとしばらくお話して、おじいさんの警戒心が解けたところで血圧測定することに。
すると、たぶんまわりでこっそり様子を見ていた人がじわじわ集まってきて、徐々に軌道に乗ってきました。
でも、来る人来る人、男性ばかり。
エジプトはイスラム国なので、女性は人前で肌を露出させてはいけないから、それを気にしているのかもしれない。
女性にも目配せしてみてるけど、断られてばかり。
そんな中、血圧測定を終えたある男性が、自分の妻の測定をしてほしいと言ってきました。
奥さん26歳、旦那さん47歳の歳の差婚です。
奥さんは妊娠中なんだって。元気な赤ちゃん産んでね!
あと、ひとつ驚いたのが、アラビア語の数字(正式にはアラビア・インド数字と言うらしい。)しか書けないおじさんがいたこと!
エジプトの人だったらアラビア数字も読み書きはできると思ってたな。
*日本人が使っているのがアラビア数字(0123456789)でアラブ圏で使われている数字はアラビア・インド数字(٠١٢٣٤٥٦٧٨٩)
これが、おじさんがメモ帳に書いてくれた年齢。(一番下の行)
おじさんは43歳。
アラビア語の数字が読めるようになった私たちには分かります。
今日は1時間近く測定サービスをしましたが、測定に来た人たちはみんな穏やかで、しつこい絡みをしてくることは全くなかったです。
ウザい国代表のエイプトだっただけにすごく意外。
サービスする側とされる側。立場が違うとこんなに対応が違うものなのかと衝撃を受けました。
測定が終わるとみんな笑顔でありがとうと言って握手してくれました。
ちなみに、カイロの薬局で血圧計を見つけましたが、日本のメーカーのものは見つからなかったです。
おわり
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kicco
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