血圧測定でセクハラ被害?! × アルメニア名物ザリガニのお味は…
15~16/JUL/2015 from Tbilisi to Yerevan
ジョージアの首都トビリシから次に向かうのはアルメニア首都のエレバン。
エレバンへは夜行列車で行くかマルシュルートカで行くか。
トビリシ駅まで値段を確認しにいきました。
電車は一等103ラリ、二等68ラリ、三等43ラリ。
三等が売り切れだったので、夜行列車は予算オーバー。
マルシュルートカで行くことにしました。
マルシュルートカは一人35ラリ(約1900円)。
やっぱりこの国の人は観光客を見ても全然ぼったくってこない。
みんな正規料金をちゃんと教えてくれる。
出発の朝、『ホステル・ジョージア』の受付を無事ジョージア人スタッフのラリちゃんと交代し、『ホステル・ジョージア』に泊まっていた、TくんとMちゃんと一緒に向かいます。
Tくんは大のコーラ好き。
毎日2ℓのボトルを一人で買って飲み干している。
今日もボトルを抱えて駅へと歩いています。
それにしても、ここジョージアはコーラがめちゃくちゃ安い。
2ℓでも確か100円ぐらいだったかな?
コーラって本当にすごい。
これまで私たちが訪れた80近い国の中で、コーラを見なかった国はキューバしかない。
キューバ、ミャンマー、北朝鮮の3カ国が長い間コーラがなかったけど、3年前にミャンマーはコーラ製造開始。
今は、北朝鮮とキューバだけだけど、キューバはきっともうすぐ解禁されるんだろうな。
そうしたらあとは北朝鮮を残すのみ!
こんな会社って他にはない!世界制覇まであと一歩!
さて、話はだいぶ脱線しちゃいましたがエレバン行きのマルシュルートカはジョージア駅前から出ています。
だいごろは助手席。
人が集まるのをしばらく待っていると、助手席と運転席の間に少年用の臨時シートができました。
少年は一人旅。不安気な表情を浮かべたお母さんが見送りに来ていました。
ジョージアだけじゃないけど、この辺りの国の人は車のミラーにはお守りをぶら下げている人がすごく多い。
だから車に乗ったら一目で宗教が分かっちゃう。
トビリシを出ると、2時間でアルメニアとの国境に到着しました。
さようなら、ジョージア。
こんにちは、アルメニア。
アルメニアはビザが必要な国なので国境で取ります。
アルメニア・ドラム、ジョージア・ラリ、USドルで払えるけど、私たちが行ったときはドラムが一番お得でした。
ドラムで払ったらお釣りはもらえるだろうと思って用意してたのに、何故か係の人が全然お釣りをくれない。
TくんとMちゃんの所持金と合わせたらなんとか足りたので支払うと、奥に見える箱の中に大量のドラムの小札を持ってるのが見えた!ひどい!!
もしみんなのお金を合わせてもぴったり払えなかったら、おつりを諦めて余分に払うことになってたかもしれない。
ビザ代は3000ドラム。ぴったり払えるように用意しておく事をおすすめします。
これは国境を越えた後しばらくしてから休憩所で食べた料理。これが大外れ。
高いしまずい。特に『レモネード』って書いてある炭酸飲料が薬の味がしてまずすぎて飲めなかった。
注文しないと何が出てくるか分からないから仕方ないか…。
そんな料理にがっかりしていると、なぜか隣りで食べていたアルメニア人のおじさんがコーヒーをおごってくれました。ありがとう!
そこからはのどかな風景が続きます。
アルメニア正教の教会もありました。
アルメニアの首都エレバンに近づくと、見えてきたのはこんな看板。
紫の花のマーク。1915年に何かがあったみたい。何だろう。
エレバンに着く直前。
だいごろの助手席の横の子供が車を降りると、おばあちゃんがお迎えに来ていました。
顔がそっくり!長距離移動、一人でよくがんばりました。
そしてエレバン駅前に到着。
すごい立派な駅!
ここから向かうのは、超有名な日本人宿『リダの家』。
宿とは言っても、実際はおばあちゃんの家の一部を貸してくれる感じです。
エレバンにはもう一つ最近有名になりつつあるホステルもあるけど、私たちは迷わずリダの家に泊まることにしました。小綺麗なホステルより、地元の人の生活に近づけるリダの家の方が絶対楽しいはず。
トビリシの宿、『ホステル・ジョージア』にあった情報ノートを頼りに行ってみます。
ここかな?
正解です。
リダの家でした。
リダおばあちゃんが招き入れてくれました。
ご近所さんとお話するリダ。なんだかのんびりできる雰囲気です。
だいごろが好きな猫もいます。ほっそりした猫!
猫の腰の曲がり方がサザエさんのオープニングの猫みたい。笑
これから、リダの家での日々がスタートします。
娘さんや親戚も一緒に住んでいて賑やかです。
リダの家の宿代は物価の安いアルメニアの中でもかなり安い。
一人一泊たったの1500ドラム(約390円)。ちょっと前までは1000ドラムだったというから驚き。
でも、リダの家にはないものが2つ。
ひとつは最近の旅人には欠かせないWi-Fi。
でも、駅に行けば無料のWi-Fiがあるので大丈夫。
駅は確か7時ぐらいに閉まるので、その後Wi-Fiを求めて『エレバン・モール』に行きました。
ここのWi-Fiは結構速かった。
私たちがブログを書いている横で、子供たちが動物に乗ってショッピングモールの中を走り回っていました。笑
ただ、エレバン・モールへの道は夜はかなり暗いし、途中で変な人に声をかけられたりして怖かった。
暗くなってから行くのはおすすめできません。夜はリダの家でゆっくり過ごすのが吉。
リダの家にないもうひとつのもの、それはシャワー。
だから、シャワー屋さんに行かないといけません。
シャワー屋さんは結構遠い。
リダの家から20分ぐらい歩いたところにあります。
シャワーは1時間で1000ドラム(約260円)。
待合室もあってみんなで順番にシャワーを浴びることができるので、3〜4人で一緒に行くとお得です。
待合室はこんな感じでゆっくりできます。
アルメニアはそれほど暑くなかったし、シャワー屋さんは遠いし値段も高いのでみんな2日に一回ぐらい浴びにいく感じでした。
あの看板の意味
街に出ると、やっぱりあの看板がたくさん出てきました。
たくさんのお店や建物にもステッカーが貼ってあります。
壁に説明が書いてあったので読んでみました。
これは1915年にアルメニア人がオスマン帝国から受けた虐殺を忘れないためのもの。
虐殺の被害者数については諸説ありますが、一説によると150万人もの人が亡くなったと言われています。
アルメニア人の虐殺については有名な話だと思うけど、私自身は全然知らなかった。
今でも多くのアルメニア人たちはオスマン帝国の主な後継国家であるトルコを非難しているそう。
街中のいたる所にあるポスターやステッカーからも、今でも憎しみが続いていることがひしひしと伝わってきます。
旅をする中で、こうやって知らなかった歴史や問題を知ることができる。
すごく大切なことだなって思います。
エレバンぶらぶら街歩きで美女探し
まずはエレバン駅前へ。駅前は午前中は賑やかなマーケットになります。
野菜がとにかく安い!ビニール袋いっぱいの野菜を買っている人が何人もいました。
それから、メトロに乗って中心部へいってみました。
ジェトンが安っぽくてびっくり。簡単に偽造できそう。笑
メトロは地下深くて、何となく雰囲気がロシアっぽい。
ここも旧ソ連だからかな。
アルメニアの中心部には真新しい大きな教会がありました。
街の中には水場がたくさんありました。
アルメニアは美人が多いことでも有名です。
繁華街のメイン通りの通称はその名も『美女通り』。ここです。
早速美女を探してみました。笑
あ、コスプレイヤー。笑
しばらく美女を探していると、日本好きの可愛い女の子が自分から話しかけてくれました。
美人姉妹!!
アルメニアはやっぱり噂通り美女多い。
でも意外にも写真嫌いな人が多く、何人か美女に写真を撮らせてほしいと頼んだけど断られちゃいました。
血圧測定でセクハラ(?)に遭う!
ここでも血圧測定をやってみました。
まずはリダおばあちゃんから。測定が終わってから”問題ないよ” というとにっこりしてくれました。
リダの笑顔はすごく温かくて、心がほわっとします。
娘さんも測定しました。
それから街へ。
血圧測定場所に選んだのは、エレバンの繁華街のど真ん中、共和国広場の噴水の前です。
この噴水は夜になると噴水ショーがあって見応えがあるそうです。
まずは英語で書いた紙を持って血圧測定スタート。
すると、ボランティアでガイドをしている学生がアルメニア語で書いてくれました。
全然文字が違うから面白い!
アルメニア語の紙を持っていると少しずつ人が集まってきました。
でも、血圧測定の反応は薄い。
みんな自分の血圧を大体知ってるんだろうな。
お隣のジョージアでもたくさん血圧計を売っているのを見つけました。
みんな血圧に関する知識があるし、血圧測定の習慣が広まっているって感じました。
この女性も月に1回ぐらいは友達の血圧計を借りて測ると言っていました。
やっぱりこれぐらい発展している国だったらあまり反応が良くないなぁ。
血圧測定しがいがあまりない。
そうやって測定していると、とあるイラン人が測定してほしいと言ってやってきました。
イランは宗教的に禁止されていることが多い一方でアルメニアは自由な国。
自由を求めてお隣のアルメニアにやってくる人も多い。
いつも通り、血圧測定しました。
と、ここで事件発生!
血圧測定が終わって立ち去ろうとしたとき、イラン人の男性に胸を鷲掴みにされました!
被害にあったのは、なんとだいごろ。笑
イランはイスラム教の戒律が厳しい国なので、フラストレーションが溜まって男性同士でもいろいろあったりするのかな…
ただの悪ふざけなのか何なのか分からなかったけど、怖くなって逃げるように立ち去りました。
イランは個性的な国だけに、トラブルや変な話もよく耳にします。
次に向かう国はイラン。イランに行くのがちょっと怖くなりました。
アルメニア名物、ザリガニを食す!
エレバンにある市場に向かいました。
飾り付けが賑やかなスイーツ。
これは何だろう?ピーナッツとかかなぁ?
スイカの季節です。
鶏とウサギ。
あとはサメなんかも売っていました。
リダの家の情報ノートには、サメ・ウサギなど日本で売っていない食べ物の調理方法が丁寧に書かれていました。誰かが調理したんだ。すごい!
アルメニアでは何と言っても名物はこれです。
ザリガニ!レストランでも食べられるけど、市場で探してみることにしました。
市場に行くとやっぱりあった!
おばちゃんが試食させてくれました。
ハーブと一緒に茹でてあってちゃんと味がついてて美味しい!
調理の仕方もいまいち分からないし、これを買って帰る事にしました。
300gで500ドラム(約130円)。安い!
アルメニアの野菜をたくさん入れたパスタと一緒にザリガニも食べました。
並べてみました。笑
たくさんあったので、リダの家に泊まっていた日本人宿泊客と一緒に食べました。
「日本のザリガニと顔つきがちがう」って、愛知の田舎で育ったというひろしくん。
私はザリガニあまり見たことないから分からないけど。どう?
頭を割って味噌を食べ、胴体を横からぺりぺりめくって肉を食べる。
エビみたいな味で、味噌が美味しい。
あまり味がしないって聞いてたから全然期待してなかったけど美味しくてびっくりした。
食べにくいのが難点だけど。
そのまま茹でて、茹で汁を雑炊とかにして食べたらめっちゃ美味しそう。
猫も嬉しそうに食べています。良かったね。
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